仕様刷新で大幅な性能向上!モジュール版PHP対応ロリポップのレビュー

ロリポップ!(Lolipop!)は国内ユーザー数No.1を誇る、非常に人気の高いレンタルサーバーです。安価なレンタルサーバーを検討しているなら「まずロリポップ!から」と思うほどコストパフォーマンスに優れるサービスです。驚くほど充実したマニュアルや使いやすいコントロールパネルなど、初心者でも迷わずにWebサイトを運営できるでしょう。

以前までは「安いだけ」のサービスであり、Webサイトの表示速度や安定性はそれなりの品質でした。しかし、2015年末から実施されているハードウェアや仕様の刷新により、大幅に性能が向上したためおすすめしやすいサービスとなりました。さらに、転送量無制限や高機能バックアップに対応する「エンタープライズ」が新設されたことで、初心者からビジネスユースまで幅広いユーザー層に対応したレンタルサーバーとなっています。

充実した機能もロリポップ!の特徴です。標準的なレンタルサーバーが備える機能を網羅しており、「レンタルサーバーって何?」という初心者でも、ロリポップ!でサーバーの操作やWebサイトの運営に慣れることができるでしょう。

各プランの比較

各プランの比較です。プランごとに差があるものだけ掲載しています。

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
初期費用 1,500円 1,500円 1,500円 3,000円
月額 100円 250円〜300円 500円〜600円 2,000円〜2,300円
ディスク容量 10GB 50GB 120GB 400GB
マルチドメイン 20 50 100 無制限
サブドメイン 10/ドメイン 300/ドメイン 500/ドメイン 500/ドメイン
データベース(MySQL) × 1 30 100
共用SSL ×
独自SSL ×
Cron 1 (5分間隔) 5 (5分間隔) 10 (1分間隔) 10 (1分間隔)
SSH × ×
メールアカウント 20/ドメイン 無制限 無制限 無制限
メールマガジン 1 5 10 30
メーリングリスト 1 5 10 30
転送量制限 40GB/ 60GB/ 100GB/ 無制限
バックアップ 有料 有料 有料 無料
PHP CGI CGI CGI/モジュール CGI/モジュール
電話サポート × ×

最廉価のエコノミーはデータベース非対応なので、WordPress等のCMSを利用できません。ライトプランはデータベース対応ですが、一つのみであり複数のサイト運営に適しません。

ロリポップ!はライト以下とスタンダード以上で料金以上の性能差や機能差があります。予算に余裕があれば最もコストパフォーマンスの高いスタンダードプランを選択するべきでしょう。

契約期間 エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
1ヶ月/3ヶ月 100円/月 300円/月 600円/月 2,300円/月
6ヶ月/12ヶ月
24ヶ月/36ヶ月
100円/月 250円/月
(16%オフ)
500円/月
(16%オフ)
2,000円/月
(13%オフ)

長期契約がお得な料金体系となっています。

最低利用期間
最低利用(契約)期間は1ヶ月です。
お試し期間
10日間の無料お試し期間 があります。ロリポップ!ではお試し期間中に料金を支払うことで、本契約に移行する仕組みとなっています。

データセンター

あくまでも推測ですがロリポップ!のデータセンターは「東京(品川区)」にあるようです。姉妹サービスのヘテムル(heteml)やZ.comなどGMO系列の他サービスも同じデータセンターに収容されています。

コントロールパネル

コントロールパネル(ユーザー専用ページ)はロリポップ!独自の仕様ですが、シンプルで使い勝手に優れます。プランごとにデザイン(カラー)が異なりますが、操作方法や機能は同じです。驚くほどレスポンスが良いわけではありませんが、必要十分でありストレスとなることはないでしょう。

初心者でも使えるように、細かな配慮が行き届いています。機能ごとに簡易説明が用意され、少し慣れたユーザーならそれだけで理解できるでしょう。さらに、詳細なマニュアルへのリンクが用意され、すぐに操作方法や機能の意味を確認することができます。当たり前のような配慮ですが、ここまで徹底しているサービスをあまり見かけません。

転送量制限

他社と同様にエンタープライズ以外は転送量制限があります。

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
データ転送量 40GB/日 60GB/日 100GB/日 無制限

以前の転送量制限は厳しいものでしたが、2015年末に転送量制限が大幅に緩和されました。他社と比較しても上位クラスの余裕があり、複数のサイト運営でも問題ありません。

