ファイアバード (Firebird) はサービスの提供を終了しました。

現在は スターサーバー #StarServer として、新しいサービスを提供しています。

低価格ではイチオシのレンタルサーバー ファイアバードの徹底解説【旧レビュー】

この記事の内容は古いため現状と異なる可能性があります。新しい記事も参考にしてください。

ファイアバード(Firebird)は、2009年10月に開始されたサービスです。 姉妹サービスの「ミニバード」「クローバー」もほぼ同時期に開始されています。これらのサービスは ネットオウル が運営しており、それぞれの公式サイト(ドメイン)は異なりますが、実質的に同じサービスの プラン違い と考えるとよいでしょう。

ファイアバードは他レンタルサーバーの「スタンダード」プランにあたります。標準的なプランとなっており、ネットオウルのサービスの中では最も利用料金と使い勝手のバランスが優れています。お手軽な料金の割には機能・仕様が充実しており、レスポンス性能も素晴らしいものがあります。

独自ドメイン 無制限 対応、データベース 10個 対応です。データベース数を考慮すると、WordPress等のデータベース必須のサイトを数多く運営することはできません。それでも、データベース数に収まる数のサイト運営であれば、非常におすすめできるサービスです。

ここでは、公式サイトでは分かりにくい機能であったり、実際に使ってみないと分からない特徴について説明しています。少し長い記事なので興味のある部分だけを読むと良いでしょう。

クローバー、ファイアバード、ミニバードの基本仕様は全く同じです。異なるのは、転送量制限やデータベース数などの各機能・仕様の上限(制限)のみです。

各サービスの比較

姉妹サービスと比較してみましょう。機能や仕様が異なる項目のみ挙げています。他の仕様については大きな違いはありません。

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
初期費用 5,000円 2,000円 1,500円
月額費用
(3ヶ月契約)
1,800円 600円 300円
月額費用
(6ヶ月契約)
1,500円 500円 250円
転送量制限 1,000GB/月 300GB/月 150GB/月
ディスク容量 150GB 100GB 50GB
独自ドメイン 無制限 無制限 50
サブドメイン 無制限 3,000 1,000
サービスドメイン 5 5 3
FTPアカウント 10 5 2
MySQL 50 10 5
CRON 20 10 5
CRON
最短実行間隔
1分 10分 20分
メールアカウント 無制限 1,000 500
メール送信 3,000通/日 1,500通/日 500通/日

もし数個のサイトを運営するだけならミニバードでも十分です。それ以上のサイトを運営する予定があればファイアバードを選択すると良いでしょう。

ミニバードでも独自ドメイン50個対応なので、多くのサイトを運営できますが、データベース(MySQL)が5個のみなので少し物足りません。

最低契約期間は 3ヶ月 となっています。6ヶ月以上の契約で割引料金が適用されます。また、 14日間 の無料お試し期間があるので、興味があれば試してみましょう。

データセンター

さくらインターネット(大阪)のデータセンターを利用しています。詳細は以下の記事を参考にしてください。ちなみにエックスサーバーも同じデータセンターを利用しています。

ファイアバードのデータセンターを探してみよう

転送量制限

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
転送量/月 1,000GB/月 300GB/月 150GB/月
転送量/日(換算) 33.3GB/月 10GB/日 5GB/日

例えば、同価格帯にあるロリポップ!の「スタンダードプラン」の転送量制限も「10GB/日」となっているので、多くもなく少なくもなく標準的な仕様です。

例えば、世界中のWebサイトを調査しているHTTP Archiveによると、Webサイト1ページあたりの平均サイズは約2MB(2015年)です。

2MBで計算すると、1日に 約5,000回 のアクセスに耐えます。月換算なら 約15万PV/月 となります。もちろん、1ページあたりのデータ量が影響するので、テキストばかりのサイトであれば、より多くのアクセスに耐えることになります。

