FC2レンタルサーバーLiteにWordPressを手動でインストールする方法

FC2レンタルサーバーにWordPressを手動でインストールする方法をまとめています。

独自ドメインを利用するなら、以下の手順で作業を行います。

  1. 独自ドメインの設定
  2. ファイルの転送
  3. WordPressインストール

他のレンタルサーバーであればデータベースの設定が必要ですが、FC2レンタルサーバーLiteではデータベースを1つしか利用できません。データベースはアカウント毎に設定済みとなっているため、契約完了メールに記載されているデータベース情報を利用します。

FC2のコントロールパネルには、 簡単インストール機能 があります。特別な設定が不要であれば簡単にWordPressを利用できるので、下記も参考にしてください。

FC2レンタルサーバーLiteにWordPressをインストールする方法 - 簡単インストール機能編

独自ドメインの設定

インストール前に独自ドメインを設定しておく必要があります。ドメインの設定方法は下記を参考にしてください。FC2のサブドメイン (例: example.cocoabrown.netなど) にWordPressをインストールする場合、この作業は不要です。

ここでは、例として独自ドメイン example.com を利用します。

FC2レンタルサーバーLiteで他社管理ドメインを利用する方法

データベース情報の確認

WordPressのインストールに必要なデータベースの情報を確認します。契約時に届いたメールに記載されている、データベースの ホストアドレスデータベース名ユーザー名パスワード が必要です。パスワードは契約時に設定したパスワードです。FC2IDのパスワードではありません。

WordPressのダウンロード

公式サイトからWordPress (Zipファイル) をダウンロードします。

  • WordPress.org
    • https://ja.wordpress.org/

サーバーへ転送する

Zipファイルを展開してから、FTPクライアントでサーバーに配備します。ここではドメインのドキュメントルートではなく、wp ディレクトリ (/public_html/wp) にインストールします。WordPressのインストールディレクトリについては、下記を参考にしてください。

WordPressはどこのディレクトリにインストールするとよいのか?

アップロード後のディレクトリ構造はこのようになります。

FC2のFTPについて

ネットワーク環境にもよりますが、FC2のサーバは海外にあるためFTPの転送速度がそれほど速くありません。WordPressを展開 (解凍) してから送信すると、ファイル数が多いため非常に時間がかかります。PHPなら以下のようなスクリプト (あくまでもサンプルです) をサーバー上で実行すると、ファイルをサーバー側で取得・展開でき効率的です。

$zip = dirname(__FILE__).'/wordpress.zip';
$f = fopen($zip,'w');
$ch = curl_init();
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, "https://ja.wordpress.org/latest-ja.zip");
curl_setopt($ch, CURLOPT_FILE, $f);
curl_exec($ch);
curl_close($ch);
fclose($f);
// 展開 (解凍)
exec("unzip {$zip} 2>&1",$output);

WordPressのインストール作業

  • Webブラウザで http://example.com/wp/ にアクセスします。
  • この画面が表示されたら、「さあ、始めましょう!」 をクリックします。

  • メールに記載されたデータベース情報を入力します。
    • データベース名、ユーザー名、パスワード
  • 「データベースホスト名」は、初期設定の localhost です。
  • テーブル接頭辞 も特別な理由がなければ初期設定の wp_ のままで構いません。
    • テーブル接頭辞については下記も参考にしてください。
  • 「送信」をクリックします。

WordPressインストール時に設定するデータベースのテーブル接頭辞とは?

  • この画面が表示されれば、データベースと正しく接続されたことになります。
  • 「インストール実行」をクリックします。

WordPressのサイト情報と管理者情報を登録します。

サイトのタイトル
Webサイトのタイトルとして表示されます。
ユーザー名・パスワード
管理者アカウントとなります。
ダッシュボード(管理ツール)へのログインに必要な情報なので、忘れないようにメモしておきましょう。
メールアドレス
管理者のメールアドレスです。例えば、自動更新の通知、ブログにコメントがあった時の通知にも利用されます。
検索エンジンでの表示
チェックすると検索エンジンのクローリング対象 となります。テストサイトであったり公開したくない場合はチェックします。ただし、チェックしても完全に検索結果から除外されるわけではありません。

全ての項目は、インストール後にダッシュボードで変更可能です。

間違いがなければ「WordPressをインストール」をクリックします。

インストールが完了しました。「ログイン」をクリックすると、ダッシュボードのログイン画面へ移動します。先ほど設定したユーザー名とパスワードを利用します。

この記事では /public_html/wp にインストールしているため、WordPressを開くためには http://example.com/wp/ にアクセスする必要があります。http://example.com/ でアクセス可能とするためには、下記の記事を参考にWordPressの設定を変更してください。

WordPressはどこのディレクトリにインストールするとよいのか?

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