例えば、世界中のWebサイトの構成を調査している「HTTP Archive」によると、1ページあたりの平均サイズは2.5MBとなっています。

スタンダードの「60GB/日」であれば、一ヶ月あたり約720,000PV/月まで対応できます。もちろん、テキスト主体のサイトやWebブラウザのキャッシュ機能を考慮すれば、この数値より多くのアクセスに耐えます。1日あたりに換算すると約24,000PV/日であり、アクセス数の多いサイトでも余裕があります。

メモ
転送量制限は一つの契約に対するものです。10個のWebサイトを運営すれば、それぞれの上限は1/10となります。
転送量制限の上限を超えても、追加料金は発生しません。

SSLの仕様

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
共用SSL ×
独自SSL ×

エコノミーを除き独自SSL(専用SSL)に対応しており、GMOグローバルサインのSSLサーバー証明書をオプションで設定できます。残念ながら、他社で取得した証明書を持ち込むことはできません。

種類 クイック認証SSL 企業認証SSL EV SSL
認証レベル
対象 個人・個人事業主
企業・団体
企業・団体 企業・団体
特徴 暗号化通信 暗号化通信
実在証明
暗号化通信
物理的な実在証明
組織名表示の緑アドレスバー
審査方法 ドメイン ドメイン
電話
ドメイン
電話
各種書類
1ヶ月契約 2,000円
12ヶ月契約 20,000円(1,667円/月) 59,800円(4,983円/月) 128,000円(10,667円/月)
24ヶ月契約 38,000円(1,584円/月) 114,000円(4,750円/月) 244,000円(10,167円/月)
36ヶ月契約 54,000円(1,500円/月) 167,000円(4,639円/月)

個人運営のサイトの場合、クイック認証SSL(ドメイン認証タイプ)のみ契約できます。

条件
「日本語ドメイン」「.so」「.me」は非対応です。

最近ではSNI SSL(TLS拡張)に対応するレンタルサーバーもあり、格安な証明書と組み合わせれば年間1,000円程度でWebサイトのSSL化が可能となっています。さらに証明書を標準装備するサービスも増えてきました。詳しくは下記を参考にしてください。

共用SSL(共有SSL)
エコノミー以外が対応しています。URL形式は「https://アカウント名.ssl-lolipop.jp/」となります。
CyberTrust/DigiCertの証明書が採用されています。

ドメイン

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
独自ドメイン 20 50 100 無制限
サブドメイン 10/ドメイン 300/ドメイン 500/ドメイン 500/ドメイン

最廉価プランでも必要十分なドメイン数となっています。サブドメイン数は独自ドメイン一つに対する数です。例えば、スタンダードでexample.comを設定した場合、blog.example.comなどのサブドメインを500個まで設定できます。サブドメインについてはエコノミーを除き無制限と考えてもよいでしょう。

ロリポップ!では契約時に初期ドメイン(ロリポップ!ドメイン)が発行されます。そのため、独自ドメインがなくてもWebサイトを公開できます。

初期ドメイン
ロリポップ!が保有する「104種類」から好みドメインを選択し、そのサブドメインを自由に利用できます。例えば「example.lolipop.jp」というドメインになります。様々なジャンルのドメインが用意されています。

しかし、初期ドメインは契約期間中のみ有効であり、サブドメインを設定できないため、独自ドメインがなければ1つのサイトしか運用できません。長期運用の目的がなくとも、独自ドメインの契約は必要となるでしょう。

ドメインを取得するなら同社(GMOペパボ)のムームードメインがおすすめです。あらかじめロリポップ!の設定が用意されているため、初心者でも簡単です。もちろん、バリュードメインなど他社で管理するドメインも利用できます。詳しくは下記を参考にしてください。

日本語ドメイン
対応しています。2016年9月より日本語ドメインにサブドメインを設定できるようになりました。
メールアカウントを設定できますが、運用はPunycodeとなります。
DNSレコード編集
ロリポップ!にDNSレコードを編集する機能はありません。必要であればムードメインのムームーDNSなど、レジストラ側の機能を利用しましょう。

データベース

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
MySQL 0 1 30 100
SQLite

データベースの仕様はロリポップ!の唯一残念な部分です。

エコノミーは100円/月と格安ですが、データベース非対応です。ライトは一つのみであり、WordPressなどデータベース必須のアプリケーションを複数運用する際に困ります。もちろん、一つのデータベースに複数をインストールすることは可能ですが、パフォーマンスや管理の煩雑さを考えるとおすすめできません。

