Z.comのcPanel(コントロールパネル)にはPEAR(PHP Extension and Application Repository)を管理するための機能(PHP PEAR パッケージ)があります。この機能を使うことでPEARの各モジュールを簡単に導入できます。
cPanel採用の他社レンタルサーバーでも、この機能が無効にされていなければ利用できます。
コントロールパネル(cPanel)を開き、ソフトウェアカテゴリにある「PHP PEAR パッケージ」を選択します。
最初は何もインストールされていないので、必要なパッケージを検索します。
PEAR関連のファイルは「/home/アカウント名/php」に保存されます。ここの説明では ユーザー名 = cp999999
となります。
特に理由はありませんが、HTTP_Request2
をインストールしてみましょう。検索キーワードに HTTP_Request2
と入力して検索を実行します。
HTTP_Request2
が見つかりました。「インストール」をクリックします。
しばらくするとインストールが完了します。
HTTP_Request2
だけでなく、依存関係にある他のモジュールも自動的にインストールされます。これで HTTP_Request2 を利用する環境が整いました。
<?php
ini_set('include_path', '/home/cp999999/php:' . ini_get('include_path'));
require_once 'HTTP/Request2.php';
try {
$request = new HTTP_Request2();
$request->setUrl('http://hostingstock.net/');
$request->setMethod(HTTP_Request2::METHOD_GET);
$response = $request->send();
file _put_ contents(__DIR__.'/body.txt', $response->getBody());
} catch (HTTP_Request2_Exception $e) {
die($e->getMessage());
} catch (Exception $e) {
die($e->getMessage());
}
hostingstockのトップページを取得する単純なサンプルです。GETメソッドで取得し、ファイルに保存します。
テストなので ini_set
でPEARのパスを通しています。本格的に利用するのであれば、下図のようにコントロールパネルのPHP設定で include_path
にPEARのパスを追加すると、スクリプト内でのパス設定が不要となります。