レンタルサーバーのインストール機能を利用してWordPressのインストールを行うとき、 テーブルの接頭辞(接頭語) という言葉が出てきて意味が分からず迷うことがあります。
基本的には初期設定のままで大丈夫ですが、意味が分からないと気持ちが悪いものです。簡単に説明すると接頭辞(prefix)とは、テーブル名の頭に自動的に付与される文字列のことです。
WordPressのインストールは基本的に1データベースに1つとなっていますが、レンタルサーバーなどは利用できるデータベース数に制限があります。こういった場合に、接頭辞を利用します。
同じデータベースに2つ目のWordPressをそのままインストールすると、テーブル名が重複するため1つ目のWordPressが上書きされてしまいます。そこで接頭辞を設定します。
WordPress毎に異なる接頭語を用意すれば、重複することがないため、1つのデータベースに複数のWordPressをインストールすることができます。例えば、データベースを1つしか使えない廉価プランでも、複数のWordPressをインストールすることができます。
ここまでの説明で分かりますが、すでに利用されているデータベースに新しいWordPressを追加する場合は、テーブル名に気をつけないと既存のものを上書きしてしまうことになります。接頭辞は便利ですが大切なデータを失わないように設定には気をつけましょう。