WADAXはGMOクラウド(株)が運営するやや法人向け色の強いレンタルサーバーです。あくまでも「法人向けっぽい」であり、個人でも問題なく契約可能です。
WADAXの特徴は、スペックに現れにくい部分にあります。そのため、スペックだけを単純に比較すると、同価格帯のレンタルサーバーに劣る部分もあります。さらに輪を掛けて公式サイトの説明が曖昧なため、非常に損をしているなと思うところもあります。
WADAXの特徴は安定・安心のサービスを目的としたサポート体制とセキュリティ体制です。もし信頼性を必要とする法人や個人事業主ならお勧めしたいレンタルサーバーです。
初期費用や月額費用は以下の通りです。長期契約ほどお得になります。ブロンズ(TypeB)については、半年以上の契約が必要となります。最低契約(利用)期間はないので、ブロンズを除けば1ヶ月のみの契約も可能です。
プラン | ブロンズ typeB |
シルバー typeS |
ゴールド typeG |
プラチナ typeP |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 3,240円 | ← | ← | ← |
1ヶ月契約 | - | 2,376円 | 3,456円 | 4,536円 |
3ヶ月契約 | - | 6,804円 (2,268円/月) |
10,044円 (3,348円/月) |
13,284円 (4,428円/月) |
6ヶ月契約 | 7,776円 (1,296円/月) |
12,312円 (2,052円/月) |
18,792円 (3,132円/月) |
25,272円 (4,212円/月) |
12ヶ月契約 | 14,256円 (1,188円/月) |
23,328円 (1,944円/月) |
33,696円/月 (2,808円/月) |
46,656円/月 (3,888円/月) |
機能や仕様が異なる項目のみ挙げています。
プラン | ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|---|
ディスク容量 WEB | 20GB | 50GB | 100GB | 150GB |
マルチドメイン | - | 10 | 20 | 30 |
MySQL | 1 | 10 | 20 | 30 |
PostgreSQL | 1 | 10 | 20 | 30 |
FTPアカウント | 1 | 10 | 20 | 30 |
メールアカウント | 20 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | 1 | 10 | 20 | 30 |
基本的にお試し期間はありません。 希に お試し期間キャンペーンがありますが、定期的に行われていません。興味があればとりあえず「シルバー」プランを1ヶ月だけ試すと安上がりかもしれません。
WADAXのデータセンターは大阪府にある「NTTスマートコネクト」を利用しています。詳細は以下の記事を参考にしてください。
WADAXの最も大きな特徴は 転送量制限がない ことです。転送量無制限なら他社レンタルサーバーにもありますが、WADAXでは 「過去に転送量過多でご利用をご遠慮いただいたことはございません。 」 とあるので、非常識的な使い方をしなければ、一時停止措置や転送量を制限されることはなさそうです。
サポート対応やセキュリティ体制の特徴と合わせて、商用サイトにも積極的に利用しても良いのではないでしょうか。
共用SSLを利用可能です。独自ドメインが「example.com」であれば、「https://wx??.wadax.ne.jp/~example-com」となります。「wx??」は契約時期により異なります。
独自SSLは、以下のSSLブランド(サービス)のオプション設定があります。
サービス | 1年 | 2年 | 3年 |
---|---|---|---|
クイック認証SSL | 37,584円 | 71,280円 | 104,112円 |
企業認証SSL | 64,584円 | 123,120円 | 180,360円 |
EV SSL | 138,240円 | 263,520円 | - |
サービス | 取得手数料 | 1年 | 2年 |
---|---|---|---|
セキュアサーバーID | 5,400円 | 87,480円 | 165,240円 |
EV SSL | 5,400円 | 174,960円 | - |
サービス | 6ヶ月 | 1年 | 2年 |
---|---|---|---|
for Web SR3.0 | 46,322円 | 59,400円 | 112,860円 |
for Web EV | - | 145,800円 | - |
お手軽なSSL証明書がないので、個人で利用するなら他社のSSL証明書を利用するとよいでしょう。下記の手数料が必要となります。
CSR発行 | 他社でSSLを取得する為のCSR発行 | 5,400円 |
