スターサーバー(StarServer) は、ネットオウル(Netowl)が運営する幅広いプランを備えるレンタルサーバーです。 SSD 、 Let's Encrypt (無料SSL)、 HTTP/2 といったトレンドをしっかりおさえており、大きな不満がでることは無いでしょう。
ただし最廉価プラン(138円/月)の場合、データベース非対応なのでWordPress等の動的なサイトを運営できません。 静的サイトジェネレーターに興味があれば、Next.jsやGatsbyを試す安価な環境としては利用できます。
上位プランと下位プランとの差は、単純に運営可能なサイト数の差と考えて問題ありません。 上位プランほどストレージ容量やデータベース数が優遇されます。 最初は下位プランで様子を見て、必要に応じてプランを変更することもできます。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 1,650 円 | 1,650 円 | 1,650 円 | 0 円 | 5,000 円 |
月額(標準) | 138 円 | 330 円 | 660 円 | 1,100 円 | 2,530 円 |
月額(12ヶ月契約) | 138 円 | 275 円 | 550 円 | 825 円 | 2,200 円 |
転送量/日 | 200 GB/日 | 500 GB/日 | 700 GB/日 | 900 GB/日 | 1,200 GB/日 |
ストレージ容量 | 20 GB | 160 GB | 200 GB | 320 GB | 500 GB |
独自ドメイン | 20 個 | 50 個 | |||
サブドメイン | 200 個 | 1,000 個 | 3,000 個 | ||
サービスドメイン | 1 個 | 3 個 | 5 個 | 5 個 | 5 個 |
FTPアカウント | 2 個 | 5 個 | 10 個 | 30 個 | |
MySQL | 1 個 | 30 個 | |||
Cron | 5 個 | 10 個 | 20 個 | 20 個 |
エコノミーのみいくつかの制限があり、例えばデータベースは非対応となります。 明確な目的がなければエコノミーを選択する意味はありません。 WordPress等のMySQLを必要とするアプリケーションを運用するなら、ライトプラン以上が必要です。 複数のサイトを運営する予定であれば、データ転送量やデータベース数に余裕のあるスタンダードプラン以上がオススメです。
あくまでも推測ですが、 さくらインターネット の大阪データセンターで運用されているようです。 ネットオウルはエックスサーバー(XSERVER)の関連会社となっており、一部の仕様を除けば、コントロールパネルの使い勝手などはほぼ同等です。 エックスサーバーの人気の高さからも分かりますが、非常に高品質なデータセンターとなっています。
コントロールパネルは2種類あります。1つはネットオウルの「メンバー管理ツール」、もう1つはスターサーバーの「サーバー管理ツール」です。
メンバー管理ツールは、ネットオウルの各契約を管理するためのものです。 例えば、「スタードメイン」で独自ドメイン、「SSL BOX」でSSLサーバー証明書など、アカウント一つで管理できます。
サーバー管理ツールはドメインやデータベースの設定など、サーバーの各設定を行うためのものです。 スターサーバーは機能がシンプルであり、操作項目が絞り込まれています。 さらに、各機能に「ワンポイントマニュアル」という簡易説明があり、初心者でも操作に迷うことはないでしょう。 詳細なマニュアルは、公式サイトに用意されています。
レスポンスは優れており、何を操作するにもストレスとなりません。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
転送量/日 | 200 GB/日 | 500 GB/日 | 700 GB/日 | 900 GB/日 | 1,200 GB/日 |
転送量/月 | 6,000 GB/月 | 15,000 GB/月 | 21,000 GB/月 | 27,000 GB/月 | 36,000 GB/月 |
これを多いと見るか少ないと見るかはわかりにくいと思うので、簡単に計算してみましょう。 例えば、世界中のWebサイトを調査しているHTTP Archiveによると、WordPressで運営されるサイト1ページあたりの平均サイズは約2.4MB(2021年。動画を除く)です。
この数値で計算した場合、スタンダードプランの「700GB/日」であれば、 約300,000 PV/日 (約900,000 PV/月)まで対応できます。 ブラウザのキャッシュ機能を考慮すれば、より多くのアクセスに対応できるため、個人で運営するサイトなら十分な数値と言えます。
すでに世界中のWebサイトの多くがHTTPS(SSL化)に対応しています。
ほとんどのWebブラウザで http://
で始まるURLへのアクセスは警告が出るようになっています。
これからWebサイトを運営するのであれば、セキュアなHTTPS対応(暗号化された通信)は必須です。
スターサーバーであれば、SSLサーバー証明書を標準装備(無料)しているため、余計な費用無しに全サイトをHTTPS対応とすることができます。
標準装備のSSLサーバー証明書は「Let's Encrypt」であり、他社でも採用されている標準的なものです。 もちろん、オプションで「サイトシール」等に対応する証明書も利用できますが、趣味程度のサイトであれば標準装備の証明書で何の問題もありません。