例えば・・・
ドメインキング ならエコノミーの料金でデータベースに対応します。また、 ミニバード ならライトの料金で複数のデータベースに対応します。

データベース名は「アカウントID-任意の文字列」となり、アカウントIDが接頭辞として付与されます。パスワードは自動発行されますが、いつでも変更可能です。しかし、ロリポップ!では一つの(データベース)ユーザーで全てのデータベースにアクセスする仕様となっています。つまり、パスワードを変更すれば、全てのアプリケーションで変更作業が発生します。

この仕様はデータベースサーバーごとに適用されます。ロリポップ!ではデータベース作成時にサーバーを選択でき、サーバーごとにユーザーが一つ作成されます。

仕様  
MySQL 5.6.23。ENGINES: MyISAM / CSV / MRG_MYISAM / BLACKHOLE / MEMORY / InnoDB(標準) / ARCHIVE / PERFORMANCE_SCHEMA。phpMyAdmin: 4.0.10.15。
SQLite 3.8.10.2。PHPのSQLite3関数とPDO関数に対応します。
アカウントID
契約時に自動発行される「LAA7桁の数字」のことです。
外部接続
外部からの接続には非対応です。SSH対応プランでもポートフォワーディング(トンネリング)による接続は許可されていません。

FTP、その他のファイル転送機能

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
アカウント 1 1 1 1
FTP/FTPS/WebDAV
SFTP/SCP × ×

欠点と言えるかはユーザー次第ですが、ロリポップ!のFTPアカウントは1つのみであり、追加できません。そのため、第三者へアカウントを発行するような用途に対応できません。パスワードのみ変更できますが、少し珍しい仕様です。

ロリポップ!は一般的なレンタルサーバーが備える全てのプロトコルに対応しています。セキュアなFTPSだけでも問題ありませんが、選択肢が多くて困ることはありません。

FTPアクセス制限
.ftpaccessが有効です。コントロールパネルでIPアドレスによるアクセス制限を行えます。

ファイルブラウザ

「ロリポップ!FTP」と呼ばれるファイル操作用のWebアプリケーションを装備しています。多機能ではありませんが、緊急時に役立つでしょう。

機能
アップロード / ダウンロード / パーミッション変更 / 名称変更 / 削除 / 検索 / 新規ファイル / 新規フォルダ / コピー(ファイル) / テキスト編集(UTF-8 / EUC-JP / Shift-JIS / ASCII)

WebDAV

WebDAVは初心者にとって便利な機能です。別途FTPクライアントを用意しなくても、普段から利用しているエクスプローラー(Windows)やファインダー(Mac)から簡単にサーバーへアクセスできます。

特別な設定は不要です。

コントロールパネルにあるWebDAVのアカウント情報(アドレス、アカウント、パスワード)を利用するだけです。Windowsであれば「ネットワークの場所を追加する」、Macであれば「サーバーへ接続」の接続先にこの情報を設定するだけです。

OSの標準機能であるExplorerやFinderが利用できるので、慣れた操作でサーバーにあるファイル(ディレクトリ)を編集できます。

ディレクトリ構成

ロリポップ!ではドキュメントルートを自由に設定できます。一般的には重複を防ぐために「/web/example.com」のようにドメイン名のディレクトリを割り当てます。

ドキュメントルート
上図の場合「http://example.com/」へアクセスすると、「~/web/example.com」が読み込まれます。
いつでも変更できます。

ロリポップ!のディレクトリ構成は少し注意が必要です。

FTPでアクセスできるディレクトリ=公開領域(/web)となっており、FTPでアップロードしたファイルは基本的に公開されるものと思ってください。他社のように公開領域より上位のディレクトリにアクセスできないため、非公開としたいファイルを保存する場所がありません。

ロリポップ!で非公開としたいファイルを取り扱う方法は2通りです。

  • コントロールパネルにある「アクセス制限機能(Basic認証)」か.htaccess等でディレクトリへのアクセスを制限する。
  • スタンダード以上ならSSH(シェルログイン、SCP、SFTP)で上位ディレクトリにアクセスできます。
    • 上位ディレクトリに置いたファイルにもPHP等でアクセスできます。

メール機能

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
メールアカウント 20/ドメイン 無制限 無制限 無制限
メールマガジン 1 5 10 30
メーリングリスト 1 5 10 30

ロリポップ!はメール機能が充実しています。ライトでもアカウント数が無制限であり、最廉価プランでもメーリングリストとメールマガジンに対応します。メールマガジンに対応するレンタルサーバーは少ないため、必要ならおすすめポイントとなります。

