転送量無制限で全部入り!初期費用無料&高速SSD採用 Z.comのレビュー

Z.com(ゼットドットコム)は2015年10月20日に開始されたGMOの新しいサービスです。Z.comはGMOインターネット株式会社によるグローバルブランドであり、世界展開を目的としたサービスとなっています。

サービス開始当初は「時間単位の従量制課金」や「マルチリージョン」など、かなり戦略的なサービスとなっていました。しかし、半年も経たないうちにこれらの仕様は削除され、やや平凡なサービスとなった印象があります。リージョンや従量制課金の仕様については、過去のレビューを参考にしてください。

「マルチリージョン」は海外向けサービス(シンガポールサイト)に残されているため、国内での利用者が少なかったことが削除の理由かもしれません。もちろん、シンガポールサイトからであれば、アメリカやシンガポールのデータセンターを選択できます。国内向けサイトとシンガポールサイトのZ.comアカウントは別物となります。

全プランでデータ転送量(帯域幅)が無制限という特徴があります。SSH(シェルログイン)を含め、cPanel採用により多くの機能に対応することもZ.comの特徴です。しかし、最上位プラン(Zeus)以外は、同料金帯の他社と比較してドメイン数やデータベース数が不足しています。Z.comの下位プランを検討するなら、他社との比較が必要です。

各プランの比較

プラン Zero Zeta Zeus
初期費用 0円 0円 0円
標準月額 360円 859円 1,798円
ディスク容量(SSD) 10GB 100GB 無制限
データベース数 5 15 無制限
独自ドメイン 1 10 無制限
サブドメイン 10 25 無制限
エイリアスドメイン 1 5 無制限
メールアカウント 20 200 1,000
FTPアカウント 10 50 無制限

仕様の異なる項目を挙げています。共通仕様については、後述する各機能の説明をご覧ください。

プランごとの大きな差が良くも悪くも特徴的です。

最廉価のZeroプランでは1つの独自ドメインしか設定できません。サブドメインを利用すれば複数のサイト運営が可能ですが、この料金にしては厳しい仕様です。

Zeusプランは無制限の機能が多いこともあり、他社を含めてもコストパフォーマンスの高さが目立ちます。ディスク容量まで無制限となるサービスはほとんどありません。

Zetaプランはかなり中途半端な料金設定です、この料金帯は激戦区であり、あえてZ.comを選択する理由が薄いように思えます。この料金帯なら独自SSL(SSLサーバー証明書)に標準対応するサービスも多くあります。

契約期間別月額 Zero Zeta Zeus
1ヶ月契約 360円 859円 1798円
6ヶ月契約 330円(8%オフ) 790円(8%オフ) 1650円(8%オフ)
12ヶ月契約 300円(16%オフ) 720円(16%オフ) 1500円(16%オフ)
24ヶ月契約 290円(19%オフ) 680円(20%オフ) 1430円(20%オフ)

長期契約ほど割引率が優遇されます。1年契約なら約16%オフ、2年契約なら約20%オフとなります。

お試し期間
無料のお試し期間はありません。
最低利用期間
最低利用(契約)期間は1ヶ月となっています。

データセンター

以前は複数のリージョン(東京、アメリカ、シンガポール)から選択できましたが、国内向けサービスでは東京に固定されています。

アメリカまたはシンガポールのデータセンターを利用したい場合は、マルチリージョン対応のシンガポールサイトで契約するとよいでしょう。ただし、支払いは「シンガポールドル(SDG)」となります。料金設定がSDG基準となるだけで、全ての仕様は国内向けサービスと同じです。

(日本)国内の訪問者を対象としたサイト運営なら、ネットワーク遅延が発生する海外データセンターを利用するメリットはありません。

国内の場合、GMO系列のサービスが収容されているデータセンターで運用されています。ロリポップ!なども同じデータセンターで運用されています。あくまでも推測ですが、データセンターの所在地は東京都品川区のようです。

