40社以上のレンタルサーバー対象としたウェブサイトのレスポンス速度ランキング

hostingstockで測定したレンタルサーバーのレスポンス性能をまとめたものです。「プラン毎に性能差がある」「新しいサーバーが導入された」などの理由により、1つのレンタルサーバーにつき複数実施している場合もあります。このランキングは最新の測定結果を優先的に掲載しており、過去のデータについては各レンタルサーバーのレビューからご覧いただけます。

各レンタルサーバーに配備した動的ページと静的ページの測定となります。

動的ページ
WordPress (PHP&データベースが動作)
静的ページ
静的ファイルのみ (PHP&データベースが非動作)

1つページを構成するファイル群の取得に要する時間を測定しており、取得時間が短いほどレスポンスが優れていることになります。ひとつの結果に対する測定期間は1週間、測定回数は約4,000回です。

測定結果のより詳しい内容は、各リンク先をご覧ください。

動的ページ(WordPress)のレスポンについて

WordPress専用のレンタルサーバーが上位に入る傾向があります。やはり「キャッシュ機能」や「SSD採用」など、WordPressの高速動作に特化した仕様となっており、レスポンスを最重要視するのであればこれらのサービスを選択することになるでしょう。

実際に利用してみての体感ですが「 約1.0秒 以内なら快適」「 約1.5秒 以内なら大きな不満なし」となります。それより遅いレンタルサーバーであっても、ブラウザのキャッシュ機能により2回目以降のアクセスは高速となります。この測定結果はあくまでもブラウザにキャッシュがない状態、つまり初回アクセス時のレスポンスを示します。

静的ページのレスポンスについて

最近ではWordPressの登場やレンタルサーバーの性能向上により、PHPやデータベースを利用しないサイトは少数派でしょう。しかし、シンプルなサイトであればPHPやデータベースは不要です。余計な処理が入らないためレスポンスが大きく向上します。わざわざ高額なデータベース対応のサービスを選択する必要もなく、低コストでサイト運営が可能です。

一部を除けば、静的ページのレスポンスはどのサービスでも問題ありません。PHPが不要であれば安いレンタルサーバーを選択しても良いでしょう。スタードメインのように独自ドメインの料金だけで無料サーバー (広告無し) を利用できるサービスもあります。

公式サイト   WordPress Static
環境 平均値 秒中央値 秒標準偏差 秒エラー %平均値 秒中央値 秒標準偏差 秒エラー %

0.210.210.0100.210.210.010

PHP5/CGI

0.240.220.0500.430.540.20

PHP7/CGI

0.240.210.0700.240.210.060

0.250.230.060.020.260.230.080.42

Xキャッシュ

0.290.250.0900.280.250.070

0.370.350.0800.360.350.050

0.380.370.0500.570.660.190

PHP7/FastCGI

0.40.40.1200.230.220.030

WordPressサーバー

0.420.350.200.40.350.150

0.430.470.2100.430.220.310

PHP7/FastCGI

0.450.450.1500.290.260.090

PHP7

0.460.450.030.050.350.310.10.02

キャッシュ無効

0.470.520.1500.430.540.210

PHP5/FastCGI

0.470.470.1200.230.220.030

0.540.70.2500.360.330.090.02

PHP5/FastCGI

0.550.540.1700.330.290.110

0.620.620.030.10.410.340.140.17

PHP7

0.620.590.3200.380.310.20

PHP7/Module

0.620.590.1100.40.390.040

キャッシュ無効

0.620.610.1200.380.370.050

PHPサーバー

0.620.70.2600.340.290.10

PHP5

0.630.620.0300.320.310.030

PHP7

0.630.590.3300.370.310.180

0.640.610.100.480.450.090

PHP7/CGI

0.660.620.1200.390.380.050

0.6600.2200.6600.230

0.670.650.070.150.520.470.140.15

キャッシュ

0.680.680.0600.690.690.060

PHP7/CGI

0.70.680.0900.510.490.070

PHP5

0.710.690.3300.370.30.180

0.710.730.300.350.310.110

0.720.710.0500.240.240.010

0.750.630.3100.560.470.290

PHP5

0.750.70.3700.370.310.160

モジュール

0.80.750.160.150.370.360.060.1

0.830.790.3900.340.280.150

PHP7

0.840.80.2600.740.690.160

PHP7

0.840.840.1400.670.670.060

PHP7

0.850.840.0600.670.660.050

PHP7

0.880.840.160.750.610.570.10

0.910.860.1600.510.490.070

0.920.880.200.640.610.240

0.930.920.0500.650.650.040

PHP5

0.930.920.1600.670.670.060

0.950.950.1200.520.50.080

CGI

0.950.90.1600.390.370.070

PHP5/FastCGI

0.970.960.40.150.420.410.070.07

PHP5

10.980.3100.770.80.140

PHP5/CGI

1.040.80.7700.530.490.110

1.051.010.1200.810.740.190

PHP5

1.11.050.1600.60.560.10

1.141.140.0400.270.260.020

ライトプラン

1.441.221.300.510.370.670

1.961.920.630.021.631.560.590.02

2.091.71.070.931.241.170.420.6

2.2300.650.111.9100.60.07

PHP5/FastCGI

2.722.550.670.072.412.170.660.07

PHP5/FastCGI

2.92.780.510.352.522.370.430.15

PHP7/FastCGI

2.922.80.530.272.572.460.360.22

PHP7

3.181.572.340.350.710.710.180.22

PHP5

3.31.532.470.50.720.720.180.45

3.363.090.630.022.892.720.350

3.7800.50.073.7700.510.1

4.564.530.3104.244.220.340

5.75.720.830.025.135.140.810.02

8.056.723.081.687.826.43.231.41

00000.340.290.150

00006.136.270.450

測定方法

測定用サーバーから定期的にアクセスして、Webページの取得に要する時間を測定します。

動的ページ
WordPress によるサイト(PHP&データベース)
コンテンツは平均的なWebページの構成を採用 (HTTP Archiveの統計データを利用)
静的ページ
HTMLファイルによるサイト
WordPressが生成したデータを静的ファイル化

測定期間

測定期間は 7日間 です。(ここに掲載されない過去の測定結果についてはこの限りではありません。

一度きりの測定では意味がないため、一定期間の継続した測定を行っています。「たまたま利用者が少なくレスポンスが良かった」「一時的なトラブルが原因でレスポンスが悪かった」という、誤った結果を出すことが (完全ではありませんが) 防げます。

一定期間測定することで、利用者数(訪問者数)が変動する日中、夜間、深夜の差を確認することもできます。例えば、利用者の少ない深夜と、利用者の多い日中との差が小さければ、負荷に強いサーバーということを推測できます。

測定結果について

測定実行のタイミングによりサーバーやネットワークの状態(混雑具合)が変動します。集計に影響を与える一時的な異常値 (外れ値) を棄却検定 Grubbs’ test (α=0.001) により省いています。表の「棄却検定」にチェックがあれば適用済みの結果です。

メモ
このページは新しい測定結果が追加されると自動的に更新されます。
このランキングにあるレンタルサーバーは 共用サーバー です。割り当てられるサーバーによっては、他ユーザーの影響を受けレスポンスや安定性が大きく変化する可能性があります。 :一般的に安いサービスほど負荷に強くありません。レスポンス性能と基本料金のバランスで選ぶことが重要です。

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