Plesk対応でアダルトサイト運営も可能!GMOクラウドのVPS

GMOクラウドが運営するVPSサービスは、オプションに「Plesk」を備えている点が特徴です。 有償ですが多機能コントロールパネル「Plesk」を利用することで、VPSであっても共用レンタルサーバーのような使い勝手を実現できます。 例えば、データベースやメールの設定を、コマンド操作ではなくWebブラウザの簡単な操作で行えます。

アダルトサイト運営対応も特徴の一つです。 VPSでアダルトコンテンツの取り扱いを明確に許可しているサービスはほとんどなく、大手ではGMOクラウドだけでしょう。 もちろん日本国内の法律の範囲内に限られますが、共用レンタルサーバーの仕様では物足りないアダルトサイト運営者にとっては選択肢の一つとなるでしょう。

他社のサービスと少し異なる点は、契約時に選択したOSで固定されるという点です、VPSを検討している方は、おそらく契約前にOSを決めていると思うので、あまり問題とはなりませんが、VPSで色々と試してみたい用途には適しません。 とは言え、OSの選択肢にWindows ServerやCloudLinuxがあり、必要なユーザーにとっては嬉しい仕様でしょう。

サービス開始時期
2012年4月4日
仮想化ソフトウェア
KVM

料金体系と基本仕様

プラン 1GB 2GB 4GB 6GB 8GB 12GB
月額(標準) 980円 1,480円 2,830円 5,180円 7,180円 11,280円
月額(6ヶ月) 880円 1,380円 2,630円 4,980円 6,980円 10,980円
月額(12ヶ月) 780円 1,280円 2,380円 4,580円 6,580円 10,480円
初期費用 4,000円
メモリ 1GB 2GB 4GB 6GB 8GB 12GB
CPU(仮想) 2コア 3コア 4コア 5コア 6コア 7コア
ディスク容量 50GB 100GB 200GB 400GB 600GB 800GB

料金は税抜きです。

データセンターの場所は、他のGMOサービスと同様に東京となっています。

VPSらしく上位プランほど処理性能が向上します。

契約期間は1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の3種類であり、長期契約ほど割引率が大きくなる料金体系となっています。

ストレージの種類に関する記述はありませんが、料金と容量から推測するとどう考えてもHDDでしょう。 もし、SSDを採用していれば、それを特徴の一つとして紹介しない理由がありません。

4GB以下のプランはお試し期間があり、気軽に使い勝手を確認できます。

最低利用期間
ありません。
お試し期間
1GB / 2GB / 4GB のみ15日間のお試し期間があります。
期間終了までに解約手続きをしなければ自動的に本契約となります。

対応OS

契約時に選択したOSに固定され、契約後に変更することはできません。 さらにIOSイメージのマウントに非対応であり、ユーザーが好みのOSを導入することはできません。

OS 料金 バージョン(アーキテクチャ)
CentOS 無料 7.3 (64bit) / 7.2 (64bit) / 7.1 (64bit) / 6.8 (64bit) / 6.2 (64bit) / 6.0 (64bit)
Debian 無料 8.0 (64bit)
Ubuntu 無料 16.04 (64bit)
CloudLinux 1,500円/月 4GBプラン以上で利用できます。7.2 (64bit) / 6.1 (64bit)
Microsoft Windows Server 2,839円/月 6GBプラン以上で利用できます。2008 R2 Standard x64 (日本語版)
Microsoft Windows Server 13.646円/月 6GBプラン以上で利用できます。2008 R2 Enterprise x64 (日本語版)

料金は税抜きです。

Windows Serverはもちろんですが、CloudLinux装備もGMOクラウドの特徴でしょう。 詳細は省きますが、CloudLinuxは軽量なVPS機能をOS自体に備えており、高負荷に強いOSです。 リソース管理性能に優れているため、複数のサイトを運営した場合、あるサイトへのトラフィック(アクセス)が集中しても、他のサイトの稼働に影響を与えにくいという特徴があります。 一つのVPSで多くのサイトを運営したい用途に最適なOSです。

アプリケーション

アプリケーション  
Plesk12 CentOS 6.2 (64) / CentOS 7.1 (64) / CentOS 7.2 (64) / CloudLinux 6.1 (64) / CloudLinux 7.2 (64)
PleskOnyx CentOS 6.8 (64) / CentOS 7.3 (64)
LAMPP CentOS 6.0 x64、CentOS 6.2 x64
Java CentOS 6.0 x64
Ruby on Rails2 CentOS 6.0 x64
Ruby on Rails3 CentOS 6.0 x64