コントロールパネル

「My Z.com」と「cPanel」の2種類があります。

My Z.com

「My Z.com」はZ.comの全サービスを管理するコントロールパネルです。サーバー、ドメイン、SSLサーバー証明書の契約と管理を行えます。

レスポンスはお世辞にも良いとは言えません。JavaScriptを多用しているのか、サーバー自体が遅いのか、何をするにも少し待たされるためストレスとなります。

cPanel

「cPanel」は世界中で採用されている、汎用的なサーバー管理アプリケーションです。国内のレンタルサーバーでの採用例も多く、使い方が分からなくても簡単に情報が見つかるでしょう。

Z.comのサーバーが対応する機能はcPanelの仕様に準拠することになります。他社でcPanelの利用経験があれば、Z.comの機能も予想できるでしょう。

My Z.comと異なり、cPanelのレスポンスや使い勝手は非常に良好です。

転送量制限

他社サービスの場合、月単位や日単位でのデータ転送量に制限(上限)がありますが、Z.comは全プランで 無制限 となっています。しかし、共用サーバーなので他の契約者(他サイト)に影響を与える、高負荷なアクセスが発生した場合は制限対象となります。これは他社サービスでも同様です。

Z.comはCloudLinuxを採用しており、(おそらく)リソースを厳密に管理しています。そのため、他サービスと比較すれば契約者間で影響を受けにくい環境となっています。

cPanelで確認すると、転送量を無制限に設定していることが分かります。

SSLの仕様

独自SSLに対応しており、SSLサーバー証明書をわずか「100円/月」で利用できます。GMOグローバルサインのクイック認証SSLに限りますが、年間1,200円 とお手軽な料金設定となっており、手続きや設定も簡単です。もし、SSL対応サイトを検討しているなら、Z.comは選択肢の一つとなるでしょう。

もちろん、Z.comでは他の証明書も取り扱っています。

種類 クイック認証SSL 企業認証SSL EV SSL
認証レベル
契約期間 1年〜3年 1年〜3年 1年〜2年
ワイルドカード ×
1年契約 34,800円 59,800円 128,000円
2年契約 66,000円 114,000円 244,000円
3年契約 96.400円 167,000円

この表にあるクイック認証SSLは単独で契約した場合の料金です。共用レンタルサーバーまたはWordPressサーバーと併用した場合は「100円/月」となります。

cPanel採用であり、他社で取得した証明書をユーザー自身で設定できます。例えば無料のSSLサーバー証明書「Let’s Encrypt」を導入すれば全てのサイトを無料でSSL化できます。SNI SSL(TLS拡張)に対応しているため、固定IPアドレスがなくともドメインごとに証明書を設定できます。詳しくは下記を参考にしてください。

共用SSL(共有SSL)
非対応です。

ドメイン

プラン Zero Zeta Zeus
独自ドメイン 1 10 無制限
サブドメイン 10 25 無制限
エイリアスドメイン 1 5 無制限

Zeroプランは一つのドメインのみ設定できます。サブドメインを含めれば複数のサイト運営が可能ですが、複数の(独自)ドメインを運用するならZetaプラン以上が必要です。

Z.comでは契約時に初期ドメインが発行されるため、独自ドメインがなくともWebサイトの公開が可能です。さらに初期ドメインにサブドメインを設定できるため、複数のサイト公開も可能です。ただし、このドメインは契約期間のみ有効なので、長期運用が目的なら独自ドメインを取得するべきでしょう。

初期ドメイン
契約時(初期設定時)に「任意の文字列.webstarterz.com」を決定します。

Z.comでは独自ドメインを取り扱っており、サーバーと一緒に契約すると管理しやすくなります。GMOはお名前.comを運営しており、Z.comも同等の料金となっています。キャンペーンの頻度は低いため、初年度の料金は劣りますが、更新費用なら格安レジストラと変わりません。

もちろんムームードメインなど、他社で取得したドメインも利用できます。設定方法は下記を参考にしてください。

日本語ドメイン
対応しています。Punycodeに変換する必要があります。
DNSレコード
A、AAAA、CNAME、MX、NS、SRV、TXTの編集に対応しています。
エイリアスドメイン
Webサイトを別のドメインから利用できます。例えば、「example.com」のコンテンツに「example.net」からアクセスできます。実体(コンテンツ)を持たないドメイン設定です。