対応プロトコル  
SMTP SMTP-AUTH、SSL/TLS、ブミッションポート
POP SSL/TLS
IMAP SSL/TLS
非対応 STARTTLS

基本的なプロトコルに対応しているので、どのようなメール環境でも困ることはないでしょう。IMAPに対応しているので、複数端末でのメール管理が容易です。

メモ
機能的には問題ありませんが、IMAPの接続先がPOP3と同じ「pop3.lolipop.jp」となっているのはかなり紛らわしいです。

ロリポップ!のメール機能は以下の通りです。

機能  
ウイルスメール対策 F-Secure社のソフトウェアを採用しています。
自動転送 1アカウントにつき5件まで転送先を設定可能です。
自動返信 メールを読めない時など、自動的に定型文を返信することができます。本文引用の有無を設定できます。
受信機能設定 【受信機能停止】
メール受信を一時的に停止できます。停止時も送信は可能です。
【既読・未読設定】
POPで受信済みの場合、IMAPでの状態(既読・未読)を設定できます。
【処理優先度設定】
「迷惑メール判定」「件名受信拒否」「受信拒否リスト」の実行順序を設定します。「ウィルス駆除処理」と「受信許可リスト」は必ず最初に実行されます。
ウイルス駆除・迷惑メール
(スパムメール) 設定
【ウイルスメールの対応方法】
「受信しない」「ウイルスを駆除し、通知メールを受信」「ウイルスを駆除し、通知メールをゴミ箱へ」から選択できます。
【迷惑メールの対応方法】
「受信しない」「ゴミ箱へ」「受信する」から選択できます。
受信許可設定(セーフリスト)
拒否設定
【許可設定】
受信を許可するメールアドレス(200件)、ドメイン(100件)を登録できます。
【拒否設定】
受信を拒否するメールアドレス(500件)、ドメイン(100件)を登録できます。受信を拒否するキーワード(差出人/件名)を100件まで登録できます。「受信しない」「ゴミ箱へ」を選択できます。
【件名設定】
全て半角英数字の場合、または件名なしの場合、「受信しない」「ゴミ箱へ」を設定できます。
非対応 キャッチオール。フィルタ。

メールの送信制限は以下の通りです。

プラン 送信制限
エコノミー 1時間100件、かつ1日1,000件まで
ライト 1時間300件、かつ1日3,000件まで
スタンダード 1時間1,000件、かつ1日10,000件まで
エンタープライズ 1時間1,000件、かつ1日10,000件まで

Webメーラー

シンプルなWebメーラーを標準装備しています。

レスポンシブ対応でもなくスマートフォンやタブレットにも最適化されていません。あくまでも緊急用であり、外出先でメールを確認するならIMAP対応のメールクライアントを利用するとよいでしょう。

メーリングリスト

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
作成数 1件 5件 10件 30件
登録数 500/件 500/件 500/件 500/件

メーリングリストの管理アプリケーションとして「ezmlm」を採用しています。ロリポップ!のコントロールパネルから利用できるようにカスタマイズされており、機能がシンプルなので誰でも簡単に利用できます。

参加者の登録方法はいくつかあります。残念ながら「空メール」送信による登録機能はありません。

  • 「招待メール」を送信し、参加者自信が招待メール内にある登録URLへアクセスする。
  • 管理者が手動で登録する。
  • フォームを利用する。Webサイトに設置するスクリプトが用意されています。
    • フォームは入会と退会に対応しています。

他にも以下のような仕様があります。

  • 本文フッター、招待メッセージ、登録メッセージなど、各定型文を編集できます。
  • メーリングリストのアドレスは「任意の文字列@ml.ドメイン」となります。
  • 履歴(ログ)機能や公開機能はなく、メーリングリストに投稿されたメールは保存されません。

メールマガジン

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
作成数 1件 5件 10件 30件
登録数 500/件 500/件 500/件 500/件

基本的な機能はメーリングリストと同じですが、購読者の登録方法に招待メールがありません。

以下の様な特徴があります。

  • 「配信予約」が可能となっており、7日後まで予約できます。
  • 配信したメ-ルマガジンはログとして残ります。
  • メールマガジンのアドレスは、「任意の文字列@mm.ドメイン」となります。

PHPの仕様、その他の言語

ロリポップ!は複数のバージョンまたは仕様のPHPに対応しており、ドメインごとに切り替え可能です。サブドメインも個別に設定できます。

  エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
5.5 CGI
5.6 CGI
5.6 モジュール × ×