この転送量制限はアカウントが対象となるため、複数のサイトを運営すれば1サイトあたりの上限は低くなります。例えば、 3つのサイト を運営して平等にアクセスがあれば、1サイトあたり 約5万PV/月 が上限となります。

この転送量制限はあくまでも 目安 であり、超過しても即座にサービスが停止するわけではありません。恒常的に超過するようであればサポートから連絡があるでしょう。

転送量制限を超過しても 追加課金はありません

独自SSLと共有SSL

共有SSL対応 です。URLは以下の様になります。

独自ドメイン example.com
URL https:// example-com .ssl-netowl.jp/
サブドメイン sub.example.com
URL https:// example-com .ssl-netowl.jp/ sub.example.com /

独自SSL対応 です。ただし、同社のSSL証明書サービス「SSL BOX」で取得した証明書のみ対応しています。他社で取得したSSL証明書を持ち込むことはできません。

SSL対応とするには、SSL証明書以外に 固定IPアドレスオプション を契約する必要があります。固定IPアドレスオプションの料金は以下の通りです。

初期費用 2,000円
利用料金 5,000円/年
契約期間 1年~3年(SSL証明書の契約期間に準じる)

SSL BOXで取り扱っているSSL証明書は以下の通りです。契約期間が長くなるほどお得になります。

契約期間 1年 2年 3年
CoreSSL 990円/年 890円/年 790円/年
SecureCore 1,500円/年 1,300円/年 990円/年
RapidSSL.com 4,000円/年 3,500円/年 3,000円/年
GeoTrust 15,000円/年 13,000円/年 11,000円/年

最も安くSSL対応とするには、CoreSSL+固定IPアドレスオプションとなり、 5,790円/年 (初年度7,790円)となります。

「CoreSSLワイルドカード」「ラピッドSSLワイルドカード」は利用できません。

ドメイン

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
独自ドメイン 無制限 無制限 50
サブドメイン 無制限 3,000 1,000
サービスドメイン 5 5 3

独自ドメインは 無制限対応 ですが、サブドメインの上限は 3,000個 となっています。これだけあれば実質的には無制限とあまり変わりませんね。もちろん、 日本語ドメイン に対応しています。

ファイアバードは独自ドメインを持っていなくても、(とりあえず)Webサイトを公開できます。 契約時に 初期ドメイン を作成するので、そのドメインであなたのWebサイトにアクセスすることが可能です。

初期ドメインとして 「firebird.jp」 のサブドメインを利用できます。例えば、ユーザーIDが「example」であれば「example.firebird.jp」というドメインになります。

さらに、 5つ のサービスドメインを追加できます。ネットオウルが保有する「apples.jp」や「dolphin.jp」などの 138種類 のドメインから好みのものを選択することができます。つまり、独自ドメインを持っていなくても、標準で 6つ のサイトを運営できます。

この初期ドメインやサービスドメインは契約期間のみ有効です。長期にWebサイトを運営するのであれば、独自ドメインの取得をお勧めします。とは言え、これらのドメインはとても便利です。独自ドメイン(本番環境)ではできない、ちょっとした動作テストに利用することもできます。

独自ドメインは同社の 「スタードメイン」 で契約すると設定も簡単です。 他の格安レジストラ(リセラー)と比較しても同程度の料金なので、独自ドメインに詳しくなければスタードメインで取得するとよいでしょう。ドメインの設定など、あまり悩まずに済みます。

ディレクトリ構造

ドメイン毎に専用のディレクトリを割り当てるタイプです。任意のディレクトリに変更することはできません。

各ドメインの「public html」が公開ディレクトリ(ドキュメントルート)となります「public html」より上位ディレクトリは非公開領域となります。

1つ気になる点はサブドメイン対応のディレクトリが「public_html」の直下に生成されることです。サブドメイン名が重複することはありませんが、自分でディレクトリを作成する際はサブドメイン名と重複しないように気をつける必要があります。

