Hostingerの申し込みからWordPressのインストールまで、分かりやすく説明します

無料で利用できるレンタルサーバーHostinger (ホスティンガー) の申し込み方法から、WordPressのインストール方法まで分かりやすく説明します。

HostingerにはWordPressの 簡単インストール機能 があり、この機能を利用すればデータベースの操作が不要となるなど、初心者でも簡単にWordPressによるサイト運営が可能となります。

Hostinerは独自ドメインに対応していますが、Hostingerが保有する6種類のドメインを自由に利用できるため、独自ドメインがなくともWebサイトを運営することができます。ただし、このドメインはHostingerの契約期間のみ有効なので、長期にサイトを運用する予定があれば独自ドメインの取得をお薦めします。

下記の順に説明します。

  • Hostingerのユーザーアカウントの取得
  • サーバーアカウントの作成
  • インストール機能によるWordPressのインストール
  • 手動でのWordPressのインストール

Hostingerのユーザーアカウントを取得する

Hostingerでは1つのユーザーアカウントで複数のサーバーを利用 (契約) できます。とりあえず、ユーザーアカウントを取得しましょう。必要なものは有効なメールアドレスのみです。

  • 公式サイトに移動します。
  • 今すぐ登録! をクリックします。

FacebookやGoogleのアカウントでも登録可能ですが、ここではメールアドレスによる登録について説明します。

  • 名前、メールアドレス、パスワードを入力します。
  • スパム&ボット対策用のreCAPTCHAをチェックします。
  • 利用規約を確認し、問題がなければチェックします。
  • アカウント登録 をクリックします。

すぐにコントロールパネルに移動しますが、まだアカウントは有効となっていません。登録したアドレスに下記のようなメールが届くので、メール内にある認証用リンクをクリックします。

○○様

弊社のサービスにご登録いただき、ありがとうございます。以下のリンクをクリックして、アカウントを有効化してください。

http://cpanel.hostinger.jp/auth/confirm/hash/xxxx

すぐにメールが届かない場合は、Resend confirmation link をクリックしてください。認証メールが再送されます。

これでHostingerのアカウントが有効になります。

サーバーアカウントの作成

この画面が表示されると、ユーザーアカウントが有効になったことになります。それでは、サーバーアカウントを作成してみましょう。

  • 無料プランを利用するので Free注文 をクリックします。

サーバーのドメインを決定します。Hostingerでは、他のレンタルサーバーのように、設定後にドメインの変更ができません。異なるドメインを利用する場合、新たにサーバーアカウントを作成する必要があります。

ドメインの種類があり、サブドメイン はHostingerのドメインを利用できます。ドメイン はあなたが保有する独自ドメインを設定できます。

ここではHostingerのドメインを利用して、example.16mb.com とします。

独自ドメインを設定する場合
独自ドメインを利用するのであれば、下記のページを参考にしてください。
Hostingerの無料プランで独自ドメインによるサイトを運営する方法

有料プランであれば、サーバーの所在地を選択できますが、無料プランの場合、イギリスに固定されます。

パスワードは、初期FTPアカウント等のパスワードにも利用されます。忘れないようにメモをとっておきましょう。

間違いがないかを確認して 次へ進む をクリックします。

  • 確認画面が表示されます。
  • 「詳細」には、サーバーの利用目的を入力します。
    • 「不正利用防止のためにスタッフが内容を確認しています。」とありますが、(おそらく) 自動処理なので適当すぎない理由を入力しておくと良いでしょう。日本語でも問題ありません。
  • スパム&ボット対策のreCAPTHCAにチェックします。
  • 注文 をクリックします。

これでサーバーアカウントを作成する手続きは完了です。

インストール機能によるWordPressの導入

サーバーアカウント作成の続きです。サーバーアカウントのリストに、先ほど作成したサーバーが追加されていることを確認できます。それではWordPressをインストールしてみましょう。

  • WordPressをインストールするサーバー (ドメイン) をクリックします。
  • 自動インストール機能 をクリックします。

  • インストール機能に対応した多くのアプリケーションが表示されます。
  • 上部の検索フィールドに wordpress と入力して絞り込みます。
  • WordPress をクリックします。

WordPressのインストールに必要な情報を入力または選択します。

  • URL
  • 言語
    • 日本語を選択します。
  • 管理者ユーザー名、管理者パスワード、管理者メール
    • ダッシュボードのログインに利用します。メールアドレスは、トラックバック等の各種通知に利用されます。
  • ホームページタイトル
    • WordPressにおける「サイトのタイトル」となります。
  • ホームページ・タグライン
    • WordPressにおける「キャッチフレーズ」となります。