組み込み作業 | 他社で取得したSSL証明書を組み込みます | 5,400円 |
プラン | ブロンズ typeB |
シルバー typeS |
ゴールド typeG |
プラチナ typeP |
---|---|---|---|---|
マルチドメイン | - | 10 | 20 | 30 |
他のレンタルサーバーのように初期ドメイン(サービスドメイン)はありません。契約時にWADAXで独自ドメインを一緒に申し込むか、他社レジストラで取得しておく必要があります。
ブロンズ(TypeB)はマルチドメイン非対応です。複数のサイトを運営する予定があればシルバー(TypeS)以上を選択しましょう。
独自ドメインをWADAXで同時に契約することも可能です。ただし、お名前.comやバリュードメインのようなドメイン専門サービスと比較すると割高感は否めません。更新費用については専門サービスと大きく変わらないものもあります。
他社管理のドメインを利用できるので、予め専門サービスで独自ドメインを取得しておくと良いでしょう。
例えば、WADAXで管理可能な汎用ドメインの料金は以下の通りです。
ドメイン | 取得費用 | 更新費用 |
---|---|---|
.co.jp / .ne.jp / .ed.jp / .ac.jp / .gr.jp / .or.jp | 5,400円 | 3,780円 |
汎用.jp | 3,780円 | 3,780円 |
.com / .net / .org / .info / .biz | 16,20円 | 1,620円 |
残念ながら、 日本語ドメイン に 非対応 となっています(2015年8月現在)。
サブドメインの設定は無制限となっていますが、注意する点があります。他のプロバイダであれば、「サブドメイン=別サイト(別ディレクトリ)」ですが、WADAXは異なります。
例えば、「http://www.example.com/ (主ドメイン)」と「 http://sub.example.com/(サブドメイン)」とした場合、同じ内容(ディレクトリ)を表示させることは標準機能で可能ですが、主ドメインとサブドメインで異なるサイト(ディレクトリ)を表示させるには、 オプション料金 が必要です。
つまりサブドメインが無制限と言っても、実質的にはDNSレコードの設定によるものです。すでに主ドメインが登録されていれば、そのサブドメインを追加することはできません。標準機能と謳うサブドメインで主ドメインと同じサイトを表示させるには、コントロールパネルでDNSレコードを編集する必要があります。
もし、サブドメインを多用する予定があれば、他社レンタルサーバーが良いかも知れませんね。
初期費用 | 5,142円 |
月額費用 | 1,028円/1サブドメイン |
DNS情報の各レコード(A、CNAME、MX、TXT)の追加・削除及び、DNS情報の有効化・無効化をコントロールパネルから簡単に設定することが可能です。
WADAXの特徴として「MySQL」と「PostgreSQL」の両方に対応していることが挙げられます。共用レンタルサーバーで PostgreSQL に対応している、数少ないレンタルサーバーの一つとなります。
クライアント | TypeB | TypeS | TypeG | TypeP | |
---|---|---|---|---|---|
ドメイン数 | - | 1 | 10 | 20 | 30 |
MySQL数 | phpMyAdmin | 1 | 10 | 20 | 30 |
PostgreSQL数 | phpPgAdmin | 1 | 10 | 20 | 30 |
SQLite | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
公式サイトの仕様表を見ると勘違いするかも知れませんが、プラン毎のデータベース数はドメイン毎の上限となります。つまりTypeSプランであれば「ドメイン10個×MySQL10個」で、最大100個のデータベースを利用できます。PostgreSQLについても同様です。
多くのデータベースを利用できますが、「サーバーに負荷が大きくかかり他のお客様のご迷惑のかかるご利用方法は禁止となりますのであらかじめご了承ください。(ご利用を停止させていただくこともございます)」とあるので、常識的な範囲内に収める必要があります。
簡単なデータ管理であれば 「SQLite」 も利用可能です。
データベースはパスワードを入力するだけで作成されます。データベース名は自動的に生成され、変更することはできません。例えばドメイン「example.com」管理下であれば、「example-com01」「example-com02」とドメイン+連番となります。ユーザー名は「データベース名 = ユーザー名」となります。PostgreSQLも同様の仕様です。また、ユーザーを追加することはできません。
