1つの契約(レンタルサーバー)で多数のWebサイトを運営できれば、運用コストを抑えることができます。ここでは、WordPressサイトを対象としたレンタルサーバーの選び方を説明します。特にアフィリエイト目的等、多数のサイトを運用するなら非常に役に立ちます。
レンタルサーバーを選ぶ際に確認するポイントは、 マルチドメイン数 、 データベース数 、 転送量制限 です。
WordPressならマルチドメインかデータベースの少ない方がサイト数の上限となります。
他にもストレージ容量を考慮すべきですが、最近のレンタルサーバーは容量が増えているので、高解像度の画像や動画等を多用しなければ、あまり気にすることはありません。
気をつけるべき点を詳しく説明しましょう。
WordPressは1つのデータベースに複数インストールできます。例価格帯のレンタルサーバーでは、データベースが1つのみということも珍しくありません。それでも、マルチドメインにさえ対応していれば、複数のWordPressを利用することができます。
WordPressインストール時に設定するデータベースのテーブル接頭辞とは?
ただし、1つのデータベースでの運用はデメリットがあります。例えば、「お名前.com」のレンタルサーバーでは以下の様に説明しています。
1つのデータベースを複数のWordPressで共有するのはパフォーマンス的に良くありません。データが混在してしまうので管理が面倒になるというデメリットもあります。
可能な限り1WordPressに1データベースを割り当てるようにしましょう。
共用レンタルサーバーには必ずと言って良いほど 転送量制限 があります。いくらデータベースやマルチドメインが多く利用できても、転送量制限の仕様によっては宝の持ち腐れとなります。
共用サーバーの転送量制限には以下の仕様があります。多くのレンタルサーバーでは、設定された転送量を超えても追加料金は発生しませんが、レスポンスが遅くなったり、サイトの閲覧が不可となります。
転送量制限が明記されておらず、無制限とも書かれていないレンタルサーバーは避けるべきでしょう。おそらく、制限は掛かっていないのですが、ホスティングプロバイダ(事業者)のさじ加減1つでペナルティが発生します。
転送量制限に余裕のあるレンタルサーバーか、明確に無制限を謳うレンタルサーバーを選ぶべきです。
最近ではロリポップ!のビジネスプランのように 転送量無制限 を売りとするサービスもあります。「マルチドメイン無制限」「データベース100個」となっており、多くのWebサイトを運営するユーザーに向くサービスです。
無制限ではありますが、 「メモリやCPU負荷などで慢性的な高負荷になった場合は、弊社スタッフよりご相談させていただく場合がございます。」 とあります。まぁ、常に多数のアクセスがあるサイトを運営するなら共用サーバーを選ぶべきではないのかもしれませんね。