他のレンタルサーバーと比較すると非常に使いやすい構造です。

データベース

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
MySQL 50 10 5
SQLite

MySQL 対応です。また、 SQLite が動作します。

データベース名は「ユーザーID_ 任意の文字列 」となります。

他のレンタルサーバーでは、1つのMySQLユーザーで全てのデータベースを管理したり、データベース毎にユーザーが生成されることもあります。

ファイアバードではMySQLユーザーを自由に追加することができます。そして、データベース毎にアクセス可能なユーザーを設定することが可能です。

テーブルの操作には phpMyAdmin を利用します。ファイアバードは SSH非対応 なので、ポートフォワード(トンネリング)によるMySQLクライアントの利用は不可です。

MySQLバージョン
5.0.95(2015年9月現在)

FTP

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
FTPアカウント 10 5 2

「FTP/FTPS」 に対応しています。

他のレンタルサーバーと比較するとサブアカウント数は少なめです。それでも、ドメイン毎に1つの 初期FTPアカウント が生成されるので、総FTPアカウント数は ドメイン数+5 となります。サブドメインに初期FTPアカウントは設定されません。

アカウント毎にアクセス可能なディレクトリを設定できます。複数人でのサーバー管理に役立つでしょう(初期アカウントは設定不可)。

ドメイン追加時に生成される初期アカウントは、そのドメインに対応したディレクトリ(public_html)のアクセスに制限されます。そのため、他ドメインのディレクトリにアクセスすることができません。

ルートディレクトリ「/home/USER_ID/」にアクセス可能なFTPアカウントを1つ追加しておけば、全てのディレクトリを操作できるので便利です。

ファイルマネージャ

ファイルマネージャ(Webアプリケーション)を利用できます。FTPクライアントがあれば出番はないかも知れませんが、緊急時に役立ちます。

スマートフォンに最適化されていないため、どのような端末でアクセスしてもPC用の画面が表示されます。

機能
バーミッション変更 / テキスト編集 / 削除 / ダウンロード / アップロード / 名称変更 / プレビュー / UTF-8, EUC-JP, SHIFT-JIS対応

メール

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
メールアカウント 無制限 1,000 500
メール送信 3,000通/日 1,500通/日 500通/日

非常に多くのプロトコルに対応しており、どのようなメール環境でも困ることはないでしょう。ただし、POP before SMTPのみ国外から利用できません(国外IPアドレス制限)。

POP SSL/TLS、STARTTLS/STLS
SMTP SMTP-AUTH、サブミッションポート、POP before SMTP、SSL/TLS、STARTTLS/STLS
IMAP SSL/TLS、STARTTLS/STLS

アンチウィルス(F-Secure社)やスパムメールフィルタには対応していますが、他のレンタルサーバーと比較するとメール機能はシンプルです。

アンチウィルス F-Secure社。
スパムフィルタ ドメイン毎に設定可能です。
ホワイトリスト
ブラックリスト
ホワイトリストに登録したアドレスは迷惑メールと判定されません。ブラックリストに登録したアドレスは迷惑メールと判定されます。
メール転送 受信したメールを他のアドレスへ転送することができます。その際、メールを残すか削除するかを設定できます。
自動返信 × 指定アドレスにメールが届いた際、あらかじめ用意した定型文のメールを送信者に自動的に返送します。
振り分け転送
メールフィルタ
× キーワードに一致(含む)するメールを別のアドレスまたはゴミ箱に転送できます。
メーリングリスト ×
メールマガジン ×

SMTP認証の国外アクセス制限

SMTP認証(SMTP AUTH)に関する機能です。国外IPアドレスからの不正送信を防ぐために、初期設定で有効となっています。国外からのメール送信が必要であれば無効にする必要があります。国内で利用する限り、設定を変更する必要はありません。

メール制限

送信制限 1,500通/日
受信制限 サーバー全体に影響を与える件数でなければ制限はありません。
送受信容量制限 30MB/通。

Webメーラー

Webメーラーとして 「SquirrelMail」 が採用されています。モバイル端末(スマートフォンやタブレット)に最適化されておらず、どのような端末からアクセスしてもPC用のUIとなります。モバイル端末であればIMAP対応メーラーを使うのが正解でしょう。

