新しいドメインが続々と登場していますが、世界におけるドメインのシェア (占有率) はどのようになっているのでしょうか?
このグラフは、Registrar Stats が提供しているデータです。このデータをみると分かりますが「com」が圧倒的なシェアを持つことが分かります。全ドメインに対する約7割を「com」が占めていることになり、それ以外は大きな差がなく「どんぐりの背比べ」といったところです。
注目すべきは登場したばかりの新ドメイン「xyz」や「top」が上位に来ていることでしょう。特に「xyz」は国内でも利用者が増えいているように感じます。
もしドメインのシェアについて正確なデータを必要とするなら、ドメイン運用団体であるICANNに詳細なデータがあるのでそれを参考にすると良いでしょう。
2014年頃から登場しだした新一般ドメイン (new gTLD) も順調に登録数を増やしています。
非常に多くの種類がありますが、以下がトップ10となっています。
「xyz」がトップですが、それでも「com」と比較すればわずか 2% です。
ドメイン | 意味や用途 |
---|---|
1 .xyz | 「意味を持たない」ため、用途が限定されません。 |
2 .top | 「頂上」や「一番」などを意味します。 |
3 .wang | 中国語で「Web (ウェブ)」を意味します。 |
4 .win | 「成功」や「勝利」などを意味します。 |
5 .club | 「団体」や「サークル」などを意味します。 |
6 .site | 「場所」や「会場」などを意味します。 |
7 .link | 「リンク」や「つながり」などを意味します。 |
8 .bid | 「入札」を意味し、オークションなどに関係します。 |
9 .网址 | 中国語で「ウェブショップ」を意味します。 |
10 .science | 「科学」などを意味します。 |
上位のドメイン「xyz」と「top」が多い理由は世界的に「安売り」しているためです。さらに「xyz」は用途が限定されないため、使い勝手に優れるという側面もあります。「xyz」は国内でも登場以来「99円」や「30円」などのキャンペーン価格が続いています。
特徴的な傾向は中国語圏を対象としたドメインがランキングに入っていることです。やはりインターネット人口の多さがドメインにも反映されますね。