Bizメール&ウェブ エコノミー はサービスの提供を終了しました。
NTTコミュニケーションズが運営する Bizメール&ウェブ エコノミー (以下Bizメール&ウェブ) では、他社レジストラ&リセラー (以下レジストラ) で管理しているドメインを利用することが可能です。バリュードメイン等のドメイン専門サービスと異なり、Bizメール&ウェブのドメイン更新料は割高です (表参考)。つまり、予算を抑えるのであれば他社管理のドメインを利用することになるでしょう。
利用するドメインは契約時に決定されます。一般的なレンタルサーバーであれば、契約後にドメインを変更できますが、Bizメール&ウェブはマルチドメイン非対応なので、契約時に決定したドメイン以外に変更することができません。契約前に、どのドメインを利用するかしっかりと検討するとよいでしょう。
他社管理のドメインでも全く問題ありませんが、ネームサーバー (DNSサーバー) が提供されないため、ユーザー自身でDNSの設定を変更することになります。ここでは、Bizメール&ウェブで他社のドメインを設定する方法を説明します。
Bizメール&ウェブの特徴の1つに「固定IPアドレス (グローバルIPアドレス)」の付与があります。一般的なレンタルサーバーであれば、ひとつのIPアドレスを複数のサイト (ドメイン) で共有するため、IPアドレスであなたのサイトにアクセスすることはできません。しかし、固定IPアドレスが割り当てられるため、ドメインでなくともWebサイトにアクセス可能です。とは言え、Webサイトを運営するだけならなくても困るものではありません。
もし、SSL対応 (HTTPS対応) とするなら固定IPアドレスは有用です。他社であれば固定IPアドレスは有料オプションですが、Bizメール&ウェブであればSSLサーバー証明書の料金のみで対応できます。もちろん他社で取得した証明書を持ち込むことができます。
話はそれましたが、サーバーのIPアドレスを確認しましょう。
試しにブラウザのURL欄にこのIPアドレスを入力してみましょう。ドメインでなくともあなたのWebサイトへアクセスできることを確認できるはずです。
ここではスタードメインを例に、DNSレコードの編集方法を説明します。レジストラにより操作方法は異なりますが、基本的な設定は全く同じです。
これで「基本的な」設定は完了です。設定に間違いがなければ、しばらくしてBizメール&ウェブのサーバーにアクセスできるようになります。
他にもメールを利用するのであれば「SPF (Sender Policy Framework)」の設定も必要です。設定しなくてもメールを利用できない訳ではありませんが、迷惑メールと判断される可能性があります。SPFを設定することで、正規のサーバーから送信されたメールであることを証明できます。
詳しくは説明しませんが、どのようなレジストラであってもDNSレコードの編集機能は備わっています。設定方法は異なりますが、基本的な手続きに変わりはありません。
バリュードメインはテキストを編集する形式なので、少し敷居が高いかもしれません。
これらの設定で、独自ドメイン (例 example.com) でBizメール&ウェブのレンタルサーバーにアクセスできるようになりますが、少しだけ注意があります。