スターサーバー #StarServer はサービスの提供を終了しました。
現在は スターサーバー #StarServer として、新しいサービスを提供しています。
リニューアルされたネットオウルのスターサーバーの処理性能を評価してみましょう。 ネットワーク環境を除いたサーバー単体の評価となっており、同一条件として他社との相対的な比較が可能です。 ただし、割り当てサーバーによっては負荷状況が異なるため、この結果が全てのサーバーに当てはまるわけではありません。
WordPressの読み込みに要する時間を測定します。
測定項目は以下の2種類となります。
一度きりの測定では意味がないため、一定期間の継続した測定を行っています。 例えば、訪問者の少ない深夜または早朝に測定すれば、最も良い結果を得ることが可能です。 意図的な悪い結果が必要なら、負荷ピーク時に測定すればよいだけです。 継続した測定であれば誤った結果を導き出すことを防げます。
測定期間は 7日間 とし、6分ごとに測定するため約1,600回となります。
一定期間測定することで、負荷が変動する日中、夜間、深夜の差を確認することもできます。例えば、訪問者が多くなり負荷が高くなる夜間と、負荷の下がる深夜との差が小さければ、負荷に強い安定したサービスであることを推測できます。
サーバー | PHP&DB | |
---|---|---|
測定数 | 1,680 | 1,680 |
平均値 | 2,027ms | 670ms |
中央値 | 1,755ms | 640ms |
標準偏差 | 1,074ms | 119ms |
エラー | 0 (0%) | 0 (0%) |
有効数 | 1,668 | 1,557 |
除外数 | 12 (0.71%) | 123 (7.32%) |
異常値 | 9,421ms | 4,585ms |
棄却値 | 7,266ms | 1,268ms |
変動係数 | 53.0% | 17.7% |
これはスタンダードプランの結果ですが、 旧サービスのミニバードやファイアバードと比較すると数値的にはそれほどかわりません。 ハードウェアは新しいものに更新されたようですが、収容ユーザー数(非公開)も相対的に増えたのか、全体的な性能にそれほど変化はないようです。 異常値を省いてもばらつき(1,074ms)が大きく、処理速度が安定しているとは言えません。
異常値を省いた「PHP&DB」の結果はかなり安定しているように見えますが、無加工(Raw)のデータを確認すると、かなり処理速度がばらついていることが分かります。 棄却検定で省かれたデータの平均値は 4,585ms であり、タイミングによっては処理性能が大きく低下するようです。 ただし、処理速度が落ちてもエラーが発生することはないため、安価な料金を考慮するとそれほど大きな問題ではないと言えます。
平均値だけを他社と比較すれば、かなり優秀な結果となっており、コストパフォーマンスの高いサービスと言えます。 しかし、予算があるならエックスサーバー などのより安定した上位サービスを検討してもよいでしょう。 コントロールパネルの使い勝手が良いため、とりあえずレンタルサーバーを使ってみたいという初心者におすすめです。
スターサーバー | |
---|---|
測定数 | 1,680 |
エラー | 0 (0%) |
PHP&DB 1st | 346ms (429) |
PHP&DB 2nd-10th | 63ms (105) |
サーバー 1st | 1434ms(524) |
サーバー 2nd-10th | 66ms (41) |
有効数 | 1,669 |
除外数 | 11 (0.65%) |
この測定は10回連続で実施していますが、測定結果を詳細に確認すると、2回目以降が高速化されていることが分かります。 測定プログラムはできるだけキャッシュの影響を受けないようにしていますが、これだけ高速化されていることを考慮すると、 FastCGIや何かしらのキャッシュ機能が有効になっていることが分かります。 サイト運営者が意識する必要はありませんが、アクセスの多いサイトには特に有効です。