XSERVER BUSINESS - 法人向け品質のハイスペックレンタルサーバー

エックスサーバー・ビジネス(XSERVER BUSINESS)は人気の高いエックスサーバーの法人向けサービスです。 最大の特徴はハイスペックなハードウェアを採用することで、より高速な表示と高負荷に耐える仕様となっていることです。 使い安さはエックスサーバーと同等であり、サーバーのメンテナンスはお任せしたいが、より快適なサイト運営を目的とした用途に最適です。 そして、法人向けサービスのように見えますが、個人でも問題なく契約できるため、高性能なサーバーを検討しているならおすすめです。

XSERVER BUSINESSにはここで紹介するプラン以外にも、サーバーをまるごと占有できるマネージドプランもあります。

サービス開始時期
2018年5月24日

主な特徴

基本的な仕様は個人向けサービスのエックスサーバーとほぼ同じなので、ハードウェアのスペックを増強した上位プランと考えても問題ありません。 エックスサーバーの性能に不満が出てきたら、移行を検討してみるサービスといえます。

  • CPU24コア、メモリ256GB、SSD採用
  • ドメイン、独自SSL、MySQL(データベース)、FTPアカウント、メールアカウント、それぞれ無制限
  • 無料の設定代行サービス
  • 永久無料ドメインサービス

エックスサーバーでは、サーバーを契約するとドメインをひとつ無料で取得できるサービスがあります。 サーバーの契約が続く限りドメイン更新料も不要なのでかなりお得です。 個人向けエックスサーバーの対象ドメインは com / net / org / info / biz ですが、ビジネスではさらに jp / xyz / link / click / co.jp / or.jp / ne.jp / gr.jp が加わります。 人気の高い jp / co.jp などは更新料が高額なので、かなりお得な仕様です。

各プランの比較

  B10 B20 B30
ディスクスペース 200GB 300GB 400GB
転送量 150GB/日 180GB/日 200GB/日
メーリングリスト 20 30 40
メールマガジン 10 15 20
無料設定代行 3回/月 5回/月 5回/月

上記以外の仕様に差はありません。 設定代行数を除けば、運営サイトの規模に応じてプランを選択すればよいでしょう。 プラン変更は手数料無料で簡単に手続きできるため、とりあえずB10で運用し、不足を感じれば上位プランへ移行するのも一つの方法です。

料金

初回の最低契約期間は 3ヶ月 となり、最長36ヶ月まで対応しています。 次回以降の更新では1ヶ月も選択できますが、カード決済のみ対応です。 長期契約ほど割引率が優遇される料金体系となっており、最大25%OFFです。

契約すると必ず 10日間のお試し期間 が適用されます。 この期間中に支払手続きを行うと本契約となり、お試し期間の環境をそのまま継続利用することになります。

下記は1ヶ月あたりの料金(税抜き)です。 長期契約ほど安くなることがわかります。

B10 B20 B30
初期費用 15,000 円 15,000 円 15,000 円
1ヶ月 4,560 円/月 9,120 円/月 13,680 円/月
3ヶ月 4,560 円/月 9,120 円/月 13,680 円/月
6ヶ月 4,180 円/月 8,360 円/月 12,540 円/月
12ヶ月 3,800 円/月 7,600 円/月 11,400 円/月
24ヶ月 3,610 円/月 7,220 円/月 10,830 円/月
36ヶ月 3,420 円/月 6,840 円/月 10,260 円/月

下記は3年間利用したときの合計料金(初期費用を除く)です。

3年契約時 B10 B20 B30
1~3ヶ月ごとに更新 164,160 円 328,320円 492,480円
36ヶ月 一括更新 123,120 円 246,240円 369,360円

例えば3ヶ月(または1ヶ月)と36ヶ月契約とを比較した場合、B10では 41,040円 もの差があります。 他のプランも同様に、3年間でB20なら82,080円、B30なら123,120円もの差となります。 ひとまず数ヶ月間運用して問題がなければ、次回更新時に長期契約に変更するとよいでしょう。