「SSL BOX」で取り扱っている証明書は以下の通りです。 ドメイン認証SSL、企業認証SSL、EV SSLから選択できますが、企業認証とEVに関しては企業や団体での契約となるため、個人(事業者)の場合はドメイン認証となります。
標準装備のLet’s Encryptでも十分ですが、よりセキュアなサイトであることをアピールするなら、第三者が承認する サイトシール に対応したCoreSSLを検討しても良いでしょう。
名称 | 認証方式 | 料金(円/年) |
---|---|---|
CoreSSL | ドメイン認証 | 1,650 |
CoreSSL ワイルドカード | ↑ | 17,600 |
SecureCore ドメイン認証SSL | ↑ | 19,800 |
Comodo SSL | ↑ | 5,500 |
Comodo SSL ワイルドカード | ↑ | 28,600 |
ラピッドSSL | ↑ | 4,400 |
ラピッドSSL ワイルドカード | ↑ | 44,000 |
ジオトラスト クイックSSLプレミアムト | ↑ | 16,500 |
SecureCore 企業認証SSL | 企業認証 | 41,800 |
デジサート セキュア・サーバID | ↑ | 99,000 |
SecureCore 企業認証SSL ワイルドカード | ↑ | 105,600 |
SecureCore EV SSL | EV | 105,600 |
デジサート セキュア・サーバID EV | ↑ | 198,000 |
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
独自ドメイン | 20 個 | 50 個 | |||
サブドメイン | 200 個 | 1,000 個 | 3,000 個 | ||
サービスドメイン | 1 個 | 3 個 | 5 個 | 5 個 | 5 個 |
設定可能なドメイン数はプランごとに異なりますが、あまり気にする必要はありません。 転送量に制限がある以上、運営できるサイト数には限りがあります。 アクセス数を確認しながら不足なら上位プラン、または他のサービスを検討するのも賢い方法です。
独自ドメインは同社「スタードメイン」での取得をおすすめします。 メンバー管理ツールで、サーバーとドメインをまとめて管理でき、設定も簡単になります。 ドメインの種類は多くありませんが、料金は他社の格安レジストラと同等です。 さらに、各サービスの支払いに使えるポイント(ネットオウルポイント)が付与されるためお得です。
スターサーバーでは契約時に「初期ドメイン」が発行されます。 ドメイン名は「サーバーID.stars.ne.jp」となり、 そのままWebサイトの公開にも利用できます。 「サーバーID」は任意の文字列を利用できます。
さらに初期ドメイン以外にも、「サービスドメイン」を追加できるため、独自ドメインがなくとも複数のサイトを運営できます。 サービスドメインは、ネットオウルが保有する「138種類」のドメインから好みのものを選択し、そのサブドメインを利用できます。
しかし、初期ドメインやサービスドメインは契約期間のみ有効です。 長期的なWebサイト運営が目的なら、独自ドメインの取得をおすすめします。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
MySQL | 1 個 | 30 個 | |||
1,000MB。MyISAM / InnoDB。 phpMyAdmin。 | 1,000MB。MyISAM / InnoDB。 phpMyAdmin。 | 3,000MB。MyISAM / InnoDB。 phpMyAdmin。 | 3,000MB。MyISAM / InnoDB。 phpMyAdmin。 | ||
SQLite |
データベースにMySQLが採用されており、phpMyAdmin(Webアプリケーション)で操作できます。 エコノミーはデータベース非対応なので、WordPress等のデータベース必須のアプリケーションを運用する予定であれば選択しないようにしましょう。
データベース名と(データベース)ユーザー名は「サーバーID_任意の文字列」となり、サーバーIDが接頭辞として付与されます。 それぞれを作成して、データベースにユーザーを割り当てる作業が必要です。 やや面倒ですが組み合わせが自由なため、以下のように用途に応じた柔軟な設定ができます。
仕様 | |
---|---|
MySQL | 5.7.[36(調査時)]。ENGINES: InnoDB (DEFAULT) / MRG_MYISAM / MEMORY / BLACKHOLE / MyISAM / CSV / ARCHIVE / PERFORMANCE_SCHEMA。phpMyAdmin 4.4.15.10(調査時)。 |
SQLite | 3.7.17(調査時)。PHPの場合、PDO関数、SQLite3関数に対応します。 |
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
FTPアカウント | 2 個 | 5 個 | 10 個 | 30 個 |
通常のFTPだけでなく、セキュアなFTPSにも対応しています。
