FC2レンタルサーバーLiteの公式サイトをみると、データセンターは 米国西海岸 にあるようです。
世界トップクラス環境のデータセンター
レンタルサーバーLiteで使用しているサーバーは、多重電源や空調設備が整った 米国西海岸のデータセンター に設置しています。また、日本国内に比べ大地震などの災害リスク対策が整備されており、お客様の大切なデータは世界トップクラス環境で守られています。
それだけでは面白くないので、いつものようにTracerouteで調べてみます。
hostingstock.netで契約しているレンタルサーバーに対して実行しています。
重複したりドメインを取得できないルーターは省いています。
No. | ASN | Domain(IP) | IP |
---|---|---|---|
1 | [AS9370] | - . – . – . - | ( - . – . – . - ) |
4 | [AS9370] | tk crt2-grt1s.bb.sakura.ad.jp | (157.17.130.49) |
5 | [AS2914] | xe-4-0-3.a21. tokyjp 01.jp.ra.gin.ntt.net | (61.120.145.169) |
8 | [AS2914] | ae-8.r20. osakjp 02.jp.bb.gin.ntt.net | (129.250.6.189) |
9 | [AS2914] | ae-6.r20. lsanca 03.us.bb.gin.ntt.net | (129.250.4.38) |
11 | [AS2914] | xe-0-3-0-13.r04. lsanca 03.us.ce.gin.ntt.net | (204.1.253.222) |
13 | [AS40263] | ---.fc2.com | ( - . – . – . - ) |
[ASxxx]はAS番号(Autonomous System number)と呼ばれ、ネットワーク内にある組織の識別名のことです。
さくらインターネット(東京/日本) > NTT(東京/日本) > NTT(大阪/日本) > NTT(ロサンゼルス/カリフォルニア州) > FC2となっているようです。また、ae-6.r20.lsanca03.us.bb.gin.ntt.netの応答時間が100msを超えるので地理的に離れている、つまり海外であることが分かります。
NTTのグローバルIPネットワーク(ネットワークマップ)を見ると、大阪とLos Angelesが接続されています。東京からも接続されいるのに大阪を経由する理由はわかりません。
No. | ASN | Domain(IP) | IP |
---|---|---|---|
1 | [eo光(関西)] | - . – . – . - | ( - . – . – . - ) |
5 | [AS17511] | 203.140.81.209 | (203.140.81.209) |
7 | [AS2516] | obp jbb206.int-gw.kddi.ne.jp | (113.157.227.125) |
8 | [AS2516] | la jbb002.int-gw.kddi.ne.jp | (203.181.100.150) |
9 | [AS2516] | ix-la2.kddnet.ad.jp | (59.128.2.106) |
12 | [AS40263] | ---.fc2.com | ( - . – . – . - ) |
KDDIのルータは、おそらく obp が大阪ビジネスパーク(KDDI大阪ビル)を示すようなので、 la はロサンゼルスだと予想できます。ちなにみ ote が付くルーターは東京の大手町のことだと思います。ケイ・オプティコム(大阪) > KDDI(大阪) > KDDI(ロサンゼルス) > FC2という感じですね。 こちらもlajbb002.int-gw.kddi.ne.jpの応答時間が100msを超えています。
ちなみにAS40263(FC2)はNTTとKDDIのみ接続されているようです。