コントロールパネルでパスワードの変更はできないため、パスワードは必ずメモが必要です。パスワード変更にはphpMyAdmin(phpPgAdmin)を利用しますが、ログインにはパスワードが必要です。つまり、パスワードを紛失するとデータベースにアクセス不可能な状態になります。
外部からの接続には非対応です。SSH非対応なのでSSHトンネリングによる接続もできません。もし、phpMyAdmin以外で操作するならHTTPトンネリングに対応するMySQLクライアントを利用しましょう。
2016年8月よりMySQLが複数のバージョンに対応しています。データベース単位でバージョンを変更可能となっています。
仕様 | |
---|---|
MySQL | 5.1.x / 5.6.x |
PostgreSQL | 8.4.x |
FTP/FTPSに対応しています。
プラン | TypeB | TypeS | TypeG | TypeP |
---|---|---|---|---|
メインアカウント | 1 | 10 | 20 | 30 |
サブアカウント | 0 | 10 | 20 | 30 |
TypeSプラン以上であればFTP(サブ)アカウントを追加することができます。メインアカウントは、登録した独自ドメイン毎に生成されます。つまり、「メインアカウント数=マルチドメイン数」となります。
FTPアカウントのユーザー名は自動的に生成され、例えばドメインが「example.com」であれば、「example-com」となります。また、サブアカウントは「example-com01」「example-com02」とデータベースと同様に連番となります。
設定できるのはパスワードのみです。他のレンタルサーバーのようにアカウント毎にアクセス可能なディレクトリを制限することはできません。
プラン毎のサブアカウント数はドメイン毎の上限となります。TypeSプランであれば「ドメイン10個×サブアカウント10個」で、最大100個のサブアカウントを利用できます。
ftpaccessによるFTPアクセス制限が可能です。コントロールパネルから設定できます。
残念ながら ファイルマネージャ (Webアプリケーション) はありません。ファイルを操作するには FTPクライアント が必須です。
ドメイン毎に別々の領域が割り当てられます。例えばドメイン「example.com」であれば「/home/ログインID/example-com/」となります。public_htmlがWebの公開領域となるため、公開したくないファイルはそれより上位のディレクトリに置くとよいでしょう。
FTPアカウントを含む全ての機能がドメイン別に管理されるため、一つのFTPアカウントで複数のドメインのデータにアクセスするようなことはできません。
プラン | ブロンズ typeB |
シルバー typeS |
ゴールド typeG |
プラチナ typeP |
---|---|---|---|---|
メールアカウント | 20 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | 1 | 10 | 20 | 30 |
非常に多くのプロトコルに対応しており、どのようなメール環境でも困ることはないでしょう。
プロトコル | |
---|---|
POP | SSL/TLS、STARTTLS |
SMTP | SMTP-AUTH、サブミッションポート、SSL/TLS、STARTTLS |
IMAP | SSL/TLS、STARTTLS |
APOP | ○ |
さらに、多くの機能に対応しています。
機能 | |
---|---|
ウィルスチェック | ウィルスを検知および駆除を行います。ウイルスを検知した場合、メールの送受信を拒否し感染メールは転送しません。 |
迷惑メール対策 | コラボレーション型スパムフィルタに「Cloudmark」、学習型スパムフィルタに「SVM(Supprot Vector Machine)」を採用し、98%以上のスパムメールをブロックします。 Active! hunter で詳細な設定が可能です。ホワイトリスト、ブラックリストにも対応します。 |
メール転送 | 受信したメールを他の (複数の) アドレスへ転送することができます。メールボックスに残すか削除するかを設定できます。 |
自動応答 | 指定アドレスにメールが届いた際、あらかじめ用意した定型文のメールを自動的に返送します。 |
自動振り分け フィルタ |
条件に一致(含む)するメールを指定したアクションで処理します。 Active! mail 利用時のみ設定可能です。 |
メーリングリスト | プラン毎に設置可能数が異なります。1メーリングリスト毎に 500アドレス を登録可能です。 |
メールマガジン | 非対応。 |
