ドメインとは?独自ドメインとレンタルサーバを使うメリット

ドメインとはインターネット上の住所と言い換えても良いでしょう。

正確にはIPアドレスでインターネット上にあるコンピュータの場所を特定します。IPアドレスは203.0.113.10のように、一定のルールで決められています。数字が並んでいるだけなので、人間にはどこを意味しているのか分かりません。

IPアドレスを人間にも分かりやすく置き換えたものがドメインです。インターネット上ではDNS(Domain name system)により、ドメインとIPアドレスが管理されています。

ドメインの名称

.comや.net等、最も右にあるものをトップレベルドメインといいます。左に1つ移動するとセカンドレベルドメイン、その次はサードレベルドメインとなります。セカンドレベルドメインやサードレベルドメインの左側にあるものがサブドメインと呼ばれます。

現在(2015年)約900種類のトップレベルドメインが存在します。

ドメインの種類

ドメインには目的により以下の種類に分類されます。

  • gTLD – generic top level domain / 一般トップレベルドメイン
    • 国籍や業種に関係なく、個人や企業でも取得することが可能です。.comや.net、.tokyoもgTLDとなります。一部に制限付きgTLDもあり、登録時に審査が必要なものもあります。
  • sTLD – sponsored top level domain / スポンサー付きトップレベルドメイン
    • gTLDに含まれます。特定の分野や目的に利用されるドメインであり、取得にはスポンサー(運営団体)の認可を受ける必要があります。例えば、博物館美術館用のmuseum、航空運輸業界用のaero、旅行業界用のtravelなどがあります。条件はドメインにより様々ですが、取得が難しいものは一般的なレジストラでは扱っていません。
  • ccTLD – country code top level domain
    • 国別トップレベルドメインとも呼ばれる、各国に割り当てられた固有のドメインです。取得条件は各国の管理組織に任されており、日本ではjpドメインをJPRSが管理しています。例えばJPドメインの取得条件は「日本国内に住所をもつ個人・団体・組織であること」のみです。他にも、都道府県型JPドメイン、属性型JPドメインがあります。属性型JPドメインは取得条件があり、個人では取得できません。属性型や都道府県型JPドメインをccSLD(country code second level domain)とも呼びます。
  • Infrastructure TLD – インターネットインフラ用トップレベルドメイン
    • .arpaを指します。IPアドレスからホスト名を検索する逆引きなどに利用される特殊なドメインです。

gTLD(一部)

ドメイン 用途 法人 個人
.com 営利組織向け
.net ネットワーク関連向け
.org 非営利組織向け
.info 情報サービス向け
.biz ビジネス向け

sTLD(一部)

ドメイン 用途 ドメイン 用途
.museum 博物館、美術館用 .jobs 人事管理業務関係者用
.aero 航空運輸業界用 .travel 旅行業界用
.coop 共同組合用 .mobi モバイル業界用

汎用JPドメイン/属性型JPドメイン

種類 ドメイン 用途 法人 個人
汎用JP .jp 日本国内に在住していれば、個人も登録可能
属性型JP .co.jp 企業向け ×
  .ne.jp ネットワークサービス向け ×
  .ac.jp 教育機関向け(大学) ×
  .go.jp 政府機関・特殊法人向け ×

△:特定法人向け。

都道府県型JPドメイン(一部)

ドメイン 法人 個人
hokkaido.jp / 北海道.jp
tokyo.jp / 東京.jp
aichi.jp / 愛知.jp
osaka.jp / 大阪.jp
fukuoka.jp / 福岡.jp

ドメインに関する組織

ここではネットワークの仕組みではなく、事務的な手続きに関する組織について説明します。

ドメインはICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という民間非営利団体が調整・管理しています。ICANNは主にインターネットの基盤となる枠組みを策定しており、実質的なドメインの管理・運用はICANNに認定・委任されたレジストリが担当しています。

例えば、一般的な.comや.netならVeriSignが1985年からレジストリを請け負っています。ドメインはレジストリが運用するデータベースで管理されており、レジストラと呼ばれる組織が利用者との契約を行います。レジストラはレジストリのデータベースを操作する権限があり、ドメイン情報の登録や修正などを行います。

リセラーはレジストラと契約を結び、代理店としてドメインを販売契約する組織です。例えば、バリュードメインは、GMO、eNom、KeySystemsのリセラーとなります。

先に紹介したgTLDとccTLDで管理組織が変わります。例えば、JPドメインであれば、RIR/地域インターネットレジストリのAPNIC(アジア・太平洋地域)から委任された、NIR/国別インターネットレジストリのJPRS(日本レジストリサービス)が管理します。

この図であれば、ムームードメインはリセラーであり、レジストラでもあることになります。ムームードメインはJPドメインに限っては、JPRSの認定レジストラとなっています。他のレジストラも同様に、取り扱えないドメインについては、他のレジストラとリセラーとして契約を結ぶ必要があります。

他のレジストリやレジストラにについては、下記のページが参考になります。

ドメインの仕組み

インターネット上の住所はIPアドレスであると説明しましたが、それを人間が理解しやすい文字列に置き換えたものがドメインです。このIPアドレスとドメインを紐付ける仕組みがDNS(Domain Name System)です。IPアドレスはコンピューターが利用する住所、ドメインは人間が利用する住所と考えてもよいでしょう。

例えば、Webサイト”example.com”にアクセスします。コンピューターにはexample.comがどこのサーバーにあるかは分かりません。そこでDNSの仕組みが利用されます。

DNSサーバーに「example.comの住所(IPアドレス)を教えて」と依頼すると、DNSサーバーはexample.comのIPアドレスを教えてくれます。そのIPアドレスを利用することで、正しいサーバーに接続することが可能となります。

この図は抽象的なもので、DNSの仕組みはもっと複雑です。

独自ドメインを取得するメリット

レンタルサーバーと独自ドメイン(あなただけのドメイン)を利用するメリットを簡単に説明します。

無料のブログサービスやホームページサービスを利用していると

例えば、どこかの無料サービス(アメーバやFC2など)でブログを公開していた場合、そのサービスが終了すると同じドメインではアクセスできなくなります。もしあなたのブログに他のユーザーがリンクを張っていたとしても無効になります。Google等の検索結果からも徐々に消えていくでしょう。

また、新しい無料サービスにデータを引っ越しても、ドメインは全く別のものに変わってしまいます。これまで訪れてくれたユーザーは、しばらくあなたのサイトを見つけられないかもしれません。

また、ドメインが変わることで検索エンジンが再度あなたのサイトを登録することになります。あなたのサイトが認識されるまで時間がかかりますし、正しく対処(引っ越し)しなければドメインだけ違って、内容は同じのコピーサイトと見なされます。最悪の場合ペナルティを受ける可能性もあります。

レンタルサーバーと独自ドメインを利用すると

Webサイト(ブログ)に世界に1つだけの好きな名前を利用できます。インターネットプロバイダやレンタルサーバーが変わっても、あなたが利用(契約)し続ける限りドメインは変わらずに利用できます。ドメインには年齢という概念もあり、長く利用するほど検索結果に有利になることもあります。

データの引っ越し作業の手間は変わりませんが、閲覧者(インターネット利用者)に影響はありません。上手く引っ越し作業を終えれば閲覧者はサーバーが変わったことにも気付かないでしょう。さらに、Googleなどの検索結果に影響を与えないのも大きなメリットです。レンタルサーバーを気軽に変えることもできます。

一生もののメールアドレスを利用できるのも嬉しいポイントですね。