上の表は「追加可能なアカウント数」です。 ドメイン(サブドメインを除く)ごとに 初期FTPアカウント が生成されるので、総アカウント数はドメイン数を加えたものとなります。 初期FTPアカウントは、そのドメインのドキュメントルート(例 ~/example.com/public_html)がホームディレクトリとなります。 そのため、他ドメインのディレクトリにアクセスすることはできません。
実際に利用する場合は、「/home/サーバーID/」をホームディレクトリとするアカウントを1つ追加しておくことで、全てのドメイン(サイト)のファイルを横断的に操作でき便利です。
ファイルマネージャ(Webアプリケーション)を利用でき、ブラウザでファイル操作が可能です。 ディスプレイサイズにフィットする程度で、スマートフォンやタブレットに最適化されておらず、パソコン以外での利用はあまり考慮されていません。 機能も簡易的なものなので非常用となるでしょう。 FTPアプリケーションの利用をおすすめします。
ドメインごとにドキュメントルート(公開ディレクトリ)が自動的に割り当てられます。固定であり任意のディレクトリに変更することはできません。
例えば、「example.com」へアクセスすると「~/example.com/public_html」にあるファイルが読み込まれます。
1つ気になる点はサブドメインのドキュメントルートが、親ドメインのドキュメントルート直下に生成されることです。ほかのレンタルサーバーにもある仕様ですが、例えば上図の場合「http://example.com/blog.example.com」へアクセスすると、サブドメインのデータにアクセスできてしまいます。気になるなら、.htaccessなどでアクセス制限するとよいでしょう。
非公開領域にも編集権があるため、例えば「/private」ディレクトリを作成して、公開したくないファイルを保存できます。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
メールアカウント | 200 個 | 500 個 | 1,000 個 | ||
制限事項 | 送信: 300通/日。受信: 無制限。容量制限: 100MB/通。 | 送信: 500通/日。受信: 無制限。容量制限: 100MB/通。 | 送信: 1,500通/日。受信: 無制限。容量制限: 100MB/通。 | 送信: 3,000通/日。受信: 無制限。容量制限: 100MB/通。 | 送信: 5,000通/日。受信: 無制限。容量制限: 100MB/通。 |
下位プランほど送信数制限が厳しくなります。 メールを頻繁に利用するようなら、下位プランはおすすめできません。
プロトコル | |
---|---|
POP | SSL/TLS(STARTTLS対応) |
SMTP | SMTP-AUTH、サブミッションポート、SSL/TLS(STARTTLS対応) |
IMAP | SSL/TLS(STARTTLS対応) |
標準的なプロトコルに対応しており、どのようなメール環境でも困ることはないでしょう。 IMAPに対応しており、スマートフォンやPCなどの、複数の端末間でのメール管理が容易です。
メールに関する機能は至ってシンプルです。 下記を参考にしてください。
機能 | |
---|---|
アンチウィルス | WithSecure社のソフトウェアを採用しています。メール送受信時にウィルスチェックが行われます。 |
スパムフィルタ | SpamAssassin。受信時にチェックされ、迷惑メールと判定されると 1)件名に[SPAM]が付与、2)ヘッダに X-Spam-Flag: YESが付与されます。ホワイトリストとブラックリスト機能もあります。 |
メール転送 | 受信したメールを他のアドレスへ転送できます。その際、メールを残すか削除するかを設定できます。 |
SMTPアクセス制限 | SMTP認証(SMTP-AUTH)に関する、国外IPアドレスからの不正送信を防ぐ機能です。国外からのメール送信が必要であれば無効にする必要があります。 |
非対応 | メーリングリスト。メールマガジン。自動返信。フィルタ(条件付き振り分け)。キャッチオール。 |
Webメーラーを標準装備しているため、ブラウザで簡単にメールを操作できます。 スマートフォンやタブレットにも最適化されており、アクセスする端末に応じて自動的にレイアウトが変化するため、どのような環境でも快適な操作が可能です。
シンプルであり目立った機能はありませんが、外出先での緊急時(自分の端末がない場合など)のメール確認に役立つでしょう。
PHPは複数のバージョンに対応しており、ドメインごとに異なるバージョンを設定できます。
言語 | |
---|---|
PHP | Server API: FPM/FastCGI (fpm-fcgi) 7.2.x 以上 または CGI/FastCGI (cgi-fcgi) 8.0.x / 7.4.x / 7.3.x / 7.2.x / 7.1.x / 5.6.x / 5.5.x / 5.4.x / 5.3.x / 5.1.x 7.1以下は非推奨となります。 |
Perl | 5.16.x |
Ruby | 2.0.0 |
Python | 3.6.x / 3.4.x / 2.7.x |
SSI | ○ |