ドメイン認証 | 受信時の送信ドメイン認証 (SPF/DKIM)、送信時の送信ドメイン認証 (DKIM) に対応しています。SPF/DKIMは標準装備、DKIMはオプション (初期費用のみ2,160円) となります。 |
受信容量制限 | 容量制限はありません。 |
送信容量制限 | 容量制限はありません。 |
送信数制限 | メール送信数に制限はありませんが、条件があります。 |
メール送信数に関する条件は以下の通りです。
共用サーバーという性質上、大量一斉送信などはサーバー負荷となりまして、他のお客様への影響となりますため、ご遠慮下さい。
たとえば、大量に送信する場合は、100通ずつ10分の時間をおいて送信するなどご検討下さい。
Webメーラーとして Active! mail が採用されています。Active! mailは高機能Webメーラーであり、法人向けサービスなどで利用されています。他社の標準的なWebメーラーと比較して、スマートフォン対応など使い勝手に優れます。
ただし、Active! mailが無料で利用できるのは50アカウントまでです。無料分を超えて利用する場合、50アカウント追加につき月額540円が必要となります。ただし、50アカウントを超えたらすぐにActive! mailが使えなくなる訳ではありません。
追加料金が必要となるのは、日常的に利用するアカウントが50を超えた場合です。例えば、契約者個人のみで利用する場合は全く問題ありませんね。つまり、50人にアカウントを発行して、その全てのユーザーがActive! mailを日常的に利用すると無料分の上限となります。それ以上のアカウントを利用するなら追加料金が必要となります。
Active! mailの詳細についてはトランスウェアのサイトをご覧下さい。
メーリングリストには mailman が採用されています。一つのメーリングリストに500件のアドレスを登録することができます。データベースやFTPアカウントと同じで、仕様にある設置数はドメイン毎の上限となります。
WADAXのPHPは「CGI/FastCGI」モードで動作しており、バージョンは5.6.xが標準となっています。複数のバージョンに対応しており、ドメイン単位で変更することができます。
言語 | |
---|---|
PHP | 5.3.x / 5.6.x / 7.0.x / 7.1.x。.htaccessに記述することでディレクトリ単位での変更も可能です。 |
Perl | 5.10.x |
Ruby | 1.8.x |
Python | 2.6.x |
OSは CentOS 6 です。
php.iniとは、PHPの全体的な動作や環境を設定するファイルのことです。WADAXでは、php.iniを編集することはできません。
変更が必要であれば、「.htaccess」または「.user.ini」を利用することができます。
プラン毎の具体的なcron数は決まっていません。下記のような利用規約が存在するので、おそらく他のユーザーに迷惑となるような、高負荷の処理をさせない限り制限はないようです。
第15条(ホームページ等の登録文書等の削除)
3.本条第1項のほか、以下の各号に該当する場合には、契約者に事前に通知することなく、当社の意思をもって、当該内容やサービスの全部又は一部の一時利用停止や削除、変更ができるものとします。
(4)サーバーや回線に高負荷を与える文書、映像、音声等のコンテンツやPerl、PHP、 CRON 等のプログラム・スクリプト(以下併せて「高負荷コンテンツ」といいます。)が配置された場合
実際にTypeSプランで10個以上登録してみましたが、問題はないようです。念のためにWADAXのサポートに問い合わせてみましたが、「Cronの登録数に関しては制限はなく、高負荷な処理でなければ問題ありません」との回答でした。
cronの設定方法は非常に簡単です。実行日時または実行間隔をプルダウンメニューから選択します。最短実行間隔は 2分間隔 となります。例えば「example.com」管理下のPHPスクリプトを実行させるなら、コマンド欄に「php /home/ログインID/example-com/job.php」と入力します。また、メールによる実行結果の通知も可能です。
登録したcronは有効と無効(一時停止)を切り替えることが可能ですが、再編集はできません。
アクセスログとエラーログの 生ログ をダウンロード可能です。1週間毎に新しいログファイルが生成されます。
アクセス解析には Advanced Web Statistics (AWStats)と Webalizer を利用できます。これらの機能は初期状態では無効となっているので、コントロールパネルで有効にする必要があります。まぁ、Google アナリティクスを利用するユーザーが多いので、出番はないかも知れませんね。
バックアップ機能は 有料オプション です。長期契約ほどお得な料金体系となっています。
プラン | ブロンズ typeB |
シルバー typeS |
ゴールド typeG |