PHPのバージョンは5.5.xと5.6.xに対応していますが、スタンダード以上はモジュール版PHP(5.6のみ)を選択できます。

PHPの仕様 モジュール版 CGI版
実行プロセス Apache PHP
レスポンス 高速 低速
iniによる設定 ×

CGI版よりモジュール版の実行速度が優れており、少しでもWebサイトのレスポンス性能を向上させるなら、モジュール版に対応するスタンダード以上がおすすめです。WordPress等の処理性能が明確に向上します。

  • CGI版PHPの場合、コントロールパネルでphp.iniの一部設定が可能となっています。
    • ユーザー自信で設置したphp.iniは認識されません。必要に応じて.user.iniを利用しましょう。
  • モジュール版PHPの場合、.htaccess内の記述(php_flagやphp_value)で指定できます。
コントロールパネルで設定可能な項目
mbstring.language / mbstring.internal_encoding / mbstring.encoding_translation / mbstring.func_overload / mbstring.http_input / mbstring.http_output / session.auto_start / session.use_trans_sid / session.use_only_cookies / opcache.enable / opcache.enable_cli / xdebug有効化 / default_charset / output_handler / output_buffering / short_open_tag / allow_url_fopen / allow_url_include / upload_max_filesize / display_errors / error_reporting / asp_tags / variables_order / auto_prepend_file / php_value&php_flag優先
仕様  
PHP 5.5.35(CGI) / 5.6.21(モジュール/CGI)
Perl 5.10.1
Ruby 1.8.7 / 1.9.3 / 2.0.0
Python 2.6.6 / 3.4.1 / 2.7.8
SSI

標準で読み込まれる拡張モジュール

Loaded extensions Core date ereg libxml openssl pcre sqlite3 zlib bcmath bz2 calendar ctype curl dom hash fileinfo filter ftp gd gettext SPL iconv session intl json mbstring mcrypt mysql mysqli standard PDO pdo_mysql pdo_pgsql pdo_sqlite pgsql Phar posix Reflection imap SimpleXML soap sockets exif tokenizer xml xmlreader xmlrpc xmlwriter xsl zip apache2handler imagick OAuth mhash ionCube Loader Zend OPcache cgi-fcgi
モジュール 5.6  
CGI 5.5 5.6  

SSH(シェルログイン)

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
SSH × ×

スタンダードとエンタープライズであればSSHを利用できます。「パスワード認証」となっているため、初心者でも簡単に利用できるでしょう。初期状態は無効となっているので、コントロールパネルで有効にする必要があります。

有効にすると、SSHサーバーのアドレスやパスワードが発行されます。パスワードは自動生成され、ユーザーが任意のパスワードを設定することはできません。

SSHを利用すると便利なコマンド(プログラム)が利用できたり、ファイル・ディレクトリをまとめて操作できたりと、より便利に効率的にWebサイトを管理することができます。

他社のようにIPアドレス等によるアクセス制限がないため、ネットワーク環境が変化しても影響ありません。

対応コマンド
awk / basename / bash / cat / chmod / cp / cut / date / echo / egrep / env / false / fgrep / gawk / grep / gunzip / gzip / hostname / link / ln / ls / mail / mkdir / more / mv / nice / pwd / rm / rmdir / sed / sh / sleep / sort / stty / tar / touch / true / unlink / vi / zsh
clear / comm / convert / csplit / diff / dir / dircolors / dirname / du / expand / expr / find / fmt / fold / git / groups / head / id / install / join / less / md5sum / mysql / nkf / nl / od / paste / perl / perldoc / php / php5 / pr / printenv / printf / prove / ptx / python / readlink / ruby / scp / seq / sha1sum / split / sqlite3 / stat / sum / svn / tac / tail / tee / test / tr / tsort / tty / unexpand / uniq / unzip / vdir / vim / wc / wget / which / whoami / xargs / yes / zip / sendmail
メモ
SSHを有効にするとSCPとSFTPを利用できるようになります。

Cron

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
設定数 1 5 10 10
最短実行間隔 5分 5分 1分 1分

Cronとは、指定した日時や間隔でプログラムを自動実行させる機能のことです。例えば、深夜にtwitterなど他サービスから情報を取得して、コンテンツを自動生成(更新)するなど、用途は様々です。

スタンダード以上なら最短実行間隔が「1分間隔」となります。用途によってはスタンダード以上が必要となるでしょう。

実行時間の制限は「約5分」となっており、それを超えると強制停止となります。また、高負荷な処理を行わせると「約30秒」で強制停止となります。

実行日時や間隔をメニューから選択するだけなので、初心者でも簡単に設定できます。実行結果をメールで通知することもできます。

ログ

Webサーバー(Apache)のアクセスログを取得できます。

ログファイルは「90日間分」保存されますが、他社のようにFTP等でアクセス可能な領域には出力されません。コントロールパネル経由でのみ取得できます。90日間と保存期間が短いため、過去ログを必要とするなら定期的なダウンロードが必要となります。

