エックスサーバーと同じXSERVER(株)が運営するX2(エックスツー)とシックスコア(SIXCORE)には、下記の高速化機能が備わっています。
Xキャッシュ以外は、一般的な機能なので他のレンタルサーバーでも採用されています。
XキャッシュはX2とシックスコア独自の高速化機能です。
両公式サイトの説明は全く同じものなので、同じ機能を備えていることが分かります。
WordPress等の一般的な動的サイトはユーザーからのアクセスに応じて、PHP等がWebページを生成します。必要に応じてデータベースへのアクセスも発生します。
キャッシュ機能がなければ、アクセスの度にこれらの処理が発生します。
Xキャッシュは、初回アクセス時に生成されたWebページのデータをサーバーにキャッシュ(一時保存)します。2回目以降のアクセスに対しては、そのキャッシュをユーザー(ブラウザ)に転送することで高速化を実現します。
プログラム処理やデータベースへのアクセス頻度が少なくなるため効率的な処理が可能となります。つまり、動的ページを静的ページのように処理できる仕組みとも言えます。
Xキャッシュの設定はサーバー管理ツール(コントロールパネル)で行います。キャッシュ対象のURLを指定して、キャッシュ保持時間(秒単位)を設定します。ファイルを指定すればそのページのみ、ディレクトリを指定するとそのディレクトリ以下に含まれるページがキャッシュ対象となります。
「上級者向けの機能」 となっており「キャッシュに適したページ構成かどうか」をユーザーが見極める必要があります。ブログの記事など、一度生成してしまえばほぼ更新しないページであればキャッシュの効果は大きくなります。
Xキャッシュが適さないのは、例えばコメントや記事を投稿するページなど、毎回プログラムの実行が必要となるページです。他にも、リアルタイム(または短期間)に情報更新が必要とされるページへの適用も意味がありません。適材適所を見極めつつ、キャッシュの保存期間も適切に調整する必要があります。
適切に利用すればアクセスの多いWebサイトを運用する上で役立つ機能となるでしょう。