お試し期間について
メーリングリストなどのメール機能は利用できません。

データセンター

公式サイトには「国内大手のデータセンター」としかありませんが、おそらく個人向けエックスサーバーと同様にさくらインターネットのデータセンターで運用されいるでしょう。

コントロールパネル

Xserverアカウント、サーバーパネル、2種類のコントロールパネルで構成されます。 Xserverアカウントは契約管理やドメイン管理を行い、サーバーパネルはその名の通りサーバーを管理するものです。

Xserverアカウントの機能
ニュース / 登録情報 / アカウント・契約の統合 / パスワード変更 / 契約情報 / サービスお申し込み / 料金のお支払い/請求書発行 / お支払い報告 /お支払い履歴/受領書発行 / プランの変更 / 各種特典のお申し込み / バックアップデータお申し込み / 設定代行サービス利用 / 解約 / ドメイン管理
サーバーパネルの機能
ドメイン、メール、データベース、WordPressのインストール、などのサーバー全般の設定。

転送量制限

B10 B20 B30
150GB/日 180GB/日 200GB/日

転送量制限とは一日あたりのデータ転送量の上限(目安)です。 転送量超過による課金はなく、この数値が安定して利用できる目安となります。

この数値を超えたからとすぐに制限が発生するわけではありませんが、恒常的に上回る、大きく上回る、などの場合、サポートより上位プランへの変更依頼などの連絡があります。

さて簡単に計算してみましょう。 世界中のウェブサイトを調査しているHTTP Archiveによると、WordPressベースで運用されるウェブページのサイズは 2.4MB (中央値、2020年5月)となっています。

B10プランでも単純計算で約62,000/日のアクセスが許容されます。 月換算なら約1,900,000/月となり、かなりの規模のサイトであっても必要十分であることがわかります。 さらにブラウザにはキャッシュ機能があるため、これより多くのアクセスに耐えます。

注意
この仕様は「1契約」に対するものなので、複数のサイトを運営すれば、一つあたりの上限は下がります。

SSL

無料 で利用できる Let's Encrypt に対応しています。 普通の証明書と比較すると有効期間が短いのですが、自動更新されるためユーザーが期限を意識する必要はありません。 この証明書は他のサービスでも幅広く採用されており、SSL対応させるために必要十分なものです。

もちろん法人向けらしく サイトシール に対応した下記の証明書も用意されています。

ブランド サービス名 タイプ 料金 サイトシール 有効期間
Let's Encrypt Let's Encrypt ドメイン認証 0 - 90日
CoreSSL CoreSSL ドメイン認証 1,000~ ~2年
ラピッドSSL ラピッドSSL ドメイン認証 1,500~ - ~2年
SecureCore ドメイン認証SSL ドメイン認証 9,000~ ~2年
GeoTrust クイックSSLプレミアム ドメイン認証 14,000 ~2年
グローバルサイン クイック認証SSL ドメイン認証 14,000~ ~2年
SecureCore 企業認証SSL 企業認証 1,9000~ ~2年
SecureCore EV SSL EV 48,000~ ~2年
サイトシールとは?
Webサイト上にSSL対応であることを示すラベルを表示することができます。第三者機関による認証を受けている証明となり、ユーザーに安全なサイトであることを視覚的にアピールできます。
その他
他社で取得した証明書を利用することはできません。

ドメイン

  B10 B20 B30
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限
サブドメイン 無制限 無制限 無制限
日本語ドメイン
永久無料ドメイン 1 1 1

全プランで独自ドメインを 無制限 に設定可能です。 サブドメインも同様です。

独自ドメインについて、同社のXdomainで取得するとXserverアカウントでの管理が楽になります。 ただし料金を比較してムームードメインなど他社が安いようなら、そちらで取得したドメインでも問題なく利用できます。