プラチナ typeP |
---|---|---|---|---|
12ヶ月 | 2,592円 | 6,480円 | 12,960円 | 19,440円 |
6ヶ月 | 1,940円 | 4,212円 | 8,035円 | 11,340円 |
3ヶ月 | - | 2,106円 | 4,017円 | 5,670円 |
1ヶ月 | - | 702円 | 1,339円 | 1,890円 |
WebコンテンツとMySQLデータのバックアップに対応しており、誤って削除したデータの復旧が可能となっています。 世代管理 に対応しており複数のバックアップデータを保持できますが、バックアップの上限は契約したプランのディスク容量に依存します。リストア機能による復元や、バックアップデータのダウンロードにも対応しています。
バックアップ機能は自動(スケジュール設定)と手動を備えており、自動バックアップについては頻度や時刻を編集可能です。
他の機能 | |
---|---|
履歴の確認 | ウェブサイトとデータベースのバックアップ、復元、ダウンロードの履歴を確認できます。 |
ブラックリストモニター | Googleが契約者のウェブサイト(コンテンツ)をマルウェアやフィッシングとして検知している場合、そのことを契約者に通知します。検出時にバックアップを停止することも可能です。 |
パフォーマンスチェック | ウェブサイトのレスポンスタイム(ミリ秒単位)等の確認が可能です。また障害時に任意のアドレスへ通知メールを送信することができます。 |
通知メール設定 | 容量不足になると任意のアドレスへ通知メールを送信できます。 |
コントロールパネルからインストール可能なアプリケーション一覧です。
アプリケーション | |
---|---|
WEBサイト | WordPress、XOOPS Cube、Media Wiki |
ECサイト | EC-CUBE |
掲示板/チャット | ASKA_BBS (掲示板)、COMCHAT (チャット) |
カウンター | DreamCounter(カウンタ)、DayCounter(日計カウンタ)、LimeCounter(多機能カウンタ) |
ユーティリティ | CaptchaMail(画像認証メール)、Web Enquete(アンケート投票)、PerlChecker(文法チェッカー) |
WordPressのインストール機能がありますが、インストールされるディレクトリ構造にクセがあるので手動でインストールすると良いでしょう。詳しくは下記の記事をご覧下さい。
sendmail | gzip | gunzip | zip | unzip | ImageMagick | uuencode | uudecode |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
gcc | gs | curl | lynx | elvis | traceroute | tracepath | ping |
× | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
wget | netpbm | sh | bash | GD (PHP) | |||
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
WADAXでは、セキュリティに力を入れており。セキュリティ大手のセコムと共同で以下の対策がとられています。
他にも有料オプションとなりますが、 WAF (Webアプリケーションファイアウォール) に対応しています。WAFは「SQLインジェクション」や「クロスサイトスクリプティング」等の攻撃からWebサイトを守ることができます。WAFとして純国産の「SiteGuardLite」が採用されています。
SiteGuardLiteにはWordPress専用の機能も装備され、連携用プラグイン「SiteGuard WP Plugin」をWordPressへ導入する事により、管理ページへのアクセス制限や画像認証などのセキュリティ機能が追加されます。
WAFは全てのプランで利用できます。初期費用は無料で、月額432円となります。
独自ドメインの設定変更前にWebサイトの動作確認を行うことが可能です。例えば、すでに他のレンタルサーバーで稼働状態(旧サーバー)にあるWebサイトをWADAXに引っ越すときに便利です。
独自ドメインは旧サーバーに割り当てたままWebサイトを稼働させつつ、WADAXでは事前確認用アドレス(ドメイン)でWebサイトの構築やテストを行うことができます。
例えば、「example.com」であれば「http://wx??.wadax.ne.jp/~example-com」でWADAX上のWebサイトにアクセスすることができます。(wp??は契約時期により異なります。)
