前回はフレンドサーバー(Friend Server)の「スーパーレンタルサーバー」を紹介しました。今回はより安価に手軽に利用できる 「レンタルサーバー」 を紹介しましょう。しかし、もう少し具体的なサービス名を付けて欲しいですね、「レンタルサーバー」と「スーパーレンタルサーバー」では区別が付けにくいです。
「スーパーレンタルサーバー」ほどのアピールはありませんが、「レンタルサーバー」も アダルト対応 となっています。
「レンタルサーバー」と「スーパーレンタルサーバー」の基本的な機能は全く同じです。大きく異なるのは 転送量制限 となっており、「レンタルサーバー」は各プラン毎に1ヶ月あたりの転送量の上限が決まっています。もし、転送量の上限を超えるとそのサイトは一時停止措置となります。もちろん一つの契約に対する制限なので、複数のサイトを運営している場合、全てのサイトが停止します。これは、フレンドサーバーに限ったことではなく、一般的なレンタルサーバーでも同じです。
プラン | ビギナー | ベーシック | スタンダード | アドバンス | プレミアム |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | $0 | $0 | $0 | $0 | $0 |
月額費用 | $3 | $4.80 | $14.80 | $34.80 | $69.60 |
ディスク容量 | 2GB | 7GB | 15GB | 30GB | 60GB |
独自ドメイン | 1個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 3個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールアカウント | 5個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL | 5個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量/月 | 150GB | 300GB | 1,000GB | 2,000GB | 3,000GB |
対して「スーパーレンタルサーバー」は 転送量無制限 となっており、転送量(アクセス数)を気にせずサイト運営することができます。転送量制限が気になるのであれば、スーパーレンタルサーバーを選択すると良いでしょう。
ベーシックプラン以上であれば、マルチドメイン、データベース(MySQL)等が無制限となり、転送量やディスク容量を除くとスーパーレンタルサーバーと変わらないスペックとなります。
悩ましいところですが、転送量無制限の「スーパーレンタルサーバー」のディスク容量の上限は 20GB です。これでは足りないと思うなら、「レンタルサーバー」のアドバンス(30GB)かプレミアム(60GB)をお勧めします。転送量も2,000GB/月、3、000GB/月となっており、一般的な国内レンタルサーバーと比較しても高価格帯と同程度の性能となります。
例えば、有名どころのレンタルサーバーの転送量制限は以下の通りです。
プロバイダ | プラン | 転送量 GB/日 | 転送量 GB/月 |
---|---|---|---|
エックスサーバー | X10 | 70 | 2,100 |
エックスサーバー | X20 | 90 | 2,700 |
エックスサーバー | X30 | 100 | 3,000 |
さくらインターネット | ライト | 40 | 1,200 |
さくらインターネット | スタンダード | 80 | 2,400 |
さくらインターネット | プレミアム | 120 | 3,600 |
さくらインターネット | ビジネス | 160 | 4,800 |
さくらインターネット | ビジネスプロ | 200 | 6,000 |
フレンドサーバーの料金表を見れば分かりますが、海外のレンタルサーバーを利用しています。あくまでも推測ですがアメリカ西海岸にデータセンターを持つ「ENERGY GROUP NETWORKS」のサービスのようです。海外サーバーといっても、NTTやKDDIのグローバル回線の中継ポイントと近く速度面で問題となることはありません。
いつ停止・削除となるか分からない国内のレンタルサーバーを危険を冒して利用するなら、アダルト対応を明記する海外のレンタルサーバーを利用するのが賢いでしょう。ベーシックプラン以上であれば、多くの機能が無制限となり、国内サービスと比較してもコストパフォーマンスに優れます。さらに、 初期費用無料 かつ海外サーバーを日本語対応で利用できることを考えれば、非常に優れたサービスと言えます。
お試し期間はありませんが、最低利用期間は1ヶ月となっています。初期費用も無料なので、興味があれば1ヶ月だけ利用してみるとよいかもしれません。