DNSレコード編集
A CNAME MX TXT SPF に対応します。
初期ドメイン
契約時に サーバーID.xbiz.jp が割り当てられます。このドメインでサイトを公開することもできますが、契約期間のみ有効なのでテスト等の用途に限定されるでしょう。このドメインにサブドメインを設定できません。
永久無料ドメイン
jp / com / net / org / info / biz / xyz / link / click / co.jp / or.jp / ne.jp / gr.jp から一つのドメインを無料で取得できます。サーバーの契約期間中は更新料も無料です。
共用SSL
無料のサービスがあるため、非対応となっています。

データベース

  B10 B20 B30
データベース数 無制限 無制限 無制限
ユーザー数 無制限 無制限 無制限
容量 2GB 2GB 2GB

全プランでデータベース数、ユーザー数ともに無制限です。

データベースに対するユーザーを自由に設定できるため、データベースごとにユーザーを設定(複数可)することもできます。 もちろん、一つのユーザーで全てのデータベースにアクセスすることもでき、他社より柔軟な構成が可能です。

データベース名とユーザー名には制限があり、下記のように識別子としてサーバーIDがかならず付与されます。

データベース サーバーID_任意の文字列
ユーザー サーバーID_任意の文字列
MySQL 5.7.x / MyISAM, InnoDB
EUC-JP/UTF-8/Shift-JIS/Binary
SQLite
PostgreSQL ×
注意
容量はデータベース一つあたりの数値です。
SSHトンネリング(ポートフォワーディング)
対応しています。

FTP

B10 B20 B30
アカウント 無制限 無制限 無制限

セキュアなFTPS(FTP over SSL)に対応してるため、安心してファイルをやりとりできます。

アカウント毎にホームディレクトリを設定できます。 ユーザー毎にアクセスできるデータを制限できるため、第三者にアカウントを発行する用途にも適しています。 また、ホームディレクトリに /home/サーバーid を設定できるため、ひとつのアカウントで全てのドメインのデータを横断的に操作することもできます。

アクセス制限
アカウント毎に接続許可IPを制限できます。例えば、会社からのアクセスに制限することで、不正アクセスのリスクを低減できます。この設定は「サーバー全体」または「ドメイン毎」を指定できます。
その他
ftpaccessによる接続制限が可能です。
設定が必要ですが、SCP、SFTPに対応。WebDAVは非対応。
アカウント毎にディスク容量を制限できます。

ファイルマネージャ

ファイルやディレクトリを操作するためファイルマネージャ(ウェブアプリ)を標準装備しています。 必要最低限の機能のみとなっており、FTPクライアントが手元にないときなどの緊急時用となるでしょう。

機能
アップロード(フォルダ単位は不可) / ダウンロード / 新規作成 / 削除 / 名称変更 / パーミッション変更 / テキストファイルの編集 / 文字コード Shift_JIS, EUC-JP, UTF-8

ディレクトリ構造

ドメイン毎に専用のディレクトリが割り当てられます。 ディレクトリ名は自動的にドメイン名が利用されます。

サーバーアカウントのホームディレクトリ(/home/サーバーID)から編集権があり、これ以下のファイルやディレクトリを自由に作成できます。 public_html より上位ディレクトリは非公開領域なので、公開したくないデータを隔離することができます。

1つ気になる点はサブドメイン対応のディレクトリが public_html の直下に生成されることです。 ディレクトリを作成する際は、サブドメイン名と重複しないように気をつける必要があります。

メール

  B10 B20 B30
アカウント 無制限 無制限 無制限
容量 5,000MB 5,000MB 5,000MB
送信制限 1,500通/時
15,000通/日
1,500通/時
15,000通/日
1,500通/時
15,000通/日
受信制限 無制限 無制限 無制限
メールサイズ 100MB/通 100MB/通 100MB/通