データベース

プラン Zero Zeta Zeus
データベース数 5 15 無制限
データベース容量 1GB/DB 1GB/DB 1GB/DB

データベースは「MySQL」となっており、「phpMyAdmin」で操作します。SQLiteにも対応しています。

柔軟に設定できる仕様であり、データベースと(データベース)ユーザーを任意に作成できます。データベース名とユーザー名は「ユーザー名_任意の文字列」となり、契約時に割り当てられるユーザー名(cp番号)が接頭辞として付与されます。

  • 一つのデータベースに複数のユーザーを割り当てる
  • 全てのデータベースに一つのユーザーでアクセスする

など、データベースとユーザーの割り当ては自由です。

仕様  
MySQL 5.6.33。ENGINES: MyISAM(標準)/ MRG_MYISAM / CSV / BLACKHOLE / MEMORY / PERFORMANCE_SCHEMA / ARCHIVE / InnoDB。phpMyAdmin:4.0.10.14
SQLite 3.8.5。PHPの場合、PDO関数、SQLite3関数対応。

外部接続

cPanelの「リモートMySQL」機能により、外部からの接続にも対応します。接続元のホスト(FQDN or IPアドレス)の登録が必要なので、ネットワーク環境が変わる状況での使い勝手はよくありません。そのような環境ならSSHポートフォワーディング(トンネリング)を利用するとよいでしょう。

外部サーバーとの連携や、MySQLクライアント(デスクトップアプリケーション)でのアクセスが可能となります。

FTP、その他のファイル転送機能

プラン Zero Zeta Zeus
アカウント 10 50 無制限
FTP/FTPS/SFTP
WebDAV/SCP

通常のFTPに加えて、セキュアなFTPSとSFTPにも対応します。さらに、SCP、WebDAVなど、レンタルサーバーで採用される主要なプロトコルに全て対応します。

FTPアカウントは初期状態で2つ生成されます(削除不可)。一つはホームディレクトリ(/home/ユーザー名)へアクセスできるアカウント、もうひとつはApacheが生成するログファイルへアクセスするためのアカウントです。基本的にはルートディレクトリへアクセスできるアカウントを利用するとよいでしょう。全てのサイト(ドメイン)のデータを横断的に管理できます。

FTPアカウント名は「任意の文字列@ドメイン」となり、cPanelでは「FTPアカウント = メールアカウント = WebDiskアカウント」として扱われます。個別に重複するアカウントを作成した場合、後述する「ユーザーマネージャー機能」で統合できます。

アカウントごとにディレクトリを設定でき、それより上位ディレクトリへはアクセスできません。第三者へのアカウント発行にも便利な仕様です。ホームディレクトリを設定できるため、追加アカウントでも全サイトのデータを横断的に操作できます。

クォータ対応
アカウントごとにディスク容量を設定(制限)できます。

ファイルマネージャー

多機能なファイルマネージャー(Webアプリケーション)が備わっており、FTPクライアントがなくともディレクトリやファイルの操作が可能です。

基本的なファイル操作以外にも、高機能なコードエディタとHTMLエディタが用意され、シンタックスハイライトなど便利な機能が備わっています。

機能
新規ファイル、新規ディレクトリ、コピー、移動、アップロード、ダウンロード、削除、アンドゥ、名称変更、エディタ(テキストエディタ、コードエディター、HTMLエディター)、パーミッション変更、プレビュー、アーカイブ(展開、圧縮)、検索

Web Disk(WebDav)

「Web Disk」と呼ばれる機能もあり、普段利用しているWindowsのエクスプローラーやMacのファインダーを利用してサーバー上のファイルを操作できます。名称はWeb Diskですが、いわゆる「WebDAV」のことです。FTPクライアントがなくともファイル操作が可能となり、初心者にもうれしい機能でしょう。

ディレクトリ構成

Z.comのディレクトリ構成は柔軟です。基本的には「~/public_html」以下にドメイン名のディレクトリが生成され、ドキュメントルート(公開ディレクトリ)として割り当てられます。ドキュメントルートはドメインの登録時または登録後に変更できます。

「~/public_html」 が初期ドメインのドキュメントルートとなり、ここの例では「http://example.webstarterz.com」へアクセスすると、このディレクトリが読み込まれます。

