レンタルサーバーを選ぶ基準に Webメーラー (Webメール)を入れていますか?
レンタルサーバーが提供するWebメーラーはあると便利かもしれませんが、Gmail等の高機能Webメーラーに慣れていると、お世辞にも使い勝手が良いとは言えません。また、スマートフォンに最適化されていないため、パソコン用の画面がそのままスマートフォンに表示されます。
もちろん、一部のホスティングプロバイダ(事業者)は、Webメーラーにも力を入れています。スマートフォンへの最適化など、ユーザーの使い勝手を考慮しています。
例えば、hetemlのWebメーラーはスマートフォンにも最適化されています。
hetemlの対応は例外と言えます。多くのレンタルサーバーでは、Webメール対応と言ってもシンプルなものがほとんどです。コントロールパネルにParallels Pleskが採用されていれば、「Horde」や「AtMail」が利用できるでしょう。新しいバージョンのAtMailであれば、各端末(PCやスマートフォン)に最適化されたレイアウトになるようですが、レンタルサーバーに配備されているAtMailは非対応のものが多いようです。
KAGOYAやKDDI CPIのように法人向けのサービスであれば、スマートフォン等、各端末に最適された機能を提供する Active! mail を採用しています。もし、Webメーラーが必要であれば、料金は高くなりますがこのようなサービスも検討してみましょう。
個人向けレンタルサーバーのWebメーラーはあくまでもおまけ程度に考えましょう。例えば、エックスサーバーのWebメーラーにiPhoneでアクセスすると以下の様になります。パソコンで閲覧するのと何も変わりませんね。
Webメーラーがなくても、 IMAP に対応していれば問題ありません。パソコンであれ、スマートフォンであれ、多くのメーラーはIMAPに標準対応しています。メール専用クライアントの方が、Webブラウザで操作するより使い勝手も良いでしょう。
IMAPであれば複数端末での管理も簡単です。パソコンで既読になれば、スマートフォンでアクセスしても既読となり、操作結果が全ての端末で共有されます。IMAPの仕組みについては下記のページをご覧下さい。
今時ないとおもいますが、IMAP非対応のレンタルサーバーを利用する場合は、Webメールがないと困るかもしれませんね。
もしWebメーラーがなければ、POP受信のみとなってしまいます。POPであれば、ある端末でメールを受信すると、サーバーからそのメールが削除されます。
つまり、複数の端末でメールを管理することができません。もちろん、POPであっても サーバーに残す と設定すれば、複数の端末で受け取ることは可能です。ただし、既読等のステータスは共有されないので、同じメールを何度も確認する煩わしさがあります。