外出先で自分の端末(パソコンやスマートフォン)以外からアクセスする時は役に立つでしょう。

PHP、その他

ファイアバードのPHPは、「CGI/FastCGI」で動作しています。PHPのバージョンは、ドメイン毎に設定可能です。サブドメイン(sub.example.com)は主ドメイン(example.com)の設定に準じます。

PHP 5.1.6 / 5.3.3 / 5.4.45 / 5.5.30 / 5.6.x / 7.0.x
Perl 5.8.8
Ruby 1.8.5
Python 2.4.3

php.ini

PHPの動作設定は、コントロールパネルで設定できます。簡単設定とphp.iniを編集するモードがあります。

php.iniファイル自体は、ドメインディレクトリの「php」ディレクトリ内にあります。例えば、「example.com」であれば、「/home/USER_ID/example.com/php/」にあります。

コントロールパネルでは、以下の項目を設定可能です

エラー設定 display_startup_errors / display_errors / error_reporting
セッション設定 session.auto_start / session.use_cookies / session.use_only_cookies /session.use_trans_sid / session.name / session.cookie_lifetime / session.cookie_path / session.cookie_domain
文字コード設定 mbstring.language / mbstring.internal_encoding / mbstring.http_input / mbstring.http_output / mbstring.encoding_translation / mbstring.detect_order / mbstring.substitute_character
その他の設定 safe_mode / max_execution_time / max_input_time / memory_limit / post_max_size / upload_max_filesize / register_globals / magic_quotes_gpc / file_uploads / allow_url_fopen

PHP5.3以上を設定していれば 「.user.ini」 を任意のディレクトリに設置できます。

CRON

サービス クローバー ファイアバード ミニバード
CRON 20 10 5
最短実行間隔 1分 10分 20分

ファイアバードは 10個 のタスク(ジョブ)を設定することができます。最短実行間隔は 10分 となっており、特殊な用途でなければ十分な間隔でしょう。

CRONはどのような処理でも実行できるわけではありません。「他のユーザー、またはサーバー全体に影響のある高負荷かつ長時間の処理を行わない」が条件なので、高負荷かつ長時間の処理は強制停止の対象となります。

設定方法は、初心者には少し難しいでしょう。他社ではプルダウンメニューから選択するだけのものもありますが、 crontab の書式で設定する必要があります。例えば30分間隔でPHPを実行させるには以下の様にします。

分[*/30]、時[*]、日[*]、月[*]、曜日[*]

コマンド
/usr/bin/php5.3 /home/USER _ID/USER_ ID.firebird.jp/public_html/sample.php

Cron実行時に、エラーメッセージや処理結果を任意のメールアドレスへ通知することも可能です。

言語 パス バージョン
Perl /usr/bin/perl 5.8.8
PHP /usr/bin/php 5.1.6
  /usr/bin/php5.3 5.3.3
  /usr/bin/php5.4 5.4.45
  /usr/bin/php5.5 5.5.30
  /usr/bin/php5.6 5.6.x
Ruby /usr/bin/ruby 1.8.5
Python /usr/bin/python 2.4.3

アクセスログ、エラーログ

ドメイン毎のアクセスログ(生ログ)を取得できます。コントロールパネルから取得できるのは、当日分のログのみなので、過去のログが必要であればFTPでサーバーの「log」ディレクトリから取得します。ただし、初期設定ではログ保存が無効となっているので、有効にする必要があります。

アクセスログの保存期間は「1週間~10週間」で設定可能となっており、毎日新しいファイルが生成されます。

エラーログは最新の 10万行 まで取得可能です。エラーログは毎日午前3時頃にリセットされ、サーバーには保存されません。必要であれば「php.ini」や「.user.ini」を利用してログ保存の設定を行います。