WADAXサーバーでの準備が終わり次第DNS設定を変更するだけで、Webサイトの稼働を止めずに新サーバーへの移行がスムーズに完了します。
サーバーを操作可能なiPhone専用アプリケーションを無料で利用できます。iPhoneにあるデータをアップロードしたり、サーバーにあるデータをダウンロードすることが可能です。写真などを撮り過ぎて、iPhoneの空き容量が不足した場合に役立つかも知れません。
他にも下記の機能を備えています。簡易的なFTPクライアントのようなものですね。
見た目もシンプルですが、操作方法も非常にシンプルになっており、使い勝手の良いコントロールパネルです。機能毎に簡易マニュアルが表示されるので、操作に迷うこともないでしょう。レスポンスは決して速くなく、標準的なものです。ただし、頻繁に操作すると少しストレスを感じるかも知れません。
公式サイトのFAQやマニュアルは充実していますが、機能毎にマニュアルへのリンクが用意されているわけではありません。ユーザー自身で公式サイトの該当するページを探す必要があります。とは言え、あまり難しい設定はないので、マニュアルのお世話になることは少ないでしょう。
プラン変更が可能です。上位プランへの変更と下位プランへの変更では条件が異なります。
初期費用が必要なので、新規に契約するのと変わらない気がしますね。上位プランへの変更であれば、データを引っ越しする手間が不要なので便利かも知れません。
トップページに 「NO!と言わないWADAXのサポート」 や 「お客様満足度99%」 と表示しているだけあり、他のレンタルサーバーと比較してサポート対応に力を入れていることが分かります。この価格帯で、電話対応が フリーダイヤル (携帯可) であったり、 365日対応 なのは素晴らしいと思います。
フリーダイヤルは未契約者でも利用できるので、もしマニュアルやFAQで分からなければ気軽に問い合わせてみるとよいかもしれません。
実際に不明な点をメールで問い合わせてみましたが、当日中には回答がありました。
クレジットカード | VISA / Master Card / JCB / AmericanExpress |
銀行振込 | 三井住友銀行。振込み手数料が必要。 |
コンビニ決済 | セブンイレブン / ローソン / ファミリーマート / サークルK・サンクス / Seicomart。手数料は不要。 |
請求書や領収書の書面郵送に対応しています。ただし、コンビニエンスストア決済については、領収書の発行はできません。
2つの方法があります。ひとつは「WADAX指定の「解約申込書」に記入捺印し、FAXもしくは郵送する」、もう一つは「カスタマーポータルで解約申請を行う」です。カスタマーポータルは、契約情報を管理するコントロールパネルであり、メニューにある「解約申請」からWebでの手続きが可能です。
どちらも解約を希望する月の20日までに手続きを行う必要があります。特に 「解約申込書」 は当月20日 (休業日の場合は前営業日) までに届いている必要があります。
いつでも解約可能ですが、長期契約 (3ヶ月・6ヶ月・1年)の途中で解約しても返金対応はありません。
解約申請後、一定期間内であれば解約の取り消しが可能です。
個人でも問題なく契約可能ですが、やや法人向けの仕様でしょうか。サポートを必要とし、安定したサイト運営を望むユーザーにおすすめできます。ただし、コントロールパネルのレスポンスもそうですが、Webサイトのレスポンスも良いとはいえません。
しかし、転送量無制限、Cron無制限、データベースやFTPアカウントもTypeSなら最大100個、TypeGなら最大400個、TypePなら最大900個と多くのWebサイトを運営するのに適したサービスです。データベースについてはPostgreSQLを含めると、さらに多くを利用できます。レスポンスが許容範囲と感じられれば、非常にコストパフォーマンスのよいレンタルサーバーです。
以下の点に注意が必要です。
最廉価のブロンズ(TypeB)プランは、一つのWebサイトしか公開できません。そういった意味では制約となり、同価格帯の他のレンタルサーバーが選択肢となります。もし、信頼性に惹かれてWADAXを利用するのであれば、複数のサイトを運営可能なシルバー(TypeS)プラン以上を選択すると、後々の満足度が高いはずです。
更新履歴 | |
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2017年03月29日 | PHP7.1が追加されました。 |
2016年11月01日 | 一部アプリケーションが簡単インストールから削除されました。 |
2016年09月05日 | MySQLとPHPが複数バージョンに対応しました。 |
2016年07月28日 | オプションのバックアップ機能が強化されました。 |
2016年05月02日 | メールのドメイン認証が追加されました。 |
2015年09月21日 | 大幅な加筆修正を行いました。 |