KAGOYAに他社の独自ドメインを設定する方法 〜大手レジストラ4社対応〜
KAGOYA(カゴヤ)は独自ドメインを取り扱っていますが、ドメイン専門業者(レジストラやリセラー)と比較してかなり割高な料金設定となっています(下記参照)。他社と比較しても高めの料金設定であり、おそらく法人向けのサービスなのでしょう。個人ユーザーでランニングコストを重視すれば、格安レジストラ(ムームードメインなど)での取得・管理がおすすめです。
ここでは他社レジストラで管理しているドメインの設定方法について紹介します。他社で管理するドメインをKAGOYAで利用する方法は2通りあります。1つは「KAGOYAのDNSサーバーを利用する」、もう一つは「レジストラ(ドメイン業者)のDNSサーバーを利用する」です。ここでは、最も一般的かつ簡単なKAGOYAのDNSサーバーを利用する方法を説明します。
KAGOYA |
取得 |
更新 |
移管 |
com / net / org / biz / info |
5,400円 |
5,400円 |
0円 |
汎用JP / 都道府県型JP / 属性JP |
8,640円 |
5,400円 |
0円 |
レジストラの設定変更
KAGOYAで他社管理のドメインを利用するには、KAGOYA側の設定と管理先(レジストラ)側での設定が必要となります。どちらから設定しても問題ありませんが、最初にレジストラ側の作業を済ませておくと効率的です。
ここではレジストラとして、ムームードメイン、スタードメイン、バリュードメイン、お名前.comを例に説明します。基本的な設定方法は同じなので、他のレジストラでも参考となるでしょう。
少し語弊がありますが、ドメインのアクセス先をKAGOYAへ向ける作業だと思ってください。
設定には以下の情報が必要となります。そうそう変更される情報ではないので、このまま利用しても大丈夫です。KAGOYAの公式サイトやコントロールパネルでも確認できます。
ネームサーバー |
|
プライマリネームサーバー |
ns0.kagoya.net |
セカンダリネームサーバー |
ns1.kagoya.net |
ムームードメインでの設定方法
- ムームードメインのコントロールパネルにログインします。
- メニューの「ネームサーバ設定変更」を選択します。
- 対象ドメイン(example.com)の「ネームサーバ設定変更」をクリックします。
- 「GMOペパボ以外のネームサーバを使用する」を選択します。
- KAGOYAのネームサーバーのアドレスを入力します。
- 「ネームサーバ設定変更」をクリックします。
これでムームードメインの作業は終了です。
スタードメインでの設定方法
- スタードメイン(ネットオウル)のコントロールパネルにログインします。
- メニューの「管理ドメイン一覧」を選択します。
- ネームサーバーの設定を変更したいドメイン(example.com)の「ドメイン管理ツール」をクリックします
- KAGOYAのネームサーバーのアドレスを入力します。
- 「確認画面」をクリックします。
これでスタードメインの作業は終了です。
バリュードメインでの設定方法
- バリュードメインのコントロールパネルにログインします。
- メニューの「ドメイン」を選択します。
- メニューの「ドメインの設定操作(登録済みドメイン一覧)」を選択します。
- ネームサーバーの設定を変更したいドメイン(example.com)の「ネームサーバー」をクリックします。
- KAGOYAのネームサーバーのアドレスを入力します。
- 「保存する」をクリックします。
これでバリュードメインの作業は終了です。
お名前.comでの設定方法
- お名前.comのコントロールパネル(ドメインNavi)にログインします。
- 対象ドメイン(example.com)のメニューからネームサーバーの「変更する」をクリックします。
- 「他のネームサーバーを利用」タブを選択します。
- KAGOYAのネームサーバーのアドレスを入力します。
- 「確認画面へ進む」
これでお名前.comの作業は終了です。
KAGOYAに独自ドメインを登録(追加)する
それではドメインを登録してみましょう。サブドメインも同じ方法で登録できます。
- コントロールパネルにログインします。
- サイドメニューのシステムにある「Webサイト」を選択します。
- 「ドメイン設定」をクリックします。
- 「独自ドメイン」タブをクリックします。
- 「ホスト名」は「www」のままで構いません。
- 「http://www.ドメイン/」でも「http://ドメイン/」でもアクセスできるようになります。
- ドメイン名を入力します。ここでは「example.com」とします。
- 日本語ドメインの場合、Punycodeに変換してから入力します。
- 「ディレクトリ」の「参照…」をクリックします。
- example.comのドキュメントルート(公開ディレクトリ)を設定します。
- 「ドメイン名(example.com)」を入力して「新規作成」をクリックします。
- ドメン名でなくとも構いませんが、重複する可能性の低いドメイン名が一般的です。
- ドメイン名のディレクトリが作成されたら、ラジオボタンをチェックします。
- 「選択」をクリックします。
- 元の画面に戻ります。ディレクトリに「/public_html/example.com」と入力されます。
- 「追加」をクリックします。
上図はKAGOYAのディレクトリ構成です。「/public_html」以下であれば、自由にドキュメントルートを設定することができます。ドキュメントルートを変更する場合、設定を削除してから再設定します。
これで独自ドメイン(example.com)の登録が終了しました。登録済みリストを見ると分かりますが、「wwwあり」でも「wwwなし」でも同じディレクトリを参照しています。つまり「http://www.example.com」でも「http://example.com」でも同じサイトが開くことになります。
独自ドメイン設定後の注意点
これらの設定を終えると独自ドメイン(例 example.com)でKAGOYAにアクセスできるようになります。
- 注意点
- DNSサーバーの設定変更はすぐに反映されません。そのため変更前のアクセス先を参照することや、エラーが発生することがあります。設定に間違いがなければ、しばらく待ちましょう。
- OSやWebブラウザが変更前のDNS情報をキャッシュしていることもあります。必要に応じてキャッシュの削除が必要です。普段利用していないブラウザを利用すると正常に動作することがあります。