GMOクラウドのiCLUSTA+にWordPressをインストールしてみよう

iCLUSTA+ (アイクラスタプラス) には CGIインストーラー と呼ばれる機能があり、この機能によりWordPressのインストールが容易になります。しかし、契約直後の初期状態ではユーザーやデータベースの追加作業も必要となります。マニュアルを熟読する必要があり、初心者には少し難しい作業となるかもしれません。

具体的には以下の作業が必要となります。

  1. MySQLオプションの追加
    • 初期状態ではデータベースを利用できないため、オプション契約 (無料) の手続きが必要です。
  2. ユーザーの追加
    • iCLUSTA+にはマルチユーザー機能があり、アカウント毎に利用可能な機能が制限されます。契約後に自動発行される 契約者アカウント では、CGIインストーラーを利用できません。
  3. データベース作成
  4. CGIインストーラーによるWordPressのインストール
  5. WordPressの初期設定

手動でインストールする場合も、データベースの追加までは参考となるでしょう。

MySQLオプションの契約

初期状態ではデータベース (MySQL) を利用することができません。MySQLオプションを設定するために アカウントマネージャー にログインします。プランマネージャーではないので注意しましょう。

1回の操作でデータベースが1つ追加されます。データベースの追加毎にこの操作が必要です。

  • メニューの 各種手続き を選択します。

  • サービスに関する手続き のタブを選択します。
  • オプション申込み を選択します。

  • データベースを追加するプランを選択します。

  • 無料データベース (MySQL) をチェックします。
  • ご請求金額再計算 をクリックしてみましょう。オプション料金が0円であることが確認できます。
  • 次のステップへ進む をクリックします。

  • オプションの設定内容を確認します。
  • 無料データベース(MySQL)が項目にあれば、 利用約款を確認する をクリックします。

  • 利用約款が表示されます。問題がなければ 以上約款に同意する にチェックをします。
  • 申込みを確定する をクリックします。

すぐに【GMOクラウド】オプションサービス申込み・変更受付のお知らせというメールが届きます。さらに、しばらくすると[GMOクラウド] 無料データベース(MySQL)設定完了通知が届きます。これでデータベースを利用できるようになります。

ユーザーの追加

契約後に発行される 契約者アカウント ではCGIインストーラーを利用できません。アカウントの種類は、契約者、ドメイン管理者、サイト管理者、一般ユーザーがあります。ここでは、CGIインストーラーとデータベースの操作が可能な ドメイン管理者 アカウントを作成します。

まず、契約者アカウントで プランマネージャ にログインします。先ほど利用したアカウントマネージャではないので注意しましょう。

  • メニューの ユーザー管理 を選択します。
  • ユーザー登録 を選択します。

  • ユーザー名とパスワードを入力します。忘れないようにメモしておきましょう。
  • コメントは任意です。
  • ユーザー権限を ドメイン管理者 とします。
  • eメールアドレスとウェブメールは必要に応じて選択してください。後からでも変更可能です。
  • 間違いがなければ 設定の保存 をクリックします。これで新しいアカウントが追加されます。

  • WordPressのインストール作業を始めるために、 ドメイン管理者アカウント に切り替えます。
  • ユーザー切り替え を選択します。

  • ドメイン管理者 を選択して、 切り替え をクリックします。
  • 画面はほとんど変化しませんが、ユーザー (アカウント) が切り替わります。
  • 画面右上に現在のログインアカウントが表示されるので、切り替わっていることが確認できます。

データベースを追加

データベースの操作は、契約者アカウントまたはドメイン管理者のアカウントが必要です。手順通りであれば、現在のログインアカウントは ドメイン管理者 なので、データベースの操作が可能です。

  • ユーティリティデータベース設定 を選択します。

  • 新規データベースを作成 をクリックします。

  • データベースの パスワード を入力します。
  • コメントは任意です。「WordPress用」と入力しておくと分かりやすいでしょう。
  • データベース名とユーザーは自動的に生成されます。
  • 作成 をクリックします。

  • データベースが生成されました。
    • データベース名/ユーザー名は自動的に生成されます。
    • データベースサーバー、ポート番号、データベース名 (接続ユーザー名)、パスワードは、WordPressのインストール時に必要となります。忘れないようにメモしておきましょう。
  • OK をクリックします。

データベースが生成されました。このデータベースを利用してWordPressをインストールします。

CGIインストーラーによるWordPressのインストール

それではWordPressのインストール作業を進めます。CGIインストーラーは ドメイン管理者 または サイト管理者 のアカウントでなければ操作できません。

  • メニューの ウェブコントロールCGIインストーラー を選択します。

  • マルチCGI を選択します。

  • インストール を選択します。

  • WordPressインストール を選択します。

  • 利用規程が表示されます。問題がなければ、 承諾する をクリックします。

  • インストールディレクトリ を設定します。
  • WordPressのインストールディレクトリについては、以下の記事を参考にしてください。
  • ここではwpとしていますが、そのドメインでWordPressのみ利用するのであれば、空欄でもかまいません。

WordPressをインストールするディレクトリはどこがよいのか?

  • WordPressのインストールに必要なデータベース情報を入力します。
    • 先ほど作成したデータベース情報が必要です。
    • データベース名とユーザー名は同じです。
    • テーブル接頭辞については以下の記事をご覧ください。
  • 次へ をクリックします。

WordPressインストール時に設定するデータベースのテーブル接頭辞とは?

  • 確認画面が表示されます。
  • 間違いがなければ インストール をクリックします。

  • CGIインストーラーによるインストール作業が完了しました。
  • これより先は、通常のWordPressの初期設定となります。
  • URLをクリックします。

サイト情報と管理者アカウントの設定

WordPressのサイト情報と管理者アカウントを登録します。

サイト名
Webサイトのタイトルとして表示されます。
ユーザー名・パスワード
管理者アカウントとなります。
ダッシュボード(管理ツール)へのログインに必要な情報なので、忘れないようにメモしておきましょう。
メールアドレス
管理者のメールアドレスです。例えば、自動更新の通知、ブログにコメントがあった時の通知にも利用されます。
プライバシー
チェックすると検索エンジンのクローリング対象となります。もしテストサイトであったり公開したくない場合はチェックを外します。
オフにしても完全に検索結果から除外されるわけではありません。

全ての項目は、インストール後にダッシュボードで変更可能です。

間違いがなければ WordPressをインストール をクリックします。

インストール完了

この画面が表示されれば、インストール作業は終了です。

ログイン をクリックすると、ダッシュボードのログイン画面へ移動します。初期設定で入力した管理者アカウントでログインすることができます。

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