全プランでアカウントを 無制限 に発行できます。 ここには記載しませんが、メーリングリストとメールマガジンの上限数を除けばプラン間に差はありません。

標準的なプロトコルに対応しているので、どのような用途でも困ることはないでしょう。IMAPに対応しているため、複数のデバイスでメールを簡単に管理することができます。

POP3 STARTTLS, SSL/TLS
IMAP STARTTLS, SSL/TLS
SMTP STARTTLS, SSL/TLS, SMTP-AUTH, サブミッションポート:587
APOP ×

その他の機能は以下の通りです。

SMTP認証/アクセス制限 国外IPアドレスからのSMTP認証(SMTP AUTH)を制限し、メールアカウントの不正利用に対してセキュリティを向上させることができます。
ウィルスチェック 受信時にウイルスチェックが行われます。F-Secure社のプログラムを採用しています。
転送機能 受信メールを他のアドレス(複数可)へ転送できます。その際、メールを残すか削除するかを設定できます。
自動応答 指定メールアドレスにメールが届いた際、あらかじめ用意した定型文を送信者に自動的に返信できます。
スパムフィルター設定 スパム検知プログラムの設定が行えます。有効にすると、スパムとして検知されたメールの件名に[SPAM]という文字列が付与されます。スパム判定基準を5段階で調整可能です。SpamAssassinを採用。
ホワイトリスト/ブラックリスト ホワイトリストに登録したアドレスはスパムとして検知されません。ブラックリストに登録したアドレスはスパムメール扱いとなります。
振り分け転送/メールフィルタ キーワードに一致(含む)するメールを任意のアドレスまたはゴミ箱に転送できます。「宛先、差出人、件名、本文、ヘッダー」を対象にできます。日本語(マルチバイト)によるキーワードは正常に動作しない場合があります。
ソフトウェア Postfix
非対応 キャッチオール
注意
送信制限にはメーリングリストとメールマガジンで送信されるメールが含まれます。
その他
メールアカウント毎に容量(1~5,000MB)を設定できます。

Webメーラー

多くのレンタルサーバーで採用されている「Roundcube」です。 Roundcubeはスマートフォンなどのモバイル端末に最適化されているため、デバイスを問わず快適に利用できます。

メーリングリスト&メールマガジン

B10 B20 B30
メーリングリスト 件数 20 30 40
アドレス 500 500 500
メールマガジン 件数 10 15 20
アドレス 1,000 1,000 1,000

アドレスはひとつのサービス(メーリングリスト、メールマガジン)に登録できるメールアドレス数の上限です。 メール送信数の上限はメールの仕様に準拠します。 例えば、10人のメンバーにメールを配信した場合は10通としてカウントされます。

これらのサービスは専用のアプリケーション(管理ツール)が用意され、レンタルサーバーのサービスとは思えないほど非常に高機能です。 メーリングリストやメールマガジンを使うためにエックスサーバーを選択してもよいと言えます。

「空メール」による自動登録(参加)機能や、Webサイトに簡単に設置できる入退会フォームもあります。また、配信エラー管理機能や、過去のメールを参加者に公開する機能(メーリングリストのみ)もあります。

PHP、その他の言語

PHP7.2~7.4が公式にサポートされており、後述するXアクセラレータ Ver.2を利用するには 7.2 以上が必要です。

ドメイン単位でバージョンを設定できます。 サブドメイン(例 blog.example.com)は親ドメイン(例 example.com)の設定が反映されます。

言語
PHP 7.4(推奨) / 7.3(推奨) / 7.2 / 7.1 / 7.0 / 5.6 / 5.5 / 5.4 / 5.3.3 / 5.1.6
Python 2.7.x / 3.4.x / 3.6.x
Perl 5.16.x
Ruby 2.0.0
SSI

SSH

SSHに対応してます。

パスワード認証には非対応、公開鍵認証(OpenSSH形式)のみ対応です。 公開鍵認証用鍵ペア(公開鍵・秘密鍵)はコントロールパネルにある生成機能で簡単に用意できますが、ユーザー自身で作成したファイルも登録できます。