「/home/ユーザー名」がユーザー(管理者)が操作可能な領域となります。他社の場合、操作可能なディレクトリが「~/public_html」以下に限定されているものもあり、非公開としたいファイルの置き場に困ることがあります。Z.comは上位ディレクトリにも編集権があるため、例えば公開したくないファイルを保存する「/private」ディレクトリを用意できます。

異なるドメインを同じディレクトリに割り当てれば、異なるURLで同じコンテンツを表示させることができます。標準機能の「エイリアスドメイン」機能でも同じことが可能です。

メール

プラン Zero Zeta Zeus
アカウント数 20 200 1,000

他社と比較してかなり控えめな設定です。メールアカウントを多用するなら、上位プランを選択しましょう。

対応プロトコル  
SMTP SMTP-AUTH、SSL/TLS、STARTTLS、サブミッションポート
IMAP SSL/TLS、STARTTLS
POP SSL/TLS、STARTTLS

幅広いプロトコルに対応しているので、どのようなメール環境でも困ることはありません。IMAP対応なので、複数端末でのメール管理も容易です。

Z.comのメール機能は以下の通りです。

機能  
迷惑メールフィルタ 世界最高水準の判定率を誇るCLOUDMARK社「Cloudmark Authority」を採用しています。他にも「Apache SpamAssassin」に対応します。SpamAssassinの場合、判定強度を10段階で調整でき、自動削除、ブラックリスト、ホワイトリストに対応します。
ウイルス対策 CLOUDMARK社「Cloudmark Authority」を採用します。
フォワーダー
(転送機能)
複数の設定に対応します。「他のメールアドレスへの転送」だけでなく、「メッセージの破棄とエラーの返信」「システムアカウント(契約時に設定されるアドレス)への転送」「プログラムへのパイプ」「破棄」も設定できます。
自動返信 送信者にあらかじめ登録しておいたメッセージを自動返信できます。同じ送信者に対する返信間隔(時間)の設定や、スケジュール(開始日時、停止日時)の設定が可能です。長期間メールを確認できない場合に便利です。
キャッチオール 存在しないメールアカウントに対する動作をドメインごとに設定できます。「アドレスが存在しないことを送信者に返信」「指定アドレスへ転送」「システムアカウントへの転送」「プログラムへのパイプ」「破棄」から選択できます。
メールフィルタ 受信時の動作をルールで指定できます。設定項目は下図を参考にしてください。全てのアカウントに適用されるグローバルフィルタもあります。
配信ルート メールの配信情報を確認できます。送信者情報(ホストやIP)などを確認できます。
アドレスインポーター CSVまたはExcel(xls)でアドレスとフォワーダー(転送設定)を一括登録できます。
暗号化 GnuPGによる鍵(公開鍵と秘密鍵)の生成が可能です。
非対応 メールマガジン。

Webメーラー

Webメーラーとして、RoundCube、Horde、SquirrelMailを好みに応じて選択できます。

機能性は「Horde > RoundCube > SquirrelMail」となります。Hordeはスケジューラー、タスク管理、メモ帳など非常に多機能です。さらにモバイル端末(スマートフォンやタブレット)にも最適化されており、アクセスする端末によりインタフェースが切り替わります。

サンプル画像にSquirrelMailはありませんが、メールの読み書きさえできればよいというほどに割り切ったシンプルなメーラーです。常用するならRoundCubeかHordeとなるでしょう。

タイムゾーンの初期設定が協定世界時(UTC)となっているので、「Asia/Tokyo」に変更する必要があります。

メーリングリスト

プラン Zero Zeta Zeus
設置数 100 100 100
ユーザー登録数 無制限 無制限 無制限

メーリングリスト管理に「Mailman」が採用されています。初回利用時は英語表記となっていますが、多言語対応なので日本語に変更できます。多くのレンタルサーバーで採用される標準的な管理ツールです。

PHPの仕様、他の言語について

PHPは複数のバージョンに対応しており、「CGI」で動作します。他社であればドメイン単位で設定可能なサービスもありますが、Z.comはサーバー単位でバージョンが適用されます。一つの契約内で複数のバージョンを混在させることはできません。「.htaccess内のAddHandler」での設定も無効のようです。

