レンタルサーバーのコントロールパネルとは?

レンタルサーバーを選ぶときにコントロールパネルの使い勝手も重要な検討項目です。コントロールパネルの名称は、サーバー管理ツールや製品名(Parallels Pleskなど)と、レンタルサーバー事業者により様々です。

コントロールパネルはサーバーの基本的な設定からアプリケーションのインストールなど、レンタルサーバーを利用するための様々な操作が可能です。

以下は基本的な項目です。レンタルサーバーにより項目は変化します。

  • データベースの管理
    • データベースやユーザーの編集(追加や削除)。
    • 専用クライアントによるデータベースの操作。
  • メールアカウントの管理
    • アカウントの編集(追加や削除)。
    • メーリングリスト、メールマガジン。
  • FTPアカウントの管理
    • アカウントの編集(追加や削除)。
    • Webブラウザで動作するファイルマネージャによるファイル操作。
  • ドメイン管理
    • マルチドメインやサブドメインの編集(追加や削除)
  • Cronの設定
  • アクセスログやアクセス解析の閲覧や取得
  • アクセス制限の設定
  • アプリケーションのインストール
    • WordPress、Movable Type、など。

お試し期間を利用して使用感を確かめる

公式サイトで使い勝手の良さが謳われていても、実際に使ってみると想像以上にひどいことも多々あります。多くのレンタルサーバーではお試し期間があるので、必ず試してから契約するべきでしょう。

理想的には直感的に操作できることが望ましいのですが、少々分かりにくくても丁寧なマニュアルが用意されていれば問題ありません。悪い例は、直感的に分からない、マニュアルが少ない、他ユーザーの情報も少ない、というレンタルサーバーです。

Paralles Pleskがよく採用されていますが、初心者には敷居が高いと思います。多機能なのですが、初見で目的の機能を探しだし設定するのは難しいでしょう。もちろん慣れれば問題ありませんが、初心者であればPleskを採用しているレンタルサーバーは避けるべきです。

さらに重要なのは操作レスポンスです。やはりサクサクと操作できないとストレスになります。基本的にはレンタルサーバーのレスポンスと比例し、レンタルサーバーのレスポンスが悪ければ、コントロールパネルも良くありません。

レスポンスについてもう一つ確認すべき点があります。例えば、データベースを作成した場合、それがすぐに反映されるかということです。これもレンタルサーバー事業者により差があります。即座に反映されるレンタルサーバーもあれば、数分かかるレンタルサーバーもあります。

後者は、ある程度のタスクをまとめて実行しているのでしょう。レンタルサーバー事業者からみると効率的なのでしょうが、ユーザーとしては使い勝手が良くありません。失敗したのかと思い、何度も操作してしまうこともあります。