公式サイトの情報より新しいバージョンが適用される可能性があります

主要なアプリケーションが組み込まれた状態でサーバーがインストールされます。 OSとの組み合わせは固定なので、バージョン等が合わない場合は利用する必要はありません。

Plesk12 / PleskOnyx
Plesk、Webサーバー、メールサーバー、データベース(MySQL)、PHP、Perl等
LAMPP
Webサーバー、メールサーバー、データベース(MySQL)、PHP、Perl等
Java
Java、Tomcat、Webサーバー、メールサーバー、データベース(MySQL)、PHP、Perl等
Ruby on Rails2 / Ruby on Rails3
ruby、rails、passenger、Webサーバー、メールサーバー、データベース(MySQL)、Perl等

コントロールパネル

標準機能の「VPSポータル」とオプションの「Plesk」があります。

VPSポータルは他社のコントロールパネル同様、最低限の機能を備えています。 サーバの起動や停止などの基本操作に加え、契約内容も一括して管理できます。 ターミナル(コンソール)でのコマンド操作に慣れていれば、Pleskは不要です。

VPSポータルは以下の機能を備えています。

カテゴリ 機能
動作管理 起動 / 停止 / 再起動 / リカバリーモード
設定管理 コンソール / マルチドメイン / コントロールパネル(Plesk)
その他 サーバー情報 / サーバーパスワード / OS再インストール
契約管理 ドメイン追加 / プラン追加 / アカウント情報

分かりにくい項目を簡単に説明します。

コンソール
Webブラウザ経由でターミナル操作を行えます。SSHクライアントがなくてもサーバーを操作できます。
リカバリーモード
パスワードの紛失やサーバーの不具合等で、操作が不可能になったとき、別の仮想サーバーを立ち上げて設定ファイルの修正等を可能とします。

Plesk

多くのホスティングサービスで採用されている「Plesk」をオプションで利用できます。 Pleskは非常に多機能なサーバー管理ツールであり、例えば同じGMOグループの共用レンタルサーバー「ドメインキング」でも採用されています。ドメインキングのレビューを見れば、ツールの雰囲気がつかめるでしょう。

コンソール(ターミナル)を利用せずに、Webブラウザでサーバーの設定管理を行えるアプリケーションです。

ドメインやデータベース、メールの設定など、共用レンタルサーバーのような使い勝手を提供します。 他にも、ファイアウォールやメールのアンチスパム機能など、誰でも安全にWebサイトを運営可能とする機能が用意されています。 WordPress等のアプリケーションインストール機能や、バックアップ機能、SSLの設定機能もあるため、予算に余裕があれば便利なツールと言えます。

ただし、Pleskは多機能が故に使い勝手が良いとは言えません。 他社でも構いませんが共用レンタルサーバーの操作に慣れていれば問題はありません。 初心者がいきなり利用するには厳しいでしょうが、VPSを検討するほどのユーザーなら大丈夫でしょう。

3種類のエディションが用意されており、利用するドメイン数で選択します。

バージョン ドメイン数 月額料金
Plesk 12 / Onyx Web Admin Edition 10 350円
Plesk 12 / Onyx Web Pro Edition 30 800円
Plesk 12 / Onyx Web Host Edition 無制限 1,500円
注意
Pleskは契約時のみ設定できます。契約後のエディション変更はできません。

ネットワーク

データ転送量に制限はありません。 ただし、他社サービスと同様に共有回線なので、異常なトラフィックを発生させると規制の対象となります。

回線速度
100Mbps(共有)
グローバルIPアドレス数
IPv4: 1個
IPv6: 非対応

DNS

VPSポータルにGMOクラウドのDNSサーバを利用する機能がありますが、同社で契約したドメインのみ対象となります。

例えば、ムームードメインなど他社で独自ドメインを契約しているなら、そのレジストラ(リセラー)のDNSサーバーを利用することになります。

SLA

GMOクラウドの特徴の一つに、稼働率「99.99%」のSLA(品質保証制度)対応があります。 サービスにより定義は異なりますが、VPSなどのホスティングサービスの場合、「サーバーの稼働率を保証する」という意味になります。

「99.99%」の稼働率(月間)を保証しており、これを下回ると規定料金(月額の10%)が返金されます。

稼働率の数字や返金率に意味はなく、SLA対応が重要です。 障害が発生すればそれだけ事業者が利益を損なうため、安定稼働の自信がなければSLAを設定できません。 他社VPSサービスでSLA対応はそれほど多くなく、GMOクラウドを選ぶ理由の一つとなるでしょう。