インストール をクリックします。

アプリケーションリストにWordPressが追加されると、インストール完了です。

  • WordPressサイトにアクセスするには
    • http://ドメイン/wp
  • ダッシュボード (管理画面) にアクセスするには
    • http://ドメイン/wp/wp-admin
インストール機能を利用すると、以下のプラグインが自動追加されます。
Clef、Limit Login Attempts

問題点

自動インストール機能を利用すると、アップデート時にエラーが発生します (2016年04月時点)。どうしても問題が解消されない場合、手動でのインストールを検討してみましょう。

WordPressを手動でインストールする方法

それでは手動でインストールする方法を紹介します。手順は以下の通りです。

  • データベースの作成
  • ファイルのアップロード
  • インストール前のおまじない
  • WordPressのインストール

データベースの作成

  • サーバーの操作画面に移動します。
  • MySQLデータベース をクリックします。

  • データベース名、ユーザー名、パスワードを入力します。
    • データベース名とユーザー名は、「サーバーID (u数字) _任意の文字列」となります。
    • インストール時に必要となるのでメモしておきます。
  • 作成 をクリックします。

  • データベースリストに追加されます。
  • MySQLホスト をメモしておきます。

ファイルのアップロード

WordPressファイルをアップロードします。下記の公式サイトから最新版をダウンロードします。

FTPサーバーへの接続に必要な、FTPアカウントを確認します。FTPクライアントの利用方法については説明しません。

  • ファイルの FTPアクセス をクリックします。
  • FTPホスト、FTPポート、FTPユーザー名を確認します。
    • パスワードはサーバーアカウントの作成時に設定したものと同じです。

  • ダウンロードしたファイルを解凍 (展開) してからアップロードします。
  • 上図のディレクトリ構造を参考にしてください。

ファイル転送が遅い場合

Hostingerは海外サーバーと言うこともあり、FTPの転送速度が非常に遅いです。WordPressのファイルを展開してから転送すると、かなり長い時間を必要とします。あまりにも効率が悪いので、以下の様なスクリプトを用意して、サーバー側でインストールファイルの取得と展開を実行させると効率的です。

$dir =  __DIR__ ;
$zip = $dir.'wp.zip';
$f = fopen($zip,'w');
$ch = curl_init();
curl_setopt($ch, CURLOPT_SSL_VERIFYPEER,false);
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, "https://ja.wordpress.org/latest-ja.zip");
curl_setopt($ch, CURLOPT_FILE, $f);
curl_exec($ch);
curl_close($ch);
fclose($f);

// 解凍
$archive = new ZipArchive();
$res = $archive->open($zip);
if($res) {
	$archive->extractTo($dir);
	$archive->close();
}

インストールの前のおまじない

理由は不明ですが、一度はドキュメントルート (公開ディレクトリ) にアクセスしないとPHPの動作が不安定になります。インストール前に「http://ドメイン/」にWebブラウザでアクセスしておきましょう。

WordPressのインストール

これからの作業はレンタルサーバーに関係なく、一般的なインストール作業と同じです。

  • http://ドメイン/wp/ にアクセスします。
  • 「さあ、始めましょう!」 をクリックします。

  • この画面が表示されれば、データベースの設定が正しいことになります。
  • インストール実行 をクリックします。

WordPressのサイト情報と管理者アカウントを登録します。

  • サイトのタイトル
    • Webサイトのタイトルとして表示されます。
  • ユーザー名・パスワード
    • 管理者アカウントとなります。
    • ダッシュボード(管理画面)へのログインに必要な情報なので、忘れないようにメモしておきましょう。
  • メールアドレス
    • 管理者のメールアドレスです。例えば、自動更新の通知、ブログにコメントがあった時の通知にも利用されます。
  • 検索エンジンでの表示
    • チェックすると検索エンジンのクローリング対象 となります。テストサイトであったり公開したくない場合はチェックします。ただし、チェックしても完全に検索結果から除外されるわけではありません。

全ての項目は、インストール後にダッシュボードで変更可能です。

間違いがなければ WordPressをインストール をクリックします。

  • インストールが完了しました。
  • ログイン をクリックすると、ダッシュボードのログイン画面へ移動します。
  • 先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。

URLについて

この記事では /public_html/wp にインストールしているため、WordPressを開くためには http://ドメイン/wp/ にアクセスする必要があります。http://ドメイン/ でアクセス可能とするためには、下記の記事を参考にWordPressの設定を変更してください。

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