CPIレンタルサーバーの本当のすごさは仕様だけでは分からない

最新の測定結果があります。新しい記事を参考にしてください。

CPI(KDDIウェブコミュニケーションズ)のレンタルサーバーと言えば、ビジネス仕様(法人向け)として非常に有名です。しかし、公式サイトの仕様をみると、他のレンタルサーバーと比較しても際立つ特徴はあまりないように感じます。それでいて、初期費用や月額料金は他社と比較してかなり高額です。いったいCPIの何が優れているのでしょうか?

多くの機能が無制限対応なのは確かに特徴ですが、低価格帯のレンタルサーバーでも同じような仕様は存在します。

転送量 ディスク容量
メールボックス容量
マルチドメイン
(サブドメイン)
メールアカウント データベース
メールマガジン メーリングリスト FTPアカウント Cron  

ディスク容量の無制限対応は珍しい仕様ですね。

仕様では分からないすごさは、PHPやデータベースなどの基本的な「処理性能」です。他のレンタルサーバーであれば、アクセス数が多くなる夜間帯など、明らかに処理性能が落ちますが、CPIはいつでも安定した処理性能を維持しています。

それでは、CPIレンタルサーバーの処理性能について調べてみましょう。

測定方法

WordPressを設置したサイト(サーバー)を利用します。

  • 「1,500文字~2,000文字/記事」の投稿と削除
    • 100記事をまとめて投稿、投稿後に全削除
  • 投稿と削除はWordPressの標準関数を利用
    • wp_insert_post、wp_delete_post

これを5分間隔で実行し、処理時間を測定します。

100件程度は大した負荷ではありません。それでも、共用サーバーですので連続処理とならないように、少しwait処理を入れています。

測定結果

24時間の測定結果となります。X軸は時刻(0時~24時)を表します。

投稿(秒) 削除(秒) 合計(秒) ばらつき(秒)
0.98 1.38 2.36 0.05

この結果を見て、「すごいな!」と思える方はレンタルサーバー通かもしれません(笑)。

ばらつきが小さく、この程度の処理は全く負荷になっていません。ハードウェアの性能に相当の余裕があることが分かります。

低料金レンタルサーバーとの比較

それでは料金が10倍以上違うロリポップ!「ロリポプラン」で測定した結果と比較してみましょう。

この比較結果を見て「ロリポップ!の性能は悪い」と勘違いしないようにしてください。そもそも、料金差が大きいので比較対象とはなりません。あくまでもCPIが優れていることを証明するための一例です。

  CPI ロリポップ!
平均時間(投稿+削除)(秒) 2.36 9.82
ばらつき(秒) 0.05 3.96

CPIにとっては負荷にならない処理でしたが、ロリポップ!にとってはかなりの負荷になっています。

ロリポップ!ではアクセス数が多くなる日中から夜間にかけて、処理速度が明らかに遅くなっています。ばらつきも大きいので、処理が終わるまでの時間も不安定です。

この結果を見ればいかにCPIのサーバーが余裕をもって稼働しているかが分かるでしょう。ばらつきも驚くほど小さく、ほとんど同じ時間で処理が終わっていることが分かります。高性能なサーバーを採用していることもありますが、1つのサーバーに収容しているユーザー数が少ないのでしょう。アクセス数に対する性能低下が緩やかであり、処理性能に余裕がありあます。

レスポンス測定(サイトスピード)の記事を見てもらうと分かりますが、決してCPIのレスポンス性能は優れているわけではありません。しかし、ビジネス仕様らしく常に安定したレスポンス性能を維持するための「安定性重視」の仕様(構成)であることが分かります。

エックスサーバークラスのレンタルサーバーを利用していて性能に不満があれば、CPIを検討しても良いかも知れません。

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