レンタルサーバーでデータベースがたくさん使えると何が嬉しいの?

レンタルサーバーを検討する際、利用できるデータベースの数は重要です。利用料金に反映されやすい項目なので安くしたいのであれば、データベース数を妥協することになります。

例えば無料や低価格帯のレンタルサーバーはデータベースが利用できなかったり、1個だけだったりします。高価格帯のレンタルサーバーになるとデータベース数が無制限となります。

WordPressなどのCMSを利用して複数のサイトを運営するなら、必要なデータベース数を見積もっておく必要があります。

メリット

  • 複数のWordPress(CMS)を利用できる。
    • 基本的にCMS1つにデータベースを1つ必要とします。つまりサイト数=データーベース数となります。
    • 1つのデータベースに複数のCMSをインストールすることもできますが、メンテナンス性はよくありません。
    • データベース名をドメイン名にすると分かりやすくなります。
  • 様々なデータ管理に利用できる
    • 例えば、hostingstock.netの様々な情報はデータベースで管理されています。CMSをそのまま使うのであれば、サイトの数で足りるかもしれませんが、他のデータを取り扱うのであれば多めに見積もっておくべきです。

1つのデータベースに多くのテーブルを詰め込むことも可能です。ただしテーブル名の重複は許されませんし、ドメインの異なるデータを混在させるのはトラブルの原因です。

あれこれ工夫して少ないデータベースでやりくりするよりは、最初から余裕のあるプランを選択すると良いと思います。

デメリット

  • 月額料金が高くなる。

他のデメリットはありません。あるとすればデータベースをたくさん利用すると管理が面倒になるくらいです(これは仕方ありません)。

MySQL or PostgreSQL

レンタルサーバーでデータベースと言えば多くはMySQLのことを指します。初心者であればMySQLのほうが情報が多いので利用しやすいでしょう。例えばPHPとの組み合わせで検索すると、7倍ほどの差があります。

特別な理由がなければPostgreSQLを選択する必要はありません。PostgreSQLを利用できるレンタルサーバーはMySQLも併用できる場合がほとんどです。

  • PHP & MySQL
    • 約 74,000,000 件
  • PHP & PostgreSQL
    • 約 10,900,000 件

SQLiteで補う

多くのレンタルサーバーでは公式にはサポートしていないもののSQLiteを使うことができます。ちょっとしたデータ管理であれば十二分な性能を持っています。データベースが不足する、または使うほどでもない時は、SQLiteの利用を検討してはいかがでしょうか。