他のレンタルサーバーのように「許可したIPアドレスのみ接続可」という制限がないため、ネットワーク環境が変わっても問題なく接続できます。

注意
初期状態では無効となっているので、有効にする必要があります。

Cron

初心者にはわかりにくいかもしれませんが、 crontab の書式で設定できます。

最短実行間隔は 1分 となっており、設定数は(条件付き)無制限となっています。 条件は「過度の使用によりサーバーに負荷をかけない限り」ということです。 つまり常識の範囲内であれば、制限(強制停止)の対象にはなりませんが、高負荷または長時間の処理は制限対象となります。

その他
登録したメールアドレス宛てに実行結果を送信できます。

ログ

アクセスログとエラーログをドメイン(サブドメインを含む)単位でコントロールパネルからダウンロードできます。

アクセスログ
毎日午前4時頃に、過去30日分のログファイルを日別(前日午前4:00〜当日午前4:00)に生成
ファイル名 ドメイン名.access_log_年月日
FTPでも取得できます。保存期間は「1週間〜9週間」から選択でき、保存しない設定(初期設定)も可能です。
エラーログ
当日分のみとなっており、毎日午前3時にクリアされます。
ファイル名 ドメイン名.error_log

アクセス解析

ドメイン毎にアクセス解析が行えますが、Google Analyticsを利用しているユーザーが多いので、この機能にこだわる必要はないでしょう。更新期間は6時間に1回です。

初期設定では無効となっているため、必要に応じて設定する必要があります。

解析項目
ページビュー / 訪問回数 / 転送量 / 月別 / 日別 / 時間帯別 / 曜日別 / べー時別 / OS別 / ブラウザー別 / ファイル別転送量 / 検索キーワード別 / アクセス元別 / IPアドレス・ホスト名別 / 滞在時間別 / ロボット・スパイダー別 / エラーコード別 / ドメイン・国別

バックアップ

標準で 自動バックアップ機能 に対応しています。 1日1回、深夜から早朝にかけてバックアップ専用サーバーへ保存されます。 保守目的のバックアップデータをユーザーに提供するというサービスですが、いざというときに役立つでしょう。

種類 期間 内容
Web・メールデータ 7日分 1回ごとに5,000円(税抜)。バックアップ日を指定できます。
MySQLデータベース 14日間 無料

MySQLデータベースについては「ダウンロード機能」による、手動でのバックアップも可能です。

設定代行サービス

B10 B20 B30
毎月 3回 5回 5回

エンジニアスタッフによる「設定代行サービス」が標準で提供されます。

便利なサービスとなっており、運用中の他社サーバーからエックスサーバーへの移転作業を依頼できます。 サーバーアカウントごとに 初回無料 なので、他社からの引っ越し時は利用するとよいでしょう。 もちろんWordPressにも対応しています。

他にもサーバーパネルにある各機能の設定代行を各プランの上限まで依頼できます。

まとめて初期設定 下記をまとめて実施
- CMSインストール(合計10件まで)
- メールアドレス作成(100アカウントまで)
- 独自ドメイン設定(10ドメインまで)
- サブドメイン設定(20ドメインまで)
CMSインストール WordPress/EC-CUBE/Pukiwikiのインストール(1件まで)
メールアドレス作成 メールアカウント設定を追加(30アカウントまで)
独自ドメイン設定 独自ドメイン設定を追加(10ドメインまで)
サブドメイン設定 サブドメイン設定を追加(10ドメインまで)
サーバーのデータ削除 指定したディレクトリ配下のデータを削除
その他サーバーパネルの操作代行 サーバーパネルで提供する各機能・設定
サーバー移転
2件目からは1件あたり15,000円(税抜)
移転元でSSLを利用していた場合、無料独自SSLの設定追加作業も行われます。

