ロリポップ!のPHPやデータベースの処理性能を調べてみました

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ロリポップ!のレスポンス(応答速度)を測定すると、良くも悪くも料金に見合った性能であることがわかりました。動的ページと静的ページを比較すると、当然ですがPHPやデータベースが動作する動的ページのレスポンスが遅くなります。

遅くなるのは普通ですが、他のレンタルサーバーと比較して静的ページとの差が非常に大きいのが気になります。静的ページの測定結果だけをみると、上位のレンタルサーバーと大した差はありません。つまり、ロリポップ!はPHPやデータベースの処理能力がイマイチである可能性があります。

そこで、少しの期間ですが処理能力を測定してみました。

測定方法

  • 1,500文字~2,000文字/記事の投稿と削除
    • 100記事をまとめて投稿、投稿後に全削除
  • 投稿と削除はWordPressの標準関数を利用
    • wp_insert_post、wp_delete_post
  • 100件程度だと大した負荷にもなりませんが、連続処理とならないように少しウェイトを入れています。

これを5分間隔で実行し、処理時間を測定します。

測定結果

今回は1日(24時間)だけの測定結果となります。X軸は時刻(0時~24時)を表します。

レンタルサーバーとしては普通の結果ですが、夜間に負荷のピークがくるようです。利用者の少ない深夜帯に処理時間が短くなり、日中から夜にかけて徐々に処理時間が長くなる傾向にあります。アクセス数が多くなると処理性能が低下するのは普通のことでしょう。

とは言え、このデータだけをみても速いか遅いかを判断することはできません。他のレンタルサーバーと比較してみましょう。

CPI、WAPPYとの比較

WAPPY(GMOクラウド)とCPI(KDDIウェブコミュニケーションズ)の結果を加えます。投稿と削除の合計時間のグラフですが、こうやって比較すると明らかですね。

  ロリポップ! WAPPY CPI
平均時間(秒) 9.82 4.85 2.36
ばらつき(秒) 3.96 1.02 0.05

CPIの性能がすさまじいです。どの時間帯であっても非常に安定した処理性能を発揮しています。さすがにビジネス仕様といった感じがあります。ばらつきの小ささを見ても、この程度の処理ではほとんど負荷になっていないことが分かります。

基本料金の差が大きいので、ロリポップ!の比較対象とするには適していませんが、高額なレンタルサーバーなら目に見えない(スペックでは分からない)性能が優遇されていることが分かります。

WAPPYはWebサイトのレスポンス性能はあまり良くないのですが、サーバーの処理性能は良好で非常に安定しています。となると、レスポンスに問題があるのはネットワーク性能(バックボーン)が弱いのが原因かも知れません。

これらの結果をみるとやはりロリポップ!のPHPやデータベースの処理性能は良くないことが分かります。「良くない」は語弊がありますね、基本料金に見合った性能だと思います。

1つのサーバーの収容ユーザー数は公表されていませんが、確実にアクセス数の影響を受けやすい環境ではあるのでしょう。測定中のエラーは皆無だったので、処理が少々遅いだけで問題があるわけではありません。

ロリポップ!であっても、他プランとはサーバー環境の異なるビジネスプランでは、もう少し良い結果がでるかもしれませんね。

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