サイトの高速化そしてより大量のアクセスに対応するための機能として「PHP高速化設定」が提供されています。 WordPressの場合、キャッシュなしで処理速度が 最大8倍向上 [1]します。 具体的には、PHP高速化設定がONの時は PHP-FPM (fpm-fcgi)に、OFFの時は FastCGI (cgi-fcgi)に切り替わります。 詳細は省きますが、FastCGIを効率的に管理するための仕組みがFPMと思えばよいでしょう。 動作に問題がなければPHP-FPMを有効にすることをおすすめします。
興味があれば以下の記事を参考にしてください。
Difference between PHP-CGI and PHP-FPM | BaseZap
php.ini
の一部が無効となります。代わりに .user.ini
を利用します。Loaded extensions | core | date | libxml | openssl | pcre | sqlite3 | zlib | bz2 | calendar | ctype | curl | hash | fileinfo | filter | ftp | gettext | gmp | spl | iconv | json | session | standard | posix | pspell | reflection | phar | shmop | simplexml | sockets | mbstring | sysvmsg | sysvsem | sysvshm | tokenizer | xml | zip | mysqlnd | cgi-fcgi | apcu | bcmath | dba | dom | gd | imagick | imap | intl | ldap | exif | mcrypt | mysqli | pdo | pdo _mysql | pdo_ pgsql | pdo_sqlite | pgsql | soap | xmlreader | xmlwriter | xsl | zend opcache | xmlrpc | wddx | ereg | mysql | apc |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8.0.12 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
7.4.25 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
7.3.31 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
7.2.34 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
7.1.33 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
7.0.33 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
5.6.40 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コントロールパネルでPHPの動作設定を行えます。予め利用頻度の高い項目がピックアップされた簡単な方法と、php.iniを直接編集する方法が用意されています。
「php.ini」ファイル自体は、各ドメインの「/php」ディレクトリにあり直接編集することもできます。例えば、「example.com」であれば、「/home/サーバーID/example.com/php」にあります。
コントロールパネルのピップアップ項目 |
---|
display_startup_errors / display_errors / error_reporting / session.auto_start / session.use_cookies / session.use_only_cookies / session.use_trans_sid / session.name / session.cookie_lifetime / session.cookie_path / session.cookie_domain / mbstring.language / mbstring.internal_encoding / mbstring.http_input / mbstring.http_output / mbstring.encoding_translation / mbstring.detect_order / mbstring.substitute_character / safe_mode / max_execution_time / max_input_time / memory_limit / post_max_size / upload_max_filesize / register_globals / magic_quotes_gpc / file_uploads / allow_url_fopen / allow_url_include |
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
Cron | 5 個 | 10 個 | 20 個 | 20 個 | |
最短実行間隔は20分。 | 最短実行間隔は10分。 | 最短実行間隔は1分。 | 最短実行間隔は1分。 |