Webサイトの高速化

基本的な高速化手法の他にエックスサーバー独自の機能も提供されます。 レンタルサーバーとしては必要十分な仕様となっています。

Xアクセラレータ

Xアクセラレータ Ver.1 と Ver.2 が用意されています。

Ver.1は 静的ファイルの高速化 であり、後述するサーバーキャッシュが該当します。 Ver.2 は Ver.1 に PHPの高速化 が追加され、PHPプログラムの処理速度が最大20倍(Apache Bench)向上します。

条件
PHP 7.2 / 7.3 / 7.4が必要です

HTTP/2

HTTPS通信において表示速度を向上させる新しい通信プロトコルです。 複数のリクエストを並列処理する仕組みにより、多くの画像やJavascript、CSSからなるWebサイトでより高い効果を発揮します。 Webサイトの修正は不要かつSSL(無料のLet's Encryptでも可)を有効にするだけなので、誰でも手軽に表示速度を改善させることができます。

FastCGI

最初のアクセス時に処理プログラムを一定時間サーバー内に保持することで、次回アクセス時の「プログラムの起動/終了」を省略します。 これにより処理時間が大幅に短縮されます。 CPUへの負荷が軽減されるため、速度面で優れるモジュール版PHPと同等の処理速度となります。

メモ
常時有効となっており、変更することはできません。

APC/OPcache

PHP標準の高速化機能であり、PHPのコンパイル結果を最適化した状態でキャッシュして、次回以降に再利用する仕組みです。 これによりCPU負荷の軽減され、PHPの大幅な高速化が実現されます。

メモ
常時有効となっており、変更することはできません。

ブラウザキャッシュ

訪問者のブラウザ側でのキャッシュ利用を指示するレスポンスヘッダ(Expires, Cache-Controlヘッダ)の出力を付加します。 同一ファイルへの再アクセス時にはブラウザ側のキャッシュファイルが読み込まれるため、表示速度の向上や転送量の軽減となります

メモ
各項目の保持期間は最大7日間に設定されています。

サーバーキャッシュ(Xアクセラレータ Ver.1)

静的ファイル のキャッシュをサーバーに保持することで、Webサイトの高速化と同時アクセス数の拡張が行われます。

対象ファイル(保存期間 2分間)
css / js / jpeg / jpg / gif / png / svg / svgz / wbmp / webp / ico / jng / bmp / 3gpp / 3gp / ts / mp4 / mpeg / mpg / mov / webm / flv / m4v / mng / asx / asf / wmv / avi / mid / midi / kar / mp3 / ogg / m4a / ra / woff / woff2 / ttf / otf / eot
キャッシュ対象外
レスポンスコード : 200, 404 以外
レスポンスヘッダ : Cache-Controlに「no-cache」「no-store」「private」「must-validate」のいずれかを含む場合
レスポンスヘッダ : Set-Cookieを含む場合

その他の機能

エックスサーバーには実用的な様々な機能が用意されています。

Webフォント

B10 B20 B30
サイト数(ドメイン数) 3 3 3

書体メーカーとして有名な モリサワのWebフォント を無料で利用できます。 Webフォントは訪問者のブラウザにフォントデータをダウンロードしてWebサイトのテキストを表示する仕組みです。

訪問者のデバイスにない美しい文字(フォント)を手軽に表示できます。 さらにOSやデバイスが異なっていても同じ見た目で表示できることも大きなメリットです。

以前はPV数による制限がありましたが、現在は無制限となっておりアクセス数を気にせず利用できます。 WordPressであれば「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」プラグインが用意されているため、気軽に導入できます。

明朝体 リュウミン R-KL / リュウミン B-KL / 黎ミン M / A1明朝 / しまなみ
ゴシック体 新ゴ R / 新ゴ B / ゴシックMB101 B / 見出ゴMB31 / 中ゴシックBBB
丸ゴシック体 じゅん 201 / じゅん 501 / 新丸ゴ R / 秀英にじみ丸ゴ B
デザイン書体 丸フォーク M / フォーク M / シネマレター / はるひ学園 / G2サンセリフ-B / 那欽 / 竹 B / ぶらっしゅ / トーキング / すずむし
装飾書体 新ゴ シャドウ
筆書体 教科書ICA M / 陸隷 / TB古印体 / さくらぎ蛍雪
UD書体 TBUDゴシック R / TBUDゴシック E / UD新ゴ コンデンス90 L / UD新ゴ コンデンス90 M
メモ
WordPress以外でも利用できます。

etc.