少し驚きですが、エラーログは出力されません。

アクセス解析

アクセス解析ソフトウェアとして「Analog」を採用し、ロリポップ!用にカスタマイズしています。Analogは他社でも採用例の多い一般的なものです。

コントロールパネルから操作でき、解析期間(最長31日間)を指定する部分解析に対応します。また、任意のログファイルを指定することもできます。

レポート項目(選択可能)
全体の概要 / 日別レポート / 時間別レポート / 時間別概要 / 15分間隔レポート / 組織別レポート / ホストレポート / リンク元URLレポート / 検索語句レポート / 検索単語レポート / ブラウザレポート / ブラウザの概要 / OSレポート / ファイルサイズレポート / ファイル種類別レポート / ディレクトリレポート / リクエストレポート

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)

ロリポップ!は標準でWAFに対応しており、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなど、悪意ある攻撃を自動的に防ぎます。WAFは「ジェイピー・セキュア社のSiteGuard Lite」であり、多くのサービスで採用されています。

設定項目はドメインごとの「有効・無効」の切り替えのみです。Webサイトのディレクトリやページごとの細かな設定には対応しません。

初期状態で有効となっていますが、WAFはWebサイトとの相性があります。サイト表示に不具合が出る場合は無効にしますが、WAFの検知ログを確認して、問題のあるページ内の処理を修正すれば対処できることもあります。

  • 検知ログの保存期間は7日間
  • ドメインごとに1日最大100件まで

バックアップ機能

定期的なバックアップが実施されていますが保守目的であり、 個人が誤って削除したデータの復旧用ではありません。復旧手数料10,000円(税別)で個別に対応できるようですが、バックアップのタイミングが不明なので、必要なデータを復旧できるとは限りません。

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
バックアップ オプション オプション オプション 標準装備

そこで、バックアップオプション(月額300円)が用意されています。全てのプランに対応しており、エンタープライズなら標準装備です。仕様的には姉妹サービスであるヘテムル(heteml)と同等の機能のようです。

バックアップ対象は「Webデータ」と「データベース」となっており、サーバーにある全てのデータが対象となります。バックアップ保管数は過去7回分(7世代)となっており、毎日バックアップを実行すれば、「7日分」のバックアップが可能です。

スケジュール編集
バックアップ対象(ディレクトリ)の設定。
バックアップ間隔の設定。手動、1日、3日、7日、15日、30日、から選択できます。
バックアップ開始時刻の設定。30分単位で選択できます。例えば、毎日深夜3時30分にバックアップを実行できます。
バックアップ対象外のファイルやディレクトリを指定できます。
Webデータとデータベースを別々に設定します。あまり変化のないWebデータは3日に1回、頻繁に更新されるデータベースは毎日、といった柔軟な設定に対応します。
履歴確認
最新7件分の履歴を確認できます。不要なバックアップを削除することもできます。
新規追加ファイルや更新ファイルを確認できます。また、ソースコードのようなテキストファイルであれば、更新箇所を表示する機能を備えています。
ダウンロード
バックアップデータをダウンロードできます。データはZIPファイルにまとめられます。
任意のフォルダやファイルだけをダウンロードすることも可能です。
リストア
Webサイトをバックアップ時の環境に戻すことができます。
ファイル単位、フォルダ単位、データベースのみのリストアが可能です。
手動バックアップ
任意のタイミングでバックアップを実行できます。
実行後24時間以内は次のバックアップを実行できません
メモ
メールデータはバックアップ対象外です。

ロリポップ!スタジオ

  • ホームページを作成したいけど、HTML?CSS?JavaScript?PHP?って何?
  • ホームページ作成ソフトを購入したけど、それからどうすればいいの?
  • 見栄えの良いコンテンツにしたいけど、デザインセンスに自信がない⋯⋯
  • よく分からないけどスマートフォンやタブレットにも対応させたい

という、ホームページ運営初心者におすすめのオプションです。

ロリポップ!スタジオはデジタルステージ社のBiND Cloudをロリポップ!向けにカスタマイズしたものです。「じゃあBiND Cloudでよいのでは?」と思うでしょう。もちろんホームページの公開だけならBiND Cloudでも同じです。