仕様  
PHP 7.0.11 / 5.6.26 / 5.5.38 / 5.4.45 / 5.3.29 / 5.2.17 / 5.1.6 / 4.4.9
Python 2.6.6
Perl 5.10.1
Ruby 1.8.7
SSI

Z.comのPHPの設定につて

cPanelでPHPの設定を変更できます。また、php.ini.user.ini で設定することも可能です。ディレクトリ配下に設定を反省させるには、.htaccessにphp.iniのあるディレクトリを suPHP_ConfigPath で指定します。

設定項目 allow_url_fopen display_errors error_reporting file_uploads include_path log_errors magic_quotes_gpc mail.force_extra_parameters max_execution_time max_input_time memory_limit open_basedir post_max_size register_globals safe_mode safe_mode_exec_dir safe_mode_include_dir session.save_path short_open_tag upload_max_filesize
PHP5.4〜7.0          
PHP4.4〜5.3

標準で読み込まれる拡張モジュールは以下の通りです。PHPのバージョンにより異なります。

Loaded extensions Core date libxml openssl pcre sqlite3 zlib bz2 calendar ctype curl hash filter ftp gettext gmp SPL iconv pcntl readline Reflection session standard shmop SimpleXML mbstring tokenizer xml cgi-fcgi imap bcmath dom json PDO xmlreader sockets xmlwriter pdo_mysql gd exif mcrypt pdo_sqlite mysqli Phar mysqlnd posix ereg mysql mhash
PHP7.0      
PHP5.6  
PHP5.5  
PHP5.4  
PHP5.3  

cPanelで読み込む拡張モジュールを指定できます。PHPのバージョンにより異なります。

Extensions apcu imap nd_mysqli propro trader bcmath inotify nd_pdo_mysql pspell uuid dba interbase oci8 raphf wddx dbase intl opcache redis xdebug dom json pdo snmp xmlreader eio ldap pdo_dblib soap xmlrpc enchant lzf pdo_firebird sockets xmlwriter fileinfo mailparse pdo_mysql stats xsl gd mbstring pdo_pgsql sysvmsg yaml gender mcrypt pdo_sqlite sysvsem zip gmagick memcached pgsql sysvshm   http mysqli phar tidy imagick mysqlnd posix timezonedb igbinary apm quickhash ares ncurses radius nd_mysql translit big_int rar uploadprogress bitset recode uri_template bz2_filter ioncube_loader oauth ioncube_loader_4 rsync dbx jsmin odbc weakref pdf doublemetaphone libevent sourceguardian spl_types ssh2 xrange pdo_odbc stem geoip memcache stomp yaz suhosin gnupg mongo phalcon sybase_ct haru msgpack htscanner mssql mysql xcache_3 ffmpeg magickwand yaf hidef apc inclued xcache eaccelerator functional zend_guard_loader bcompiler huffman bloomy idn coin_acceptor crack sqlite
PHP7.0                                                                                                                                
PHP5.6                                          
PHP5.5                              
PHP5.4                
PHP5.3    

SSH(シェルログイン)

「パスワード認証」と「公開鍵認証」に対応しています。パスワード認証はサーバーの初期設定時に登録したパスワードを用います。公開鍵認証の場合、cPanelで公開鍵と秘密鍵のペアを生成することができます。もちろん、ユーザー自身で生成したキーも登録可能です。

  • 複数の鍵を登録管理できます。
  • SSHを有効にするとSFTPとSCPを利用できます。

シェルログインにより、(慣れれば)サーバーの管理が楽になります。また、SSHポートフォワーディング(トンネリング)により、例えば外部からのデータベース接続が可能です。

SSHの利用方法は下記を参考にしてください。

Cron

プラン Zero Zeta Zeus
設定数 無制限 無制限 無制限

Z.comなら全プランCron対応(無制限)なので、定期的なスクリプトの自動実行も簡単です。

  • 最短実行間隔は「1分」
  • 実行結果のメール通知に対応。スクリプトが正常に動作したかを確認できます。
  • 一時停止に非対応(止めるにはジョブの削除が必要)
  • 再編集可能