ads.xtx Google AdSenseなどのads.txtを編集できます。
メールフォーム お問い合わせの受付などに利用可能なメールフォームをワンクリックで設置できます。かなり高機能なメールフォームとなっており、デザインや入力(選択)項目を自由にカスタマイズすることができます。お問い合わせ後の自動返信メールにも対応しています。
動作確認URL サーバー移転時のネームサーバー切り替え前に、該当ドメイン領域にアップロードしたホームページの表示を確認することができます。例えば、「example.com」という独自ドメインに対し、「http://example-com.check-xserver.jp/」が発行されます。
アクセス制限 BASIC認証によるアクセス制限が可能です。コントロールパネルから簡単に操作することができます。ユーザー自身でhtaccess、htpasswdを設置しても機能します。
エラーページ設定 各種エラーメッセージをカスタマイズすることができます。「400、401、403,404,500,510」に対応しています。400であれば、ドキュメントルートに「400.html」を設置します。
MIME設定 拡張子によって処理内容を指定するMIMEの設定が可能です。
サイト転送設定 URL(ディレクトリ)ごとにリダイレクトの設定が可能です。
アクセス拒否 登録したIPアドレスからのアクセスを拒否することができます。
htaccess編集機能 .htaccessファイルを編集できます。ドメイン単位となっており、ドキュメントルート直下のファイルのみ対応です。FTP等で直接編集することもできます。
メモ
これらの機能のうちいくつかは、手動でファイルを編集することで設定可能なものもあります。

管理者ユーザー設定

管理者ユーザー(アカウント)を作成することで、複数人でサーバーを管理することが可能となります。 管理者ユーザーには、以下のいずれかの権限を付与することができます。

ユーザー 権限
管理者 サーバーパネルの全ての機能
サイト管理者 サーバーパネルの「ホームページ」「データベース」など、サイト運用に関する機能
メール管理者 サーバーパネルの「メール」関連の機能
メモ
「サイト管理者」および「メール管理者」については、ドメインごとに操作を許可するかどうかの設定が可能です。

セキュリティ

Web改ざん検知

B10 B20 B30
診断開始URL数 1 1 1
巡回ページ数 3 3 3

Webサイト改ざんやマルウェア、フィッシングURLの存在を毎日自動診断します。 診断には専用のアンチウィルスエンジンや、Google社のWebRiskAPIを利用しており、高い精度での問題検知が可能です。 使い方は診断開始URLを設定するだけで、そこからリンクをたどり1日1回自動的に巡回検査が行われます。

異常を検知した場合はメールで通知され、詳細な診断結果はSecureCoreのサイトで確認できます。

ただし、診断開始URLは一つのみ、そして、巡回ページ数が30ページの制限があるため、お試し的な利用となるでしょう。

WAF - Webアプリケーションファイアウオール

WAF(Webアプリケーションファイアウオール)を標準装備しており、下記設定をサイト(ドメイン)毎に変更することができます。

XSS(クロスサイトスクリプティング)
javascriptなどのスクリプトタグが埋め込まれたアクセスを検知
SQLインジェクション
SQL構文に該当する文字列が挿入されたアクセスを検知
ファイル不正アクセス
.htpasswd .htaccess httpd.conf等、サーバーに関連する設定ファイルが含まれたアクセスを検知
メールの不正送信
to、cc、bcc等のメールヘッダーに関係する文字列を含んだアクセスを検知
コマンドアクセス/実行
kill、ftp、mail、ping、ls 等コマンドに関連する文字列が含まれたアクセスを検知
PHP関数の脆弱性
session、ファイル操作に関連する関数のほか脆弱性元になる可能性の高い関数の含まれたアクセスを検知

