レンタルサーバーを利用するときの選択肢の一つとして速度や安定性があります。いくら低料金でもレスポンスが悪ければ意味がありません。そこで、エックスサーバーの性能等を評価してみたいと思います。
測定内容については、下記のページを参考にしてください。
測定ポイントは以下のようになります。
サーバー(データセンター)の所在地については、下記のページを参考にしてください。
実環境に近い自宅からの測定と安定しているデータセンターからの測定となります。自宅のネットワークは、関西圏でよく利用されているeo光100Mタイプ、ルーターと測定用サーバーとの接続は有線です。
eo光/K-Opticomのデータセンターは、梅田北、心斎橋、梅田にあるようです。
計2MB程度のファイルをダウンロードするだけなので、負荷といえるほどの負荷ではありませんが、ロリポップ!の実行間隔は10分毎としています。
ロリポップ!からの測定は10分間隔なので、7日間で計1008ですが、7日目の深夜まで測定しているので、計 1032回 となります。自宅からは5分間隔なので、計 2064 回となります。
動的サイト | 静的サイト | |
---|---|---|
測定失敗 | 0% | 0% |
3秒以上 | 0.82% (17/2064) | 0.34% (7/2064) |
10秒以上 | 0.05% (1/2064) | 0% |
平均時間(秒) | 1.25 | 0.88 |
ばらつき(秒) | 0.46 | 0.34 |
動的サイト | 静的サイト | |
---|---|---|
測定失敗 | 0% | 0% |
3秒以上 | 1.65% (17/1032) | 0.58% (6/1032) |
10秒以上 | 0.29% (3/1032) | 0% |
平均時間(秒) | 1.29 | 0.66 |
ばらつき(秒) | 0.64 | 0.38 |
距離的にはロリポップ!が離れていますが、ばらつきが大きいのみで速度的(ダウンロード時間)にはあまり変わりません。
PHPやデータベースの処理が加わるWordPressの表示でも、静的サイトと比較して400msから600msの増加に収まっています。
二カ所から測定しましたが、特筆するほどの差はありませんでした。驚いたのが距離的に近いとはいえ、自宅の家庭用ネットワークからのレスポンスが安定していることです。逆にロリポップ!からの測定結果のばらつきは予想外です。同時期に測定しているので、XServerのレスポンスが悪いとも考えにくく、東京大阪間のネットワークの状態とロリポップ!の負荷状態が影響しているのかもしれません。
少し古い情報ですが、良いWebサイトの条件として3秒が基準となるようです。
3秒以内を条件とするのであれば、ばらつきを考慮してもXServerは優秀なレンタルサーバーであるといえます。
同じサーバーに割り当てられた、他のユーザの負荷のかけ方にもよりますが、非常に安定していてレスポンスも良いレンタルサーバーです。