など、自由度の高いCronです。

ジョブの登録方法は簡単です。基本的にはcrontabの書式で設定できますが、ほとんどの条件はメニューに予め用意されています。コマンドの部分は以下の様に入力します(PHPの場合)。

php /home/ユーザー名/public_html/jobs/script.php
注意
共用サーバーなので、他ユーザーの迷惑となるような高負荷なジョブは制限対象となります。

ログ

Webサーバー(Apache)のログを取得できます。

アクセスログは最新1,000件分をcPanelでリアルタイムに確認できます。それ以前の過去ログはファイルに出力されます。ログはドメイン(サブドメインも別)ごとに出力されます。

ログに関する設定は下記の2つのみです。

  • 毎月月末に、ホームディレクトリにログをアーカイブする。
  • 毎月月末に、前の月のアーカイブログを削除する。

ログファイルはcPanelからダウンロードできます。他にも、専用FTPアカウント「ユーザー名_logs」でログの保存先「/usr/local/apache/domlogs/ユーザー名」にアクセスできます。

エラーログは最新の300件分のみcPanelで閲覧できます。ファイルとしては出力されません。

アクセス解析

解析アプリケーションとして、Awstats、Analog、Webalizerを標準装備しています。

毎日午前中に更新され、ページ数(PV)、訪問者数(IPアドレス)、リクエストされたファイル数やファイルサイズなどを確認できます。それぞれ、ドメイン単位で解析結果をグラフィカルに表示します。

アプリケーション  
Webalizer 月別 / 日別 / 時間別 / URL / Exit / サイト / リファラー / 検索文字列 / エージェント / 国
AWstats サマリー / 月別 / 日別 / 曜日別 / 時間別 / 国(全リスト) / ホスト(全リスト、最後の訪問、不明なIPアドス) / 認証されたユーザー(全リスト、最後の訪問) / ロボット/スパイダーの訪問者(全リスト、最後の訪問) / 訪問の長さ / ファイルの種類 / Downloads(全リスト) / アクセス(全リスト、入り口、出口) / オペレーティングシステム(バージョン、不明) / ブラウザ(バージョン、不明) / アクセス元(検索エンジン、ホームページ) / 検索(検索文字列) / その他 / HTTPエラーコード(エラー件数)
Analog 全体の概要 / 月別 / 曜日別集計 / 時間別集計 / ドメイン / 組織別 / 参照元リダイレクション / 参照元不成功 / 参照元サイト / ブラウザ / ブラウザ集計 / OS / ステータスコード / ファイルサイズ / ファイル種別 / ディレクトリ / リクエスト
  • WebalizerはFTPのアクセス解析にも対応しています。
  • 排他利用ではないため、同時に利用できます。

バックアップ

バックアップ機能が「標準装備」となっています。

手動バックアップ

手動バックアップは、任意のタイミングでアーカイブを生成できます。ウイザード形式なので、初心者でも簡単にバックアップが可能です。

  • 基本的に保存場所はホームディレクトリ(/home/ユーザー名)ですが、FTPまたはSCPで他のサーバーへ転送することもできます。
  • バックアップ処理完了時のメール通知に対応。
  • ファイル名は「backup-月.日.年_時-分-秒_ユーザー名.tar.gz」となります。

バックアップ対象は「ホームディレクトリ(メールデータを含む)」「データベース(MySQLダンプ)」「フィルターとフィルタ(メール設定)」です。これら全てを対象とする「完全バックアップ」と、個別の「部分バックアップ」に対応します。

バックアップデータからのリストア(復元)にも対応します。

自動バックアップ

ユーザーが設定可能なスケジューラはありませんが、毎朝5時頃にバックアップが自動実行されます。

バックアップのアーカイブは「前日分のみ」保持されます。バックアップデータを元に復元 (リストア) することもでき、トラブル時にも対応しやすいでしょう。

バックアップ内容は手動バックアップと同等です。

ユーザーマネージャー

メールアカウント、FTPアカウント、Web Disk(WebDAV)アカウントを、一つのユーザーアカウントとしてまとめて発行できます。パスワードは管理者が設定することも、発行対象のユーザーに任せることもできます(メール通知)。

メールなど個別にアカウントを作成した場合にも、このリストに追加されます。さらに同名のFTPアカウントを作成した場合、ここで同一アカウントとして紐付けることができます。

