さくらインターネットのレンタルサーバーのFTP性能を評価する(旧)

全てのユーザーに対して重要な項目ではありませんが、FTPを多用するWebサイトを開発・運営するならFTPのレスポンスも気になるところです。

測定方法

下記に利用しているファイルのアップロードとダウンロードを測定します。

  • 19ファイル(テキストファイルと画像ファイル)
  • 合計ファイルサイズは約1.8MB

この測定ではファイルを1つずつ転送しています。レンタルサーバーが同時接続を許可していて、FTPクライアントが並列転送に対応していれば、より早く転送できることになります。

測定期間

2015年3月2日から10日間

測定ポイント

サーバー(データセンター)の所在地については、下記のページを参考にしてください。

家庭用回線とデータセンターからの測定となります。家庭用回線は測定中であってもサーバー以外のPCでYouTubeを見たりファイルをダウンロードしたりと普通の使い方をしており、実環境と似た結果が得られると思います。

  • 家庭用回線の測定環境
    • eo光(K-Opticom/関西電力)100Mタイプ
    • ルーターと測定用サーバーは有線接続

eo光(家庭用回線)からさくらインターネット

  アップロード ダウンロード
測定回数 1,439 1,439
測定失敗 0.14%(2) 0.07%(1)
10秒以上 30.2%(435) 0.07%(1)
20秒以上 0%(0) 0%(0)
平均時間(秒) 9.5 6.7
ばらつき(秒) 0.64 0.53
転送速度(kbps) 1528 2161

転送速度は単純な計算値です。実測値ではありません。

さくらインターネットの評価

時間帯・曜日を問わずに安定しています。特別に早いわけではありませんが、一般的な用途には何も問題のないレスポンスです。

単純な計算だと10Mbytesのファイルを54秒で、1Mbytesのファイルを5.4秒でアップロードできます。FTPで転送するファイルの多くはテキストファイルだと思うので、ストレスになることはありません。

他のレンタルサーバーとの比較

アップロード ダウンロード Grubbs'
test
平均時間 (秒) ばらつき (秒) 平均時間 (秒) ばらつき (秒)
データの無断転載はご遠慮ください。
1. エックスサーバー 6.30 0.87 8.03 0.86
2. ファイアバード 6.42 0.86 6.75 0.80
3. ミニバード 6.50 0.58 6.70 0.58
4. ヘテムル 6.56 1.30 5.19 0.91
5. シックスコア 6.69 1.30 6.41 0.70
6. X2 7.46 1.56 6.40 0.67
7. クローバー 7.93 1.80 6.22 0.69
8. WAPPY 8.27 2.54 7.44 1.65
9. さくらインターネット 9.50 0.64 6.70 0.53
10. ロリポップ! (エンタープライズ) 10.80 1.83 8.91 1.31
11. ロリポップ! 11.50 2.15 9.12 1.10
12. WADAX 11.52 3.22 10.31 1.61
13. Quicca 12.10 1.62 7.61 0.69
14. バリューサーバー 14.40 1.64 6.64 1.36
15. ドメインキング 16.00 5.11 12.20 4.57
16. コアサーバー 16.20 2.22 10.30 1.91
17. FC2 Lite 84.40 0.00 80.60 0.00

参考値:ロリポップ!からさくらインターネット

  アップロード ダウンロード
測定回数 1,440 1,440
測定失敗 0.07%(1) 0.14%(2)
10秒以上 10.4%(150) 2.15%(31)
20秒以上 0.07%(1) 0%(0)
平均時間(秒) 8.26 8.43
ばらつき(秒) 0.50 0.26
転送速度(kbps) 1751 1716

転送速度は単純な計算値です。実測値ではありません。

測定結果の妥当性

レンタルサーバー間の測定で何を見るかというと、時間帯による変化測定結果の妥当性の確認です。基幹網(バックボーン)の接続となるため、家庭用回線の結果と比較しても意味がありません。例えば、エラーや大きな遅延が同じタイミングで発生していれば、レンタルサーバーに問題があることが分かります。

今回の測定結果はどちらも同じような傾向にあり、測定結果に問題はないようです。アップロードもダウンロードも安定していますね。


測定結果について

測定結果は測定時期やネットワーク環境、レンタルサーバーの状態により大きく変動します。特に共用レンタルサーバーは1つのサーバーを複数のユーザーでシェアします。ユーザーが多ければ使えるリソース(CPUやメモリ、ネットワーク)は少なくなりパフォーマンスに影響します。ユーザーが少なくても少数のパワーユーザーがいれば、大きな負荷となりレスポンスが低下します。この測定結果はあくまでも1つの例として参考にしてください。


  • 更新履歴
    • 2015年5月1日 – リンクを修正

関連記事