PHPやHTMLの知識がなくてもPresence BuilderならWebサイトを簡単に作れます

FC2レンタルサーバーに標準装備されている「Presence Builder」は、Webブラウザ上で動作する「ホームページビルダー」のようなものです。Wix、Webnode、Jimdoなどのホームページサービスをイメージしてもよいでしょう。

見た目のまま画像やテキストを編集できるので、HTMLやPHPの知識に自信がない初心者でも簡単にWebサイトを作成できます。

コントロールパネル（Plesk）の付属機能ですが、かなり本格的なものです。

利用する前に

対象ドメインのドキュメントルートに多くのファイルとフォルダが自動生成されます。すでにWebサイトを運用している場合、実行前に既存サイトのバックアップが必要です。

Presence Builderを起動する

• コントロールパネル（Plesk）にログインします。
• 対象ドメインにある「Presence Builderを起動」をクリックします。
  • このドメインのドキュメントルートにサイトデータが出力されます。
• 別ウィンドウでPresence Builderが開きます。

• 「ウェブサイトトピック」を選択します。
  • トピック（カテゴリ）に適したテンプレートが開きます。
• ここでは「ニュースサイト・新聞」を選択します。

非常に多くのカテゴリが用意されています。

サイト情報の入力

• コンテンツに利用される情報を入力します。
  • 後から変更できるため適当で構いません。しかし、公開されることに変わりはないため、不要なデータは空欄にしておきましょう。
• 「サイト作成」をクリックします。

デザインやコンテンツの編集

先ほど入力した内容の反映されたWebサイトが生成されました。

とりあえずデザインを変更してみましょう。

• ツールパレットの「デザイン」を選択します。

• 選択したトピックに関連するテンプレート一覧が表示されます。
• 好みのデザインをクリックしてみましょう。すぐにデザインが更新されます。
• デザインを決めたら「OK」をクリックします。

ヘッダ画像の変更

ヘッダの背景画像を変更してみましょう。

• ツールパレットの「デザイン」を選択します。
• 「色」タブを選択します。
• 「ページエリア」から「ヘッダ」を選択します。
• 「色または画像」をクリックします。
• プレビューまたはフォルダをクリックします。

メモ

必要に応じて背景画像の配置を調整します。

• 背景画像の選択画面が表示されます。
• 「アップロード」をクリックして、好みの画像をアップロードします。

画像の削除

ヘッダの背景画像が変更されました。次に少し邪魔な画像を削除してみましょう。

• 画像を選択します。

• 画像編集用のメニューが表示されるので「削除」をクリックします。
  • 画像を入れ替えることもできます。
• これで画像が削除されます。

テキストの編集

• テキストを選択すると、編集モードに切り替わります。
• そのまま編集でき、スタイルの変更も可能です。

モジュールでカスタマイズ

Presence Builderでは「モジュール」と呼ばれるパーツで、テキストや画像などを自由に挿入できます。

先ほど削除した画像の場所に「Google map」を挿入してみましょう。

• ツールパレットの「モジュール」を選択します。

• 「地図」モジュールを目的の場所に「ドラッグ＆ドロップ」します。
• 地図の位置やサイズを調整して「OK」をクリックします。

完成

• ツールパレットの「公開」をクリックすると即座に公開されます。

イマイチな出来となりましたが、Webサイトを簡単に作成できることが分かったのではないでしょうか。もちろん複数のページ管理に対応しており、本格的なWebサイトも作成できます。

その他の機能

詳しくは説明しませんが、多くの機能が用意されています。

デザインの調整

レイアウト、テキスト（サイズやフォント）、カラー、スタイルなどを細かく設定できます。

ファイル管理

ファイルをアップロードすると管理対象となり、URLが発行されます。コンテンツ内で利用できます。

ページ管理

複数のページからなるWebサイトを作成できます。親子関係にするとメニューが階層化されます。

サイト設定

メタデータ（title、description、keywords）の編集などを行えます。

テンプレートのサンプル集

用意されているテンプレートの一部です。画像が違うだけでレイアウトは重複するものもあります。