メモ
GMOクラウドが原因となる障害のみ対応です。メンテナンスは対象外です。
申告制となっているため、契約者自身で通知する必要があります。

オプション

マネージドサービス

非常に豊富な作業代行サービスに対応しており、面倒なメンテナンスをお任せできます。 VPSを検討しているようなユーザーなら、これらのサービスに頼ることはないでしょうが、契約者自身ではどうにもならない障害時に役立ちます。

サービス名と料金のみ紹介します。 詳細は公式サイトを確認してください。 特に設定代行オプションは多くのサービスがあるため、ここでは紹介しきれません。

項目 初期費用 月額費用 契約単位
セキュリティオプション 10,000円 15,000円 VPS単位
監視復旧オプション 10,000円 15,000円 VPS単位
バックアップオプション 10,000円 10,000円 VPS単位
ヘルプデスクオプション 0円 10,000円 契約ID

料金は税抜きです。

以下は設定代行オプションです。

導入・構築
初期設定代行オプション 20,000円〜 / Windowsメールサーバー構築(pmail server)30,000円 / システム移行サービス 100,000円~ / Pleskメールアドレス一括登録 〜100アカウント 5,000円、〜500アカウント 10,000円 / その他各種構築作業 要相談
運用・保守
負荷状況調査 15,000円 / 各種トラブル調査 要相談 / PHPバージョンアップ 40,000円 / ミドルウェア設定変更 要相談 / 監視ツール「Munin」インストール 10,000円 / Plesk外部データベース連携 15,000円 / FTP接続設定 5,000円 / サーバー設定変更 5,000円 / ログファイル削除 5,000円 / メールキュー削除 5,000円
セキュリティ対策
サーバー不正アクセス調査 15,000円 / アクセス制限設定(IPtables/TCPWrapper設定) 10,000円 / SSLインストール(Pleskあり) 10,000円 / SSLインストール(Pleskなし) 15,000円 / SSL移行 20,000円 / セキュリティアップデート対応 15,000円
各種インストール
WordPressなどのアプリケーションや、PHPのモジュールなどを導入します。
対象により料金が変化します。
注意
オプションに関しては日割り計算は行われません。月途中で契約・解約しても月額分の料金が発生します。

SSLサーバー証明書

VPSなのでユーザー自身で証明書を取得して、それを自由に設定できます。

Pleskを契約していれば、無料SSLサーバー証明書「Let’sEncrypt」を簡単に導入できます。 もちろん、Pleskがなくても技術力があれば誰にでも導入できます。

GMOクラウドでも同社グローバルサインの証明書が用意されます。 定価よりは安価な料金設定ですが、サイトの規模と運用コストのバランスを考えて、他社証明書の利用を検討してもよいでしょう。

SSL証明書 年間利用料金
GlobalSign クイック認証SSL 28,500円
GlobalSign 企業認証SSL 58,000円

その他の機能やサービス

torocca(バックアップ)

標準のバックアップサービス(作業代行)がありますが、高額な初期費用、月額費用、さらにバックアップ先(別サーバー)が必要となるため、コスト的に誰でも気軽に利用できません。 最も安価に済ませるなら、Pleskに含まれるバックアップ機能を利用することです。 スケジュール機能もあるため、高度な設定を必要としなければ十分です。

ここで紹介する「torocca!」はGMO「SaaStart」が提供する遠隔バックアップサービスです。 独立したサービスなので、GMOクラウド以外のサービスからも利用できます。 汎用的な仕組みであり、toroccaサーバーからあなたのサーバーにアクセスして、データを取得し保存します。 対象サーバー数は無制限であり、料金はデータ容量に応じます。

差分バックアップ(データベース除く)にも対応しており、サーバーに余計な負荷をかけません。 さらに「30世代」分が保管されるため、毎日実行しても1ヶ月分のデータが管理されることになります。 もちろんリストアにも対応します。

機能  
バックアップ対象 ファイル、MySQL、MSSQL、PostgreSQL
スケジュール 実行間隔は月単位、週単位、日単位、開始時刻は分単位です。
その他 ファイルに関しては、バックアップ対象の任意指定や除外設定も可能です。

バックアップとは関係ありませんが、「Webサイトモニター」機能を備えており、Webサイトの状態(障害など)を監視できます。

プラン ライト スタンダード プレミアム エンタープライズ
容量 25GB 50GB 250GB 500GB
初期費用 無料
月額(標準) 625円 1,150円 4,750円 9,000円
月額(年間契約) 500円 900円 3,750円 7,000円

料金は税抜きです。

SiteLock(セキュリティ対策)

