バリューサーバーにはWordPressやMovable Type Open Sourceを簡単に利用するための CMSインストール 機能が用意されています。手動でインストールする理由がなければ、この機能を利用しましょう。
ただし、他のレンタルサーバーのようにデータベースを自動的に生成することはありません。予めWordPress用のデータベースを作成しておく必要があり、初心者には少しだけ敷居が高いかもしれません。それでもマニュアル通りに操作すれば難しいことではありません。このページでは、少し躓きそうな部分を中心に説明します。
基本的には、バリューサーバーが用意するマニュアルを参考にしてください。
コントロールパネルの操作をすると、 反映には3分程度かかります と表示されます。これはバリュードメインがユーザーの処理をある程度まとめて実行しているからだと思いますが、すぐに反映されないからといって何度も同じ操作を行わないようにしましょう。
WordPressのインストールはコントロールパネルから実行できます。バリューサーバーのコントロールパネルへのアクセス方法は2通りです。
バリューサーバーのコントロールパネルです。WordPressのインストールは、 データベース と CMSインストール を利用します。独自ドメインを利用する場合は、ドメインの利用の ドメインウェブの設定 の操作も必要となります。
他のレンタルサーバーと異なり、データベースを自動的に生成しないので、予め作成しておく必要があります。
ここで入力した情報は、 後で必要となるのでメモ しておきましょう。
独自ドメインを利用する場合は、WordPressをインストールする前にドメインの設定が必要です。とりあえず基本ドメイン(---.---.valueserver.jp)で試してから、独自ドメインに移行することもできますが、ファイルやデータベースの操作が必要になったりと少し面倒です。
バリュードサーバーのマルチドメイン機能は比較的柔軟に設定できます。例えば 1 のように、基本ドメイン用のディレクトリで公開していても、後から独自ドメイン(例:example.com)のアクセス先に変更することもできます。共存も可能なので、両方のURLから同じディレクトリにアクセスすることも可能です。
予め独自ドメインを登録しておけば、 2 のように独自ドメイン(例:example.com)用のディレクトリが生成されるので、そこにWordPressをインストールすることで、独自ドメイン毎のWordPressを用意することも簡単です。
複数のドメインでWordPressを利用するつもりであれば、予めドメインを登録しておくとよいでしょう。詳しくはバリューサーバーのマニュアルをご覧ください。
こちらも参考になります。
他社のドメインでバリューサーバーのレンタルサーバーを利用する
ここでは、基本ドメインと独自ドメインでどのようにインストール方法が変化するかを説明します。
特に難しくはなく、インストールしたいディレクトリを間違いなく指定するだけです。複数のWordPressをインストールする場合、うっかり同じディレクトリを指定すると上書きされるので注意が必要です。
インストール をクリックすると、すぐにインストールが完了します。なぜか3.9.1となってしまいましたが、インストール後にアップデートされるので問題ありません。
ここからは一般的なWordPressの設定となります。まずWordPressの設定プログラムを実行させるために、ここでの例なら、 http://example.s7.valueserver.jp/wordpress/ にアクセスします。
または、コントロールパネルのCMSインストールを開き、WordPressのパスにインストール先を入力して 開く をクリックすると、WordPressの設定画面が開きます。分かりやすいとはいえないので、URLを直接開くほうが良いと思います。
さあ、始めましょう! をクリックします。
序盤で作成したデータベースの情報を入力します。データベース名とユーザ名は兼用なので、同じ名前を入力します。データベースのホストとテーブル接頭辞は変更する必要はありません。
テーブル接頭辞については、以下のページを参照してください。
さくらインターネットのレンタルサーバーにWordPressをインストールする
ここに入力した内容は、ログイン後に変更することができるので深く悩む必要はありません。それでもユーザー名とパスワードはセキュリティを考慮して、長めのものにしましょう。
WordPressをインストール をクリックします。
お疲れ様でした!
後は ログイン をクリックして、WordPressの管理ツールにアクセスして設定を行います。