しかし、BiND CloudはMySQLやPHPに非対応です。ロリポップ!ならWordPress等を利用しつつも、簡単なホームページは「ロリポップ!スタジオ」で作成するという、一つのサービス内での使い分けが可能です。

Webブラウザだけで簡単に操作できます。50種類以上のテンプレート(デザインの雛形)が用意され、画像やテキストを置き換えるだけでも、美しいホームページが簡単にできあがります。多くのテンプレートはレスポンシブ対応となっており、意識せずともスマートフォン等の狭い画面に最適化されます。

もちろんホームページだけでなく、ブログ形式(BiND Press)のテンプレートも用意されています。

料金など
980円/月。1サイト(1ドメイン)ごとの契約が必要です。

ロリポブログ

ロリポップ!契約者であれば、ロリポブログを利用できます。ロリポブログの実体は同社が運営する「JUGEM」です。JUGEMは無料サービスなのであまりメリットがないように思えますが、ロリポップ!経由なら独自ドメイン(有料オプション300円/月)を無料で設定できます。

例えば、JUGEMで「blog.example.com」、ロリポップ!で「example.com」とドメインを使い分けることもできます。

カラーミーショップ for ロリポップ!

カラーミーショップは、ネットショップを誰でも簡単に運営するためのサービスです。カスタマイズ可能な多数のテンプレートを利用して、簡単にショップサイトを構築できます。もちろん、CSSフレームワーク(カラーミーキット)も用意されているので、完全にオリジナルのサイトを作ることもできます。

ネットショップに必要な様々な決済方法(銀行振込、クレジット決済、WEBマネー、代金引換)に対応しており、配送代行サービスなどもあります。

「for ロリポップ!」はあくまでも簡易版です。試してみて問題がないようなら、正規版にアップグレードするとよいでしょう。

同時アクセス数拡張

プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
同時アクセス数拡張 × ×

「同時アクセス数拡張」はWebサイトにアクセスが集中したときに、同時アクセス数の制限を一時的に緩和する機能です。

アクセス集中時に起こる「503エラー」の発生を抑制し、Webサイトが表示されない状態を回避します。事前予約も可能なので、アクセス増加を予想できる場合に有効です。

あくまでも「一時的」に同時アクセス数を緩和する機能であり、実行後「3日間」のみ有効です。以下の制約があるため、計画的に利用する必要があります。

  • 1ドメイン (サイト) のみ適用できます。複数のドメインに対して同時に適用できません。
  • 有効期間終了後(有効にしてから3日後)から、7日後に再度利用可能となります。
  • モジュール版PHPを設定していることが条件です。
  • 有効にしていても、負荷状況に応じて制限されることがあります。

「同時アクセス数制限履歴」という機能があり、運営サイトに対する制限状況(制限の有無や制限時間)を確認できます。同時アクセス数拡張を利用しても、制限対象となるなら上位サービスへ移行した方がよいかもしれません。

ハードウェアとソフトウェア

OS
CentOS 6.4
CPU / メモリ(エンタープライズの仕様)
Xeon E5-24xx(6コア) x2CPU / 32GB
簡単インストール対応
WordPress / EC-CUBE / baserCMS / Bootstrap
インストールマニュアル、操作マニュアル
MovableType / Drupal / XOOPS Cube / OpenPNE3 / concrete5 / CakePHP / Smarty / Git

コマンドラインツール

SSH(シェルログイン)やスクリプトからの呼び出しで利用できるツールです。

ツール  
対応 sendmail / nkf / gzip gunzip / zip unzip / tar / ImageMagick (convert) / gs / curl / lynx / traceroute / ping /wget / sh (bash) / Netpbm (pngtopnm/jpegtopnm) / iconv / vi (vim) / emacs / nano / base64 /
非対応 uuencode uudecode / gcc / elvis / tracepath
注意
インストール状況を独自に調査した結果です。動作を保証するものではありません。

その他の機能

機能  
カウンター 訪問者数を表示するカウンターを作成できます。画像タイプ(複数デザイン)とテキストタイプが用意されています。
エラーページ変更 「サイト全体」または「ディレクトリ単位」でエラーページのカスタマイズが可能です。401 / 403 / 404 / 500、それぞれのエラーに自作ページを指定できます。
FTPアクセス制限 IPアドレス指定によりFTPアクセスを制限できます。
アクセス制限 BASIC認証を簡単に設定できます。

プラン変更

例えばリソース不足(データベース不足や転送量不足など)が発生した場合、上位プランへの移行で対応できます。サーバーの設定やWebサイトのデータをそのまま移行できるため、面倒な引っ越し作業は不要です。移行費用(初期費用)は再発生しないので、とりあえず安いプランから徐々にステップアップするのもよいでしょう。

