GMOデジロックが運営する各レンタルサーバーが ドメイン認証SSL証明書 の取り扱いを開始しました。
これまでもSNI (Server Name Indication) に対応していたため証明書自体の設定は可能でした。しかし、証明書そのものを取り扱っていなかったため、他社で取得した証明書を使うしかありませんでした。今回の証明書提供により、サーバーから証明書まで一括して管理可能となります。
従来の証明書との大きな違いは 固定IPアドレスが不要 となることです。これまでは証明書を利用するために固定IPアドレスのオプション契約が必要であり、余計な費用がかかっていました。ドメイン認証タイプであれば、証明書の料金のみでWebサイトをSSL対応 (https対応) とすることができます。さらに従来のIPアドレスベースの証明書より非常に安価です。
ドメイン認証SSL証明書としてグローバルサインとアルファSSLの2種類が用意されます。大きな違いは、 他社で利用できるかどうか です。アルファSSLは非常に安価ですが、他社では利用できません。
SSLの種類 | グローバルサイン | アルファSSL |
---|---|---|
独自ドメイン | ○ | ○ |
暗号化強度 | 128 bit ~ 256 bit | 128 bit ~ 256 bit |
認証ドメイン数 | 1 個 | 1 個 |
独自IPアドレス | ○ | × |
SNI | ○ | ○ |
認証タイプ | ドメイン認証 | ドメイン認証 |
価格/年※ | 18,000(19,440)円 | 1,200(1,296)円 |
月換算 | 1,500(1,620)円 | 100(108)円 |
他社サービスでの利用 | ○ | × (*1) |
IPアドレス方式と異なる点はブラウザの互換性です。SNIという仕組みが新しいため、古いブラウザでは対応していません。もし、フィーチャーフォンや古いOSからのアクセスを受け付ける必要があれば、SNIを利用しない方が良いでしょう。互換性は以下の通りです。
カテゴリ | ブラウザ |
---|---|
PC | IE 7以降(Windows Vista 以降) |
Firefox 2.0 以降 | |
Opera 8.0 以降 | |
Chrome(Windows Vista/Windows XP 上のChrome6 以降、OS X 10.5.7上のChrome v5.0.342.1 以降) | |
Safari 2.1 以降(OS X 10.5.6/Windows Vista 以降) | |
iOS | Safari 3.0 以降 |
Android | Android 3.0 以降 |
フィーチャーフォン | 未対応 |