SiteLockはサイトのセキュリティ診断を定期的に実施し、WordPressなどの主要アプリケーションの「脆弱性」「不正改ざん」「マルウェア」の有無などの脅威を見つけて、契約者に通知するサービスです。 XSS(クロスサイトスクリプティング)やSQLインジェクションなどの診断も行われます。

脆弱性や問題が見つかった時、いち早く状況を把握することによって不正アクセス、改ざん、情報漏えいなどセキュリティ事故による被害の拡大を防ぎます。 また、マルウェアなど不正コンテンツ検知時は、SiteLockが駆除・削除を行います。

プラン エントリー レギュラー ビジネス エンタープライズ
初期費用 0円
年間費用 4,200円 14,400円 40,320円 99,600円
診断対象 1ドメイン
診断対象 50ページ 200ページ 600ページ 2,000ページ

料金は税抜きです。

メモ
SiteLockはVPS専用のサービスではありません。 他社のレンタルサーバーでも利用できる独立したサービスです。

オブジェクトストレージ

Amazon S3互換REST APIで操作できるストレージサービスです。 1GBあたり「7.776円/月」と安価であり、100GBなら「778円/月」となります。

HTTPプロトコルなので転送速度はそれなりです、データベースのように頻繁にアクセスする用途には向きません。 例えば、バックアップやVPSサーバーに置くには困るサイズの大きいデータの保存管理に適しています。 複数地点による3重の冗長化が行われ、極めて高い耐障害性があります。

VPSから利用する場合(ローカル接続)、転送量課金は無料となります。

ディスク利用料金 (税抜)
1GB/1日あたり 0.2592円
1GB/30日換算 7.776円
メモ
VPS専用のサービスではなく、GMOクラウドALTUSのサービスです。VPSと併用すれば転送料金が無料となります。

非対応

ローカルネットワーク(プライベートネットワーク)接続に非対応です。 複数のVPSを契約して、Webサーバーとデータベースサーバーを分離するようなことはできません。

スケールアップ(プラン変更)

上位プランへ「のみ」変更が可能です。 サーバー環境はそのまま、スペックのみ変更されます。 初期費用は発生せずに、利用料金の差額のみ請求されます。

注意
プラン変更時(作業時)は30分〜60分のメンテナンス時間が必要となり、サーバーが一時的に停止します。
作業希望日を指定できます。

サポート対応

電話、メール、FAXに対応しています。

サポート  
電話 平日 10:00〜18:00。東京(03)までの通話料が必要です。
メール 365日24時間対応。原則24時間以内の回答。
FAX 365日24時間受付。

有償の「ヘルプデスクオプション」も用意されており、これを利用すると「24時間365日の電話サポート(フリーダイヤル)」が追加されます。

さらに設定変更やトラブル調査もサービスに含まれ、毎月規定回数(インシデント数)まで利用できます。

ヘルプデスクオプション  
初期費用 0円
月額料金 10,000円/契約単位
インシデント数 3回/月

料金は税抜きです。

支払い方法

クレジットカード、銀行振込の2種類です。

支払い方法  
クレジットカード VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS
銀行振込 振込手数料が必要です。
請求書の発行
銀行振込のみ対応。
領収書の発行
対応していません。

返金保証制度

30日間の返金保証制度に対応しています。 30日以内に解約手続きを行えば、支払い済みのサーバー代金が返金されます。

注意
振込手数料は契約者負担となります。
無料お試し期間があるため、新たに追加したサーバーのみ対象となります。

解約方法

最低利用期間もないため、いつでも解約できますが、日割り計算による返金には対応していません。 いつ解約しても解約月の末日までは利用可能な状態となります。

まとめ

「Plesk」の有無で評価が大きく変わるサービスです。 もちろん、アダルトコンテンツ対応やWindows Server、CloudLinuxという他社にはない特徴もありますが、標準仕様は平凡なものです。

「Plesk」を導入すれば、一般的な共用レンタルサーバーと変わらない使い勝手となるため、サーバーやサイトの管理がかなり楽になります。 Pleskで全ての範囲をカバーできるわけではありませんが、一般的な構成のサイト運営なら必要充分な機能を備えています。

豊富な代行サービスも特徴であり、サーバーのセキュリティなどを任せることができます。 メンテナンスに時間を割けない方には嬉しいサービスでしょう。

技術力のある方にとっては、スケーラブルな構成が組めないなど、やや物足りない部分もあります。 Pleskが不要であれば、拡張性の高いさくらインターネットやConoHaも検討するべきでしょう。サービスの規模に合わせて容易にサーバー構成を拡張できます。