プランごとの設定可能数に差があります。 さらに、設定間隔(最短実行間隔)にも差があるため、用途によっては注意が必要です。
例えば、スタンダードプランの場合、「10分間隔」でしか繰り返し実行できません。 とは言え、1日に数回コンテンツを自動更新するような用途なら、設定間隔が問題となることは少ないでしょう。
他社では実行時刻(実行間隔)をメニューから選択するものもありますが、スターサーバーでは「crontab」の書式で設定します。例えば、30分間隔でPHPを実行させるなら以下の様になり、慣れるまでは戸惑うかもしれません。
分【 */30】、時:【* 】、日:【 *】、月:【* 】、曜日:【*】
コマンド
/usr/bin/php7.1 /home/サーバーID/example.com/public_html/job.php
通知メールアドレスを設定することができ、Cron実行完了時にエラーメッセージなどを含む処理結果を通知できます。
各言語の実行パスは以下の通りです。
言語 | バージョン | パス |
---|---|---|
Perl | 5.16.x | /usr/bin/perl |
PHP | x.y.z | /usr/bin/phpx.y 例えば、7.3 なら /usr/bin/php7.3 |
Ruby | 2.0.0 | /usr/bin/ruby |
Python | 2.7.x | /usr/bin/python |
3.4.x | /usr/bin/python3.4 | |
3.6.x | /usr/bin/python3.6 |
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
アクセスログ | |||||
エラーログ | |||||
アクセス解析 |
エコノミーを除き、ドメインごとのアクセスログとエラーログを取得できます。
コントロールパネルからダウンロードできるログは、当日から30日前までの分になります。 それより過去のログを保存するには、保存期間の設定が必要となります。 その場合、ログは「~/ドメイン/log」ディレクトリに保存されるので、FTPで取得します。
エラーログは最新の「 10万行 」までをコントロールパネルから取得できます。 エラーログは毎日午前3時頃にリセットされます。 FTPでダウンロード可能なログファイルとしては出力されません。
AWStatsのカスタマイズ版が用意されています。 初期状態では無効なので、ドメインごとに有効にする必要があります。
Google Analyticsがあるため、ユーザーによってはレンタルサーバーの機能は不要かもしれません。 初心者であればGoogle Analyticsに慣れるまでの繋ぎとして、とりあえずこちらを利用しておくとよいかもしれません。 難しい設定は不要なので、誰でも簡単にアクセス解析を体験することができます。
WordPressのセキュリティに特化した機能が装備されており、ドメインごとに設定できます。
セキュリティ機能 | |
---|---|
ダッシュボードアクセス制限 | ダッシュボードに対する国外IPアドレスからの接続を制限します。 |
XML-PRC API アクセス制限 | ダッシュボード以外から投稿可能なアプリが利用する「XML-RPC WordPress API」に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。Jetpackによるアクセスは制限対象外です。 |
REST API アクセス制限 | 「REST API」に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。Jetpackによるアクセスは制限対象外です。 |
wlwmanifest.xml アクセス制限 | Windows Live Writerで利用する wlwmanifest.xml に対する国外IPアドレスからの接続を制限します。 |
ログイン試行回数制限 | 短時間に連続してログイン処理(失敗)が行われるとアクセスを制限します。パスワード総当り(ブルートフォースアタック)による不正アクセスを防止します。24時間後に制限が解除されます。 |
大量コメント・トラックバック制限 | 短時間に大量のコメントまたはトラックバックが実行されると、自動的に検知して投稿を制限します。6時間後に解除されます。 |
国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限 | 国外IPアドレスからのコメント・トラックバックを拒否します。 |
ドメインごとに「動作確認用URL」を発行でき、DNS設定を変更せずに公開前の新しいサイトにアクセスできます。 このURLは他サーバーからの引っ越しをスムーズにするために利用します。
引っ越し時に旧サーバーでWebサイトを稼働させつつ、テストを行うことができます。 新しいサーバーでの準備が整ったらDNS設定を変更するだけなので、ダウンタイムを防ぐことができます。
URL形式 | |
---|---|
example.com | http://example-com.check-star.jp/ |
blog.example.com | http://example-com.check-star.jp/blog.example.com/ |
機能 | |
---|---|
BASIC認証 | BASIC認証の設定を簡単にできます。 |
