レンタルサーバーを契約するときに一緒に考えないといけないのは、独自ドメインです。もちろん最初から独自ドメインを用意するのが好ましいのですが、とりあえずレンタルサーバーって何だろう?というユーザーには、最初から独自ドメインを利用するのは敷居が高くなります。
とりあえずレンタルサーバーを契約して、サイト運営をしばらく試してみてからでも、独自ドメインの導入は遅くありません。
そこで便利なサービスがレンタルサーバー事業者が提供するサービスドメインです。正式な名称はなく、プロバイダードメインと呼ばれることもあります。
サービスドメインとはレンタルサーバー事業者が保有するドメインのサブドメインを契約期間中だけ利用できるサービスです。
以下に例を示します。
基本的には契約時に決定する初期ドメインが1つだけのレンタルサーバーがほとんどですが、複数のサブドメインを追加可能なレンタルサーバーもあります。
個人的にはサービスドメインの存在はありがたいと思います。例えば、何かしらのテストを行いたくても、本稼働中のドメイン(サイト)で行うわけにはいきません。
ただし、長期運用には向きません。サーバーを契約し続ける限り利用できるのですが、サーバーを変更したくてもドメインは移管することができません。当然Google等の検索結果にも大きな影響が出ます。また、事業者がサービスを停止した場合も同様の問題が発生します。
あくまでもテスト的な一時的な用途に限られます。サイトを長く運営するのであれば、慣れた段階で独自ドメインに移行するべきでしょう。
レンタルサーバー事業者の目的としては、試用期間に独自ドメインが不要となるため、ユーザーに気軽に試してもらえるという意味もあると思います。
逆に言えば試用期間がないレンタルサーバーの多くは、このサービスドメインがありません。