「アダルトサイト対応レンタルサーバー」と聞くと、何でも自由にできると思うかも知れませんが、そう甘いものではありません。
アダルトサイト対応レンタルサーバーは、運用方法も含めると大まかに3種類に分けることができます。
アダルト対応を謳うレンタルサーバーの多くがアメリカ西海岸のデータセンターを利用しており、そのサーバーにあるコンテンツにはアメリカ(または州)の法律が適用されます。
一般的にアダルトサイトと聞いて思い出すサイトがこれにあたります。無修正コンテンツを含むアダルトサイトを公開可能な国のサーバーを利用します。さらに、運営者(管理者)もその国に住んでいる必要があります。
サーバー、運営者共にその国の法律が適用されるため、無修正のコンテンツであっても問題ありません。ただし、児童ポルノはどの国であっても絶対にNGです。
1.と同様に海外にサーバーがありますが、運営者(管理者)は国内にいるパターンです。サーバーにあるコンテンツ(データ)については、そのサーバーのある国の法律が適用されます。
しかし、運営者の行為に関しては、住んでいる国の法律が適用されます。つまり、海外のサーバーであっても、無修正のコンテンツを「国内から」アップロードすれば違法行為となります。大々的に行いすぎて摘発された例もあるので、海外サーバーだからと言って何でも自由にできるわけではありません。
グレーゾーンと言えば、グレーゾーンですね。
アダルト対応を謳う国内サーバーで運営するパターンです。サーバーも運営者も日本の法律が適用されるため、無修正のコンテンツをサーバーに置くと「わいせつ物陳列罪」で御用となります。
アダルトサイト対応と言っても、あくまでも日本の法律の範囲内で許可しているに過ぎません。つまり、国内で正規販売されている雑誌やDVD程度の内容が許可されるということです。