アクセス解析

ファイアバード独自のアクセス解析を利用できます。

解析可能な最大ログ数は500,000行です。超過すると古いログから削除されます。また、1日に解析できるログ数の上限は100,000行です。

2種類の解析タイプがあります。

ヒット解析
全てのログが解析対象となります。
転送量、拡張子ごとなど詳細な解析に向きます。
解析ログの量が増えるため長期間の解析には向きません。
ページビュー解析
ページビューとして定義されるログが解析対象となります。
gif、jpg、bmp、png、wbmp、jpeg、css、js、dtd、asmx、ascx、ico、xml、cur、ida、swf等を解析から除外します。
サイトへのアクセス状況を把握したい場合に向きます。
解析対象となるログが少ないため長期間の解析が可能です。
詳細なサイト転送量やファイルごとの解析には向きません
分析項目
時間帯 / 日別 / 曜日別 / エラーコード / 表示ページ / 拡張子 / 検索エンジン / 検索ワード / 国別 / リンク元 / ブラウザ / OS / IPアドレス / ホスト名

移転前動作確認URL

ファイアバードではドメイン毎に動作確認用URLを発行することができます。 「example.com」 であれば「http:// example-com .check-netowl.jp/」というURLが発行されます。

このURLは他サーバーからの引っ越しをスムーズにするために利用します。 動作確認URLがあれば、DNS設定を変更せずにファイアバードのサーバーにアクセスできます。

つまり、引っ越す時に旧サーバーでWebサイトを稼働させつつ、ファイアバードでテストを行うことができます。環境が整ったらDNS設定を変更するだけなので、スムーズな引っ越しが可能です。

example.com |http:// example-com .check-netowl.jp/ sub.example.com |http:// example-com .check-netowl.jp/ sub.example.com /

WordPress専用機能

WordPressのセキュリティに特化した機能が装備されています。

ダッシュボードアクセス制限
ダッシュボードに対する国外IPアドレスからの接続を制限します。
初期設定: 有効
XML-PRC API アクセス制限
ダッシュボード以外から投稿可能なアプリが利用する「XML-RPC WordPress API」に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。
初期設定: 有効
ログイン試行回数制限
短時間に連続してログイン処理(失敗)が行われるとアクセスを制限します。パスワード総当り(ブルートフォースアタック)による不正アクセスを防止します。24時間後に制限が解除されます。
初期設定: 有効
コメント・トラックバック制限
短時間に大量のコメントまたはトラックバックが実行されると、自動的に投稿を制限します。6時間後に解除されます。
初期設定: 有効
国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限
国外IPアドレスからのコメント・トラックバックを拒否します。
初期設定: 無効

対応アプリケーション

自動インストール対応アプリケーションは以下の通りです。

  • Movable Type Open Source 5.2.13
  • Wordpress 4.3

MTOS5は、2015年10月に開発元(Six Apart)のサポートが終了するため、今からMTを利用するならバージョン6を手動でインストールしましょう。

インストール確認済みアプリケーション

インストール可能プログラム
concrete5 / Drupal / EC-CUBE / Joomla / MODX(日本語版) / Movable Type / PukiWiki / Xoops Cube Legacy / Zen Cart(日本語版) / ネットショップオーナー5 / ダヴィンチカート4

全機能の動作を保証するものではありません。

その他の機能

BASIC認証
BASIC認証を設定することができます。ドメイン毎に設定できます。
アクセス拒否設定
IPアドレス指定によるアクセス拒否を行うことができます。ドメイン毎に設定できます。
サイト転送
任意のURL(ディレクトリ)へのアクセスを他のドメインに転送することができます。
MIME設定
拡張子によって処理内容を指定するMIMEの設定が可能です。ドメイン毎に設定できます。
GoogleApps簡単設定
独自ドメインでGmailやGoogleカレンダー、Googleトーク、Googleドキュメントなどを利用するための設定が簡単にできます。

