レンタルサーバーFUTOKAは本当にアダルト対応なのか？

「アダルト レンタルサーバー」で検索するとレンタルサーバーの「FUTOKA」（ふとか）というサービスを頻繁に見かけます。多くのアダルト対応レンタルサーバーを確認すると、そのほとんどが海外サーバーを利用しています。例えば、FC2レンタルサーバーもアダルト対応ですが、海外サーバーを利用しています。FC2サービス全体が海外サーバーなので当然と言えば当然の仕様ですね。

なぜ、海外サーバーを利用しているかというと、コンテンツ等に対してサーバーのある国（州など）の法律が適用されるためです。つまり、日本国内のレンタルサーバーに無修正の画像や動画があれば、サーバーの管理者は問答無用で「わいせつ物陳列罪」で御用となります・・・ちょっと言い過ぎですね。おそらく軽微なものであれば、レンタルサーバー事業者から削除要請の連絡がくるでしょう。

法律の範囲内であればアダルトサイトを運営しても問題ありません。しかし、多くの国内レンタルサーバーがアダルトサイトを許可していないのは、面倒な問題が起きるのを嫌っているためです。つまり自主規制のようなものです。

閑話休題

（あくまでも推測ですが）FUTOKAはNTTPCコミュニケーションズ（WebARENA）のデータセンターを利用しているようです。公式サイトでも国内データセンター利用を謳っているので、アダルトサイト対応となっていても日本の法律内でのサイト運営しかできません。当然アダルトサイトとして有名なあのサイトやこのサイトのような、グレーゾーンどころか国内の法律で言えば真っ黒なサイトを公開することはできません。

要するにアダルト対応を特徴としているようですが、KAGOYAと同じスタンスのレンタルサーバーです。当然ながら無修正の動画や画像の掲載やアウトです。KAGOYAは利用規約でアダルトサイトの定義を明確にしています。 「アダルトサイトは禁止ではありませんが、法律を守ってください。」 となっています。

KAGOYAの場合は、他のアダルトサイト（無修正や児童ポルノを含む）へのリンクも禁止のようですね。多くのアダルトサイトのような、無修正動画へのリンク集のような構成も難しいのかも知れません。

本格的にアダルトサイトを運営するなら

本格的にアダルトサイトを運営するのであれば、無修正等が法律的に許可されている海外サーバーを使うしかありません。アダルトサイトのサーバーの所在地を調べてみると、その多くはアメリカ合衆国（特に西海岸）にあるデータセンターを利用しています。アメリカにあるといっても州によって法律が異なるので、アメリカにあれば全てがOKというわけではありません。特に、幼児ポルノはどこであっても完全にアウトです。

例えばXVIDEOS.COMはアメリカ西海岸にデータセンターを保有する「Serverstack.com」で運営されています。この地域（州）にあるサーバーであれば、あの規模のアダルトサイトを運営しても問題がないことがわかります。

注意すべき点は、サーバーが海外にあれば無条件にどのようなアダルトサイトでも運営可能となるわけではないということです。

もし、サーバー管理者のあなたが海外のサーバーに、 日本国内から 法律に違反するようなデータをアップロードした場合は、「日本国内での行為」として違法行為の対象となる可能性があります。可能性があると言うより、逮捕例もあるので駄目でしょうね。

この様な法律的な問題もあるので、多くのアダルトサイトでは海外のサーバーを使っていたとしても、他のアダルトサイトへのリンクを張ったりする程度の構成となってしまいます。

一つだけ、他の国で公開されているような過激？なアダルトサイトを運営する方法があります。それは 「無修正のアダルトサイトが許可されている国に住み、そこでサイト運営を行うこと」 です。合法的にアダルトサイトで稼ごうと思えば、そこまでする必要がありそうですね。

まぁ、無修正の動画や画像だけがアダルトサイトのコンテンツではありません。世の中にはマニアックな人が沢山いるので、別の視点で（合法的な）アダルトサイトを運営してはいかがでしょうか。

FUTOKAもKAGOYAも国内サーバーなので海外サーバーと比較して応答速度（レスポンス）が良く、法律内であればアダルトサイトを許可する数少ない優れたレンタルサーバーといえます。