SIXCORE (シックスコア) はサービスの提供を終了しました。

シックスコアのFTP性能を調べてみよう

測定方法を変更した、新しい測定結果があります。

WordPressや他のCMSを既存のテーマで運用するならFTPの利用頻度は少ないかもしれません。ただし、オリジナルのテーマやWebサイト、Webアプリケーションを開発するなら、レンタルサーバーのFTP性能を無視することはできません。

頻繁にファイルをアップロードしたり、サーバー上のファイルを編集するならレスポンスの良いレンタルサーバーを選ばなければ非常にストレスとなり作業効率も悪くなります。

シックスコア(SIXCORE)のFTP性能を測定した結果を掲載します。測定と言っても一度きりでは意味がないので、一定期間の継続した測定を行っています。一定期間測定することで、夜間や日中の差や休日と平日の差を見ることができます。もしかしたら、曜日毎の変化があるかもしれません。

測定方法

測定方法は下記のページを参照してください。HTTPレスポンス測定の説明ですが、仕組みとしては変わりません。ただし、並列転送を考慮したHTTP測定とは異なり、FTP測定はファイルを1つずつ転送しています。

レンタルサーバーが同時接続を許可していて、FTPクライアントが並列転送に対応していれば、この測定結果より早く転送できることになります。

レンタルサーバー性能の測定方法

  • 19ファイル(テキストファイルと画像ファイル)のアップロードとダウンロード
  • 合計ファイルサイズは約1.8MB

測定期間

2015年6月1日より15日間

測定ルート

サーバー(データセンター)の所在地については、下記のページを参考にしてください。

シックスコアのデータセンターを探してみよう

家庭用回線からの測定となります。家庭用回線は測定中であってもサーバー以外のPCで普通にインターネットを利用しています。家庭用回線のサーバーは測定専用として測定以外の処理は行っていません。

  • 家庭用回線の測定環境
    • eo光(K-Opticom/関西電力)100Mタイプ
    • ルーターと測定用サーバーは有線接続

測定結果

  • 測定失敗:測定に失敗した割合
  • 10秒以上:転送に要した時間が10秒を超えた割合
  • 20秒以上:転送に要した時間が20秒を超えた割合
  • 平均時間:転送に要した時間の平均値
  • ばらつき:母標準偏差(グラフ上の値は標本標準偏差)

eo光(家庭用回線)からの測定結果

  アップロード ダウンロード
測定回数 1,990 1,990
測定失敗 0.05%(1) 0.05%(1)
10秒以上 3.42%(68) 0.25%(5)
20秒以上 0%(0) 0%(0)
平均時間(秒) 6.69 6.41
ばらつき(秒) 1.30 0.70
転送速度(kbps) 2,161 2,256

転送速度は単純な計算値です。実測値ではありません。

  • エラー内訳
    • アップロード(1)
      • タイムアウト
    • ダウンロード(1)
      • タイムアウト

他のレンタルサーバーとの比較

プロバイダー 環境など アップロード ダウンロード
公式サイト 平均値 秒中央値 秒標準偏差 秒エラー %平均値 秒中央値 秒標準偏差 秒エラー %

6.300.8708.0300.860

6.4200.8606.7500.80

6.500.5806.700.580

6.5601.305.1900.910

6.6901.30.056.4100.70.05

7.1901.090.056.6300.760.09

7.4601.5606.400.670

7.4901.1206.6400.60

7.9301.806.2200.690

8.2702.540.057.4401.650.05

9.500.640.146.700.530.07

エンタープライズ

10.801.8308.9101.310

11.502.1509.1201.10

11.5203.220.110.3101.610

12.101.6207.6100.690

14.401.640.276.6401.360.27

1605.110.112.204.570.19

16.202.22010.301.910

84.40082.980.6005.34

シックスコアの評価

平均時間だけなら他社と比較しても転送速度が速いグループに入ります。実際にFTPクライアントの操作感も上々で、全くストレスを感じません。ダウンロードは測定期間を通して安定していますが、測定開始後にアップロードの遅くなる期間があります。それでもほぼ9秒以内に収まっており、何かしら遅くなる条件であっても、他社と比較して問題のない速度が出ています。

アップロードに若干のばらつき(標準偏差)がありますが、これは測定開始後の結果が影響しています。この結果を除けば平均時間は6秒程度となり優秀なレスポンスです。グラフを見ると時間帯で変化があり、利用者の多くなる夜間に負荷のピークが来る傾向にあります。休日等、曜日による明確な差はありません。

FTPのアップロードが遅い期間であっても、同時期に測定したWebサイトのレスポンスに変化はありません。FTPとWebサイトのレスポンスはあまり関係ないようです。この期間に障害報告もなく、接続エラーやアップロードエラーが発生しているわけではないので、単純に何かしらの原因で少しレスポンスが悪かったのでしょう。

測定結果と FTPクライアントの操作感 を比べると以下の様になります。これはあくまでも主観的な評価となりますが、平均時間が短いほど操作感(レスポンス)が快適になることは間違いありません。

  • 10秒未満
    • 快適に利用できます。
  • 10秒 ~ 15秒
    • 全ての操作で少し待つ(引っかかる)感じがします。初心者なら気になりませんが、慣れているユーザーだとストレスになるかもしれません。
  • 15秒 ~ 20秒
    • 明らかにレスポンスが悪くなります。Webサイトのデザイン等を頻繁に更新する用途に向きません。
  • 20秒以上
    • FTPクライアントの利用がストレスとなります。他のレンタルサーバーを検討しましょう。

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