CPIとエックスサーバーのFTPレスポンス性能を比較してみよう

この記事の内容は古い可能性があります。最新の測定記事を参考にしてください。

前回の測定結果が実際の操作感(体感速度)とかけ離れていたため、新しい測定プログラムで再測定を実施しました。測定方法を変更したことにより、これまでに測定した他のレンタルサーバーとの比較が行えないため、レンタルサーバーとして知名度の高いエックスサーバーとの比較を行います。

測定方法

  • Webページを構成する19ファイル(テキストファイルや画像ファイル)のアップロードとダウンロード
  • 合計ファイルサイズは約1.8MB

最大3つのファイルを並列転送します。レンタルサーバーがそれ以上の同時接続を許可していて、FTPクライアントも並列転送に対応していれば、この測定結果より早く転送できることになります。

5分毎にアップロードとダウンロードを実行します。

測定期間

  • 2日間

測定と言っても一度きりでは意味がないので、一定期間の継続した測定を行っています。一定期間測定することで、夜間と日中の差を確認することもできます。

測定経路

データセンターの所在地については、下記のページを参考にしてください。

家庭用回線からの測定となります。家庭用回線は測定中であってもサーバー以外のPCで普通にインターネットを利用しています。家庭用回線のサーバーは測定専用として測定以外の処理は行っていません。

  • 家庭用回線の測定環境
    • eo光(K-Opticom/関西電力)100Mタイプ
    • ルーターと測定用サーバーは有線接続

ダウンロード測定結果

グラフのX軸は2日間を4時間毎に区切っています。つまり、2日間×(24時間/4)=12となっています。また、色の付いている部分は夜間(18時~2時)を示しており、利用者が多くなる時間帯を分かりやすくしています。

測定失敗 測定に失敗した割合。()内は回数
10秒以上 転送に要した時間が10秒を超えた割合。()内は回数
20秒以上 転送に要した時間が20秒を超えた割合。()内は回数
平均時間 転送に要した時間の平均値
ばらつき 母標準偏差(グラフ上の値は標本標準偏差)
  CPI エックスサーバー
測定回数 576 576
測定失敗 0%(0) 0%(0)
5秒以上 3.13%(18) 22.0%(127)
10秒以上 0.35%(2) 0.69%(4)
平均時間(秒) 2.89 3.11
ばらつき(秒) 0.79 2.03
転送速度(kbps) 4,999 4,658

転送速度は単純な計算値です。実測値ではありません。

アップロード測定結果

  CPI エックスサーバー
測定回数 576 576
測定失敗 0%(0) 0.35%(2)
5秒以上 11.6%(67) 0.87%(5)
10秒以上 0.69%(4) 0%(0)
平均時間(秒) 4.24 1.28
ばらつき(秒) 0.78 0.71
転送速度(kbps) 3,408 11,269

まとめ

ダウンロードについては、どちらも同じような結果となりました。ただし、ばらつきにかなり差があり、CPI「0.79秒」、エックスサーバー「2.03秒」となっています。ばらつきの違いは5秒以上の回数を比較しても分かります。CPIは「18/576」、エックサーバーは「127/576」となっており、平均時間は同じ程度ですが、CPIのレスポンスが安定していることが分かります。

この結果からエックスサーバーの場合、ダウンロード毎に(かなり)速かったり遅かったりと安定していないことが分かります。対してCPIは常に安定した転送速度が出ていることになります。

アップロードについてはエックスサーバーが「異常に」速いです。こちらもエックスサーバーのばらつきが気になります。ただし、ばらつきがあってもベースが速いので気になることはないでしょう。

ただ、CPIのアップロードは決して遅いわけではありません。他のレンタルサーバーと比較するなら、「さくらインターネット」と同程度の性能があります。また、ばらつきが小さくダウンロードと同様に転送速度は安定しているようです。

CPIのグラフを見ると、ダウンロード、アップロード共に、夜間になると若干遅くなる傾向にありますが、気になるほどではありません。

CPIのダウンロード性能は文句なしに優秀です。また、アップロード、ダウンロードともにばらつきが少なく、常に安定した転送性能を有しているようです。測定方法の異なる前回も「安定性」の確認はできていましたが、今回の測定結果でも優れた安定性を確認できました。

CPIの料金は確かに安くありませんが、法人向けのサービスとして非常に安定したサーバー性能があることが分かります。

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