インストール支援対応アプリケーション

非常に多くのアプリケーションが登録されていますが、日本語に対応したアプリケーションは40程度となります。意外とメジャーアプリケーションが少ないように感じます。

WordPress、Joomla、Drupal、phpBB、MediaWiki、concrete5、MODxなどに対応します。

WordPress支援機能

インストール支援機能でWordPressを導入すると、バックアップ機能が利用可能となります。設定したスケジュールに従い、WordPressの全ファイルとデータベースのダンプをバックアップします。

  • バックアップはアーカイブされ(.tar.gz)サーバーに保存されます。また、FTP等(FTP / FTPS / SFTP / WebDAV / Dropbox)でバックアップファイルを他のサーバーへ転送することも可能です。
  • バックアップスケジュールとして、日毎、週毎、月毎を設定できます。

ハードウェアとソフトウェア

OS
CloudLinux 6
CPU / メモリ
Xeon E5-2660 v3 2.60GHz / 16GB
動作確認済み(公式)
WordPress / Drupal / Joomla / phpBB

コマンドラインツール

SSH(シェルログイン)やスクリプトからの呼び出しで利用できるツールです。

ツール  
対応 sendmail / gzip gunzip / zip unzip / tar / gcc / gs / curl / lynx / nano / ping / wget / sh (bash) / iconv / vi (vim) / base64
非対応 nkf / ImageMagick (convert) / uuencode uudecode / elvis / traceroute / tracepath / Netpbm (pngtopnm/jpegtopnm) / emacs
注意
インストール状況を独自に調査した結果です。動作を保証するものではありません。

その他の機能

機能  
ディレクトリ プライバシー Basic認証の設定を簡単に行えます。
Site Publisher テンプレートベースでホームページを簡単に作成する機能です。
IP ブロッカー IPアドレスまたはドメイン(完全修飾ドメイン名)でアクセスを拒否できます。IPアドレスの指定では、範囲指定やCIDR(サブネットマスク)に対応します。
ホットリンク保護 他のWebサイトからの直接リンク(いわゆる直リン)を防ぐことができます。指定したURL(ドメイン)のみリンクを許可することや、拡張子の指定により画像ファイルだけ保護対象とすることができます。
リダイレクト 301、302のリダイレクト設定が簡単に行えます。wwwの有無やワイルドカード(全てを転送)の設定に対応します。
MIMEの種類 任意のMIMEを設定できます。
エラーページ設定 400〜424、500〜510のエラーページをカスタマイズできます。ドメインごとに設定可能です。
Apache ハンドラー 任意の拡張子に対するApacheの動作を設定できます。例えば「.example」という拡張子のファイルをCGIファイルとして動作させることができます。
PHP Pear パッケージ Pearの導入支援機能と管理機能があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ウェブサイト最適化 ファイル圧縮(mod_deflate)に対応しています。圧縮対象をMIMEで指定します。有効にすると全てのサイト(ドメイン)に適用されます。
インデックス index.phpやindex.htmlがない場合の表示方法(3種類)をディレクトリ単位で設定できます。「インデックスなし」は403ページ、「標準インデックス」はファイル名のみ、「飾り付きインデックス」は更新日時とサイズ情報が付与されます。初期設定は「標準インデックス」となっているので、「インデックスなし」に変更するべきでしょう。
DNSの追跡 アクセス元へのtraceroute、任意のドメインに対するnslookupを利用できます。

プラン変更

プランはコントロールパネル(My Z.com)でいつでも簡単に変更できます。手続き後すぐに新プランが適用されます。

  • 上位プランへの変更の場合、差額の支払い必要となります。
  • 下位プランへの変更の場合、差額の返金対応はありません。

サーバー(サイト)の設定はプラン変更時に引き継がれるため、サイトの再設定などの面倒な作業は不要です。しかし、プランダウンの場合、変更先プランの仕様を超えるデータベースやアカウント等を作成していた場合は、エラーとなりプランダウンは行えません。

サポート対応

FAQやマニュアルは十分とは言えません。基本的な操作方法はありますが、ほとんどがテキストのみの説明であり、初心者向けではありません。最低限の内容であり、他社サービスのように画像付きで分かりやすさを優先したものではありません。

