独自ドメイン xyz を使わないたった1つの理由

最近では死語 (死語という表現自体も死語のような・・・) になっているような気もしますが、「社会の窓が開いている」という表現がありますよね。アメリカ英語ではズボンのチャックが空いていることを「XYZ」と表現します。

「Examine your zipper」の略 (e X amine Y our Z ipper) であり、訳すと「あなたのチャック (ジッパー) を調べてごらん」となります。スラングですが、これを知っている人からすれば「変なURLだね?」と思われるかもしれません。

利用者はうなぎ登り

しかし、いわゆる「新一般トップレベルドメイン」(new gTLD) の中ではダントツに利用者が多いのは「xyz」です。理由は簡単で「初年度の料金が非常に安い」からです。おそらく、登場してから頻繁に「99円」や「30円」のようなキャンペーン価格が付いているはずです。

あくまでも推測に過ぎませんが、国内に限れば「1年だけの捨てドメイン」として利用されているような感じではあります。アフィリエイトの解説サイトに「安いxyzでサイトを量産しよう」みたいなことが書かれていますし、実際に「xyz」と付くサイトにアフィリエイト関係が多いのは間違いありません。

参考サイト (2016年5月)
new gTLD Statistics - Get detailed insights about TLDs

別に xyz でもいいじゃない

色々書きましたが、「xyzは悪いの?」と聞かれれば「何も悪くありません」となります。トップレベルドメインの種類で検索エンジンの評価が変わるわけではありません。評価されるのはコンテンツの質であり、ドメインは評価と無関係です。

xyzのドメインとしての本当の意味は 「意味がない」 です。意味がないから「カテゴリに制限されない」「地域に制限されない」となり、誰でも自由に使えるドメインということになります。

単純に知っている人からすれば「社会の窓が開いているサイト?」と思われる かも しれないというだけです。あとは、アフィリエイトサイトが多い印象があるかもしれませんね。

下手に安売りをせずに「.comや.net」の代替に成長すればなとは思います。

他にもこんな意味が

他にもカクテル名としての「XYZ」があります。「究極のカクテル」や「今夜はこれで終わり」という寝酒などの意味があるようですよ。

他にも、「シティーハンター」を思い出した人は40代半ばでしょうか。ドラマの「エンジェルハート」でも使われていましたね。

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