非対応機能

下記の機能は非対応です。

SSH|バックアップ

コントロールパネル

コントロールパネルは2種類あります。1つはネットオウルの 「メンバー管理ツール」 、もう1つが 「サーバー管理ツール」 です。

メンバー管理ツールは、契約情報を管理するためのものです。ネットオウルの全てのサービスをここで管理することができます。例えば、「スタードメイン」の独自ドメインと「ファイアバード」のサーバーを1つのネットオウルアカウントで管理できます。

サーバー管理ツールは、サーバーの各種設定を行うためのツールです。レスポンスが非常に良く使い勝手に優れます。データベースの作成など、何を実行するにもほとんど待つことがありません。

ファイアバードの機能がシンプルなので、操作項目が絞り込まれています。 初心者でも操作に迷うことはないでしょう。各機能に「ワンポイントマニュアル」という簡易説明があるので参考になります。また、公式サイトに詳細なマニュアルも用意されています。

ネットオウルポイント

ネットオウルポイントというサービスがあります。ネットオウルが運営するサービスが対象となり、取得したポイントをサーバー費用に充当することができます。

ポイント取得方法は以下の様になっています。

キャンペーン
サービス毎に展開されるキャンペーンにて、主にサービス利用者を対象にポイントが付与されます。
スタードメイン
通常時、ドメイン価格(1年契約・税込)の20%×契約年数分の累計ポイントが付与されます。
Q&A掲示板
質問への回答がベストアンサーに選ばれると、30ポイントが付与されます。

支払い方法

プリペイド制(前払い)となっており、事前に 「ネットオウルプリペイド」 を購入する必要があります。ネットオウルプリペイドの決済方法は以下の通りです。

クレジットカード MasterCard / VISA / JCB / AmericanExpress / Diners。手数料無料。支払い金額500円以上が対象。
Paypal 手数料無料。支払い金額5,000円以上が対象。
銀行振込 ジャパンネット銀行。振込手数料が必要。入金確認に3日程度かかる場合があります。
コンビニ ローソン / ファミリーマート / セブンイレブン / サークルKサンクス / デイリーヤマザキ / ミニストップ / セイコーマート。決済手数料216円(税込)が必要。支払い金額500円以上が対象。

サポート対応

  • メール
    • お問い合わせフォームを利用します。
  • Q&A掲示板
    • ネットオウルの掲示板を利用できます。サポート対象外の技術的な内容について、ユーザー同士で質問・回答することができます。基本的にサポートが対応することはありません。

解約方法

ファイアバード(ネットオウル)では、 毎月15日 に契約更新の処理を行っており、サービス利用期限月の15日に自動で同条件の契約が更新されます。

契約更新を中止する場合は、更新予定月の 14日まで に解約手続きを行う必要があります。解約手続きが遅れると、契約が自動更新されます。

解約手続きはコントロールパネル(メンバー管理ツール)で行えます。早めに解約手続きを行っても、利用期限まではそのまま利用できます。解約手続きを取り消すことはできません。

お試し期間中の制限

利用できない機能
メール機能

まとめ

ワンコイン(500円)で利用できる非常に使い勝手の良いレンタルサーバーです。上位サービスのクローバーは料金を考えると少し物足りないサービスに感じますが、ファイアバードは利用料金もお手頃で非常に魅力的なサービスです。

低価格なのに使いやすく過不足のない機能が揃っています。レスポンス性能はロリポップ!より優れており、もしロリポップ!にしかない機能が不要であれば、ファイアバードをお勧めします。独自SSLもロリポップ!より安く導入できます。

WordPressに特化したセキュリティ対策が施されており、他社より安心してWPによるWebサイト運営が可能です。また、コントロールパネルが使いやすく、レスポンスも良いのでストレスとなりません。マニュアルが充実しているので、初心者にもお勧めできます。

14日間の無料お試し期間 があるので、興味があれば気軽に試してみるとよいでしょう。


更新履歴  
2016年01月14日 PHP7に対応しました。
2016年01月12日 PHPのバージョンを修正しました。
2015年09月14日 大幅に加筆修正しました。
2015年04月10日 ディレクトリ構造を追加。

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