とは言え、cPanelを採用しているため、Z.com公式のマニュアルがなくても問題はないでしょう。不明な点はcPanel採用の他社サービスを参考にできます。

サポート  
電話 東京(03)までの通話料が必要です。平日10:00〜18:00のみ。
メール 公式サイトのお問い合わせフォームを利用します。

実際にメールでの問い合わせをしていますが、早ければ当日中、遅くとも2日以内には回答があります。平日以外にも回答があったので、メールであれば土日祝も対応しているようです。

支払い方法

Z.comでは「クレジットカード」と「チャージ方式」の2種類の支払い方法を選択できます。クレジットカードはカード情報を登録して、そのカードにより自動的に支払いが行われます。チャージ方式は、いわゆるプリペイド(前払い式)タイプとなっており、Z.comのアカウントに予め入金しておくことで、各種サービスの支払いに利用できます。

チャージ方式には、以下の支払い方法を選択できます。

支払い方法  
クレジットカード MasterCard / VISA / JCB / DISCOVER
銀行決済(ペイジー) インターネットバンキング / ATM。銀行振込の場合、手数料が必要です。
コンビニ ローソン / ファミリーマート / サークルKサンクス / ミニストップ。手数料(150円)が必要です。
その他 PayPal / Alipay

解約方法

「解約手続き」は存在しません。

前払いとなっているため、有効期限が過ぎれば自動的に解約処理(サーバー停止)となります。解約するなら自動更新を無効にしておきましょう。また、自動更新にしていても利用可能残高(Z.comチャージ残高とクーポン残高の合計)が不足していれば、翌日にサービスが停止します。入金することで再稼働も可能です。

Z.comのアカウント自体を削除する場合は、My Z.comで「Z.comの退会」の手続きを行います。

アダルトサイト

公式サイトを確認しても不明ですが、サポートに問い合わせたところ一般的にアダルトサイトと呼ばれるWebサイトの運営は 不可 となっています。

シンガポールサイトの場合、海外リージョンを選択できますが、どのリージョンであっても同じとのことです。

まとめ

満を持して開始したサービスの割には、すぐに仕様が変更されたり、公式サイトの内容が大幅に変更(簡略化)されたりと、超が付くほどの大手が運営するサービスの割には運営方針に少し不安を感じます。

Webサイトの表示速度(レスポンス性能)は上位クラスの性能があり、非常に多機能ですがZeusプランを除く料金設定には少し割高感があります。

全プランでデータ転送量を無制限としていますが、Zeusプラン以外はドメイン数が少なく、複数のサイト運営には物足りません。特に最廉価のZeroプランは独自ドメインを一つしか設定できず、同じ料金なら他社を選択してしまうでしょう。

Zeusプランならほとんどの機能が無制限対応となり、ディスク容量までも無制限となります。Z.comならZeusプランが最もコストパフォーマンスに優れており、他社と比較してもかなりのお得感があります。

Z.comはサーバー環境(サイト環境)を維持したままプランを変更できるため、最初はZeroプラン(またはZeta)で様子を見つつ、運営するサイト数に応じて上位プランへ移行するのも賢い利用方法です。


更新履歴  
2016年11月18日 バックアップとアクセス解析を修正しました。
2016年11月09日 仕様変更に伴いレビューを刷新しました。

関連記事

スペック

3件のプランがあります
プラン Zero Zeta Zeus
お試し期間
初期費用0円0円0円
月額費用
(標準)
360円859円1,798円
年間費用
(標準)
4,320円10,308円21,576円
年間費用は初期費用を含みます。
基本機能ZeroZetaZeus
ディスク容量10GB100GB無制限
転送量制限無制限無制限無制限
cron無制限無制限無制限
ファイルマネージャ
アクセス解析
アクセスログ
エラーログ
.htaccess
mod_rewrite
バックアップ
プラン変更
マルチドメイン1個10個無制限
サブドメイン10個25個無制限
サービスドメイン無制限無制限無制限
日本語ドメイン
MySQL5個15個無制限
PostgreSQL
SQLite
PHP
Perl
Python
Ruby
SSH
FTP
FTPアカウント10個50個無制限
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