プラン変更はコントロールパネルから簡単に申し込めます。

  • 下位プランへは移行できません。
  • お試し期間中なら下位プランへも自由に変更できます。

サポート

マニュアルとFAQが他のプロバイダと比較してもかなり充実しており、おそらく他社を含めてトップクラスの情報量です。下手にユーザーのブログ等を参考にするなら、まず公式サイトを確認するべきでしょう。ほとんどのトラブルは公式サイトの情報だけで自己解決できると思います。

サポート  
メールサポート 契約前なら公式サイト、契約後ならユーザー専用ページ(コントロールパネル)にあるお問い合わせフォームを利用します。問い合せに対する回答は、原則48時間以内となっています。
チャットサポート チャットによるサポートに対応しています。平日 10:00~19:00 / 土日 10:00~13:00、14:00~19:00。祭日・指定休日を除く。
電話サポート スタンダードとエンタープライズが対象です。サポート自体は無料ですが、東京(03)までの通話料が必要です。平日10:00~18:00。

支払い方法

様々な支払い方法に対応しています。

支払い方法  
クレジットカード VISA / Master / JCB / Diners / AmericanExpress
銀行振込・ゆうちょ振込 振込み手数料が必要です。
おさいぽ!決済 GMOペパボのポイント決済サービス。おさいぽ!IDの取得が必要です。支払い方法は「クレジットカード決済 / 銀行振込 / ゆうちょ振替 / PayPal決済 / コンビニ決済 / WebMoney決済 / auかんたん決済 / ドコモケータイ払い」となります。
コンビニ決済 セブンイレブン / ローソン / ファミリーマート / サークルK・サンクス / セイコーマート。事務手数料162円が必要

解約方法

ユーザー専用ページ(コントロールパネル)で手続きできます。

支払い済み契約の契約終了日が解約日に設定されるため、有効期間が残っていても返金対応はありません。つまり、いつ解約しても有効期限までは利用できることになります。

まとめ

あくまでも印象ですが、ロリポップ!でレンタルサーバーやWebサイトの運用方法を学んで、趣味以上の用途が目的となれば、よりハイスペックなサービスへ移行する方が多いような気がします。

コストパフォーマンスが優れており、個人運営のサイト規模なら十二分なスペックです。以前は、Webサイトのレスポンスがやや不安定でもたつく感じもありましたが、新サーバーが採用されてからはかなり安定しています。

一つのサイトのみ運営するなら「ライトプラン」がおすすめです。わずか250円/月〜300円/月でかなり豊富な機能に対応するサーバーが手に入ります。WordPress等の簡単インストール機能もあり、すぐにWebサイトを公開できます。

しかし、最もおすすめしたいのは「スタンダードプラン」です。基本料金がライトプランの2倍となりますが、性能差や機能差は2倍では収まらないほどに、スタンダードプランが優れています。Webサイトの表示速度は、同価格帯の他社と比較しても優れており、500円前後のレンタルサーバーでは第一候補とすべきサービスです。


更新履歴  
2016年11月25日 オプション「ロリポップ!スタジオ」が追加されました。
2016年11月15日 レビューを刷新しました。旧レビューはこちら

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スペック

4件のプランがあります
プラン エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
お試し期間10日間10日間10日間10日間
初期費用1,500円1,500円1,500円3,000円
月額費用
(標準)
100円300円600円2,300円
年間費用
(標準)
2,700円5,100円8,700円30,600円
年間費用は初期費用を含みます。
基本機能エコノミーライトスタンダードエンタープライズ
ディスク容量10GB50GB120GB400GB
転送量制限40GB/日60GB/日100GB/日無制限
cron1個5個10個10個
ファイルマネージャ
アクセス解析
アクセスログ
エラーログ
.htaccess
mod_rewrite
バックアップ
プラン変更
マルチドメイン20個50個100個無制限
サブドメイン10個300個500個500個
サービスドメイン1個1個1個1個
日本語ドメイン
MySQL1個30個100個
PostgreSQL
SQLite
PHP
Perl
Python
Ruby
SSH
FTP
FTPアカウント1個1個1個1個
FTPS
SFTP
WebDAV
共用SSL
独自SSL
メール機能エコノミーライトスタンダードエンタープライズ
メールアカウント20個無制限無制限無制限
メーリングリスト1個5個10個30個
メールマガジン1個5個10個30個
Webメーラー
転送
自動返信
フィルタ