WordPressセキュリティ

WordPressのセキュリティに特化した機能が装備されています。

機能 説明
ダッシュボードアクセス制限 ダッシュボードに対する国外IPアドレスからの接続を制限します。
XML-PRC API アクセス制限 ダッシュボード以外のアプリ等で外部からの投稿に利用される「XML-RPC WordPress API」に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。
REST API アクセス制限 「REST API」に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。
ログイン試行回数制限 - 短時間に連続してログイン処理(失敗)が行われるとアクセスを制限します。パスワード総当り(ブルートフォースアタック)による不正アクセスを防止します。
- 24時間後に制限が解除されます。管理者が制限された場合、コントロールパネルで解除します。
コメント・トラックバック制限 - 短時間に大量のコメントまたはトラックバックが実行されると、自動的に投稿を制限します。6時間後に解除されます。
- 国外IPアドレスからのコメント・トラックバックを拒否します。

ハードウェアとソフトウェア

簡単インストール WordPress / EC-CUBE 4 / PukiWiki
動作確認済 WordPress / EC-CUBE4 (3) / PukiWiki / concrete5 / Joomla / MODX / Movable Type / Drupal / Meganto
Webサーバー apache 2.4.x (mod_rewrite) / nginx
OS linux
利用不可
telnet
TomcatなどのJAVA、データベースにPostgreSQLを利用するもの。

再販

契約者以外の第三者への貸与(有償無償を問わず)は原則として禁止されています。 ただし、下記条件を満たす場合は再販可能です。

  • サービス契約者と再販先とは、直接連絡が可能な状態であること
  • 不特定の相手を再販先としないこと
  • 再販先は、一法人または一個人、または家族やサークルなどの特定の一団体をそれぞれ1ユーザーとし、計5ユーザーまでとすること
  • 契約者は、再販先に対して、禁止事項など当サービスにおける利用規約を説明し、遵守させること
  • 再販先へのサービス上のサポートは、契約者自身が行うこと
  • サーバーに多大な負荷をかけないこと

アダルトコンテンツ

ポルノサイトや、それらのサイトへのリンクが含まれるサイトの運営は禁止されています。

風俗店やアダルトグッズ、同人系などのコンテンツについては問題ありません。 ただし、性行為、またはそれを連想させる画像・動画の掲載はNGです。

プラン変更

翌月1日からの適用となりますが、上位プランへのみ変更できます。

  • 変更希望月の前月1日〜20日までに申請する必要があります。
  • 下位プランへの変更や、マネージド専用サーバーへの変更は非対応です。

サポート対応

メール お問い合わせフォームまたはメール(support at xserver.ne.jp)を利用します。原則24時間以内に返信があります。受付は24時間365日対応です。
電話 土日祝を除く平日10:00-18:00。大阪(06)までの通話料が必要です。
サポートサイト https://support.xserver.ne.jp/

支払い方法

クレジットカード VISA / MasterCard / JCB / AMERICAN EXPRESS
デビットカード VISA / MasterCard / JCB
銀行振込 三井住友銀行
コンビニ決済 セブンイレブン / ローソン / デイリーヤマザキ / ミニストップ / ファミリーマート / セイコーマート
その他 ペイジー決済
受領書 Xserverアカウント(コントロールパネル)からPDFファイルをダウンロードできます。
領収書 各カード会社の利用明細書、各銀行での振込の控え(振込明細)、各コンビニより発行される領収書(レシート)が、正式な領収書となります。

解約方法

  • Xserverアカウントから簡単に解約手続きを行えます。
  • 契約期限日までに申請する必要があります。
  • 契約日数が残っていても日割りによる返金はありません。ただし、解約申請後も期日までは利用できます。

BLOG

UPDATE