アクセス拒否設定 | IPアドレスによるアクセス拒否を行うことができます。 |
サイト転送 | 任意のURL(ディレクトリ)へのアクセスを他のドメインに転送できます。 |
MIME設定 | 拡張子によって処理内容を指定するMIMEの設定が可能です。ドメインごとに設定できます。 |
Google Workspace簡単設定 | 独自ドメインでGmailやGoogleカレンダー、Googleトーク、Googleドキュメントなどを利用するための設定が簡単にできます。 |
ブラウザキャッシュ設定 | レスポンスヘッダに Expires、Cache-Control を付加します。ブラウザのキャッシュを利用できるためアクセスが高速になります。 |
非対応 | SSH(シェルログイン) / ユーザーが利用できるバックアップ機能 |
プリペイド(チャージ方式)となっており、事前に 「ネットオウルプリペイド」 を購入する必要があります。決済方法は以下の通りです。 クレジッドカードのみ自動更新に対応しています。
支払い方法 | |
---|---|
クレジットカード | Master Card / VISA / JCB / American Express / Diners。手数料無料。支払い金額500円以上が対象。 |
Paypal | 手数料無料。支払い金額5,000円以上が対象。 |
銀行振込 | PayPay銀行。振込手数料が必要。入金確認に3日程度かかる場合があります。 |
コンビニ | ローソン / ファミリーマート / セブンイレブン / デイリーヤマザキ / ミニストップ / セイコーマート。決済手数料200円(税抜)が必要。支払い金額500円以上が対象。 |
ネットオウル独自のポイントサービスです。 主にスタードメインでの独自ドメイン契約でポイントが付与され、レンタルサーバー等の費用に充当できます。 ポイントの貯め方や使い方は以下の通りです。
ポイントを貯めるには | |
---|---|
キャンペーン | サービスごとに展開されるキャンペーンにて、サービス利用者を対象にポイントが付与されます。 |
スタードメイン | 通常時、ドメイン価格(1年契約・税込)の20%×契約年数分の累計ポイントが付与されます。 |
Q&A掲示板 | 質問への回答がベストアンサーに選ばれると、30ポイントが付与されます。 |
ポイントを使うには | |
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スターサーバー | 初期費用(100%全額)。エコノミープランは支払金額の10%まで。その他は25%まで。 |
SSLボックス | 支払金額の10%まで。 |
独自ドメイン | 利用できません。 |
レンタルサーバーでは珍しく、ユーザーフォーラムが用意されています。
サポート | |
---|---|
メール | 公式サイトにある「お問い合わせフォーム」を利用します。 |
Q&A掲示板 (ユーザーフォーラム) |
サポート対象外の技術的な内容について、ユーザー同士で質問・回答することができます。基本的に公式サポートが対応することはありません。 |
上位プランへのみ変更可能です。 同じ環境がそのままプランに応じた仕様に変更されるため、ユーザー自身での移行作業は不要です。
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
エコノミー | ○ | ○ | x | x | |
ライト | - | ○ | x | x | |
スタンダード | - | - | x | x | |
ハイスピード | - | - | - | ○ | |
エンタープライズ | - | - | - | - |
上の表で分かりますが「エコノミー、ライト、スタンダード」の下位サービスから「ハイスピード、エンタープライズ」の上位サービスへは移行できません。 つまり物理的環境(サーバー)が異なるため、そのままでは移行できないということでしょう。
スターサーバーでは、「毎月15日」に契約更新の処理を行っており、有効期限月の15日に同条件の契約で自動更新されます。 更新時に残高が不足している場合、アカウントが凍結されます。 凍結直後であれば、料金を支払うことで凍結解除を行うことができます。
契約更新を中止する場合、更新予定月の 14日まで に解約手続きを行う必要があります。解約手続きが遅れると、契約が自動更新されます。
解約手続きはコントロールパネル(メンバー管理ツール)で行えます。 早めに解約手続きを行っても有効期限まではそのまま利用できますが、解約手続きを取り消すことはできません。
安価、SSD、HTTP/2、無料のSSL証明書、使いやすいコントロールパネルなど、過不足ない仕様となっています。 マニュアルも充実しているのでレンタルサーバー初心者におすすめできます。 とりあえずスターサーバーで運用しながら自分に必要な仕様を見つけつつ、よりハイスペックなサービスを検討してもよいでしょう。
更新履歴 | |
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2022年04月22日 | レビューを作成しました。 |
[1] スターサーバー内の同一構成のサーバーに設置された初期状態のWordPressサイトに対する、 Apache Bench コマンドのパフォーマンス比較によるもの。 ↩︎