FC2レンタルサーバーにWordPressを手動でインストールする方法

この記事の内容は古いため現状と異なる可能性があります。新しい記事も参考にしてください。

FC2レンタルサーバーにWordPressをインストールする方法をまとめています。ここの説明では、コントロールパネルのインストール機能を利用せずに、全ての作業を 手動 で行います。

独自ドメインの利用が前提であれば、以下の作業が必要となります。

  1. 独自ドメインの設定
  2. データベースの設定
  3. ファイルの転送
  4. WordPressのインストール

独自ドメインの設定

example.com ような独自ドメインを利用する場合、予め登録しておく必要があります。ドメインの登録方法は下記を参考にしてください。初期ドメイン (例: example.fc2rs.com) にWordPressをインストールする場合、この作業は不要です。ここでは、独自ドメインを example.com、対応するドキュメントルート (公開ディレクトリ) を /httpdocs として説明します。

FC2レンタルサーバーで他社管理の独自ドメインを利用する方法

データベースの設定

WordPress用のMySQLデータベースを作成します。

  • PLESK (コントロールパネル) にログインします。
  • WordPressをインストールするドメイン (example.com) の ホスティングを管理 をクリックします。

  • ウェブサイトとドメイン タブをクリックします。
  • データベース をクリックします。

データベースを作成します。

  • 新しいデータベースを追加する をクリックします。
    • データベースの設定を入力または選択します。
      • データベース名は ログイン名_任意の文字列 となります。(例: hostingstock_wp)
      • タイプは MySQL を選択します。データベースサーバは自動的に選択されます。

次に作成したデータベースにデータベースユーザーを追加します。ユーザーを追加しなければ、データベースにアクセスすることはできません。

  • 新しいデータベースユーザを追加する をクリックします。
    • データベースユーザの設定を入力します。
      • データベースユーザ名は ログイン名(先頭から5文字)_任意の文字列 となります。(例: hosti_wpuser)

これでデータベースの準備が終わりました。

データベース名、 データベースユーザー名、パスワードはWordPressのインストールに必要なので、メモをとっておきましょう。

WordPressのダウンロード

公式サイトからWordPress (Zipファイル) をダウンロードします。

  • WordPress.org
    • https://ja.wordpress.org/

サーバーへ転送する

ダウンロードしたZipファイルを展開 (解凍) してから、FTPクライアント等でサーバーに配備します。

インストールディレクトリは慎重に設定してください。後からでも修正できますが、データベースの操作が必要であったり、初心者でなくとも面倒です。この説明ではドキュメントルート (公開ディレクトリ) ではなく、/wp ディレクトリ ( /httpdocs/wp ) にインストールします。Zipファイルを展開すると wordpress という名称のフォルダが生成されるため、wp に変更します。

WordPressのインストールディレクトリについては、下記を参考にしてください。もし、ドキュメントルート内にWordPress以外のファイルを一切置かないのであれば、/httpdocs をインストールディレクトリにしても問題ありません。

WordPressはどこのディレクトリにインストールするとよいのか?

アップロード後のディレクトリ構造はこのようになります。

インストールディレクトリ名
ここでは wp としていますが、好みや必要に応じて変更してください。

WordPressファイルのアップロードについて

ネットワーク環境にもよりますが、WordPressを展開 (解凍) してから転送すると、ファイル数が非常に多いため転送時間が長くなります。PHPなら以下のようなスクリプトをサーバー上で実行すると、ファイルをサーバー側で取得・展開でき時間の節約になります。

// サンプルです
$zip =  __DIR__ .'/wordpress.zip';
$f = fopen($zip,'w');
$ch = curl_init();
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, 'https://ja.wordpress.org/latest-ja.zip');
curl_setopt($ch, CURLOPT_FILE, $f);
curl_exec($ch);
curl_close($ch);
fclose($f);
// 解凍
exec("unzip {$zip} 2>&1",$output);

WordPressのインストール作業

ここからの作業はFC2レンタルサーバーとは関係なく、一般的なWordPressのインストール作業となります。

  • Webブラウザで http://example.com/wp/ にアクセスします。
    • もし インストールフォルダ = /httpdocs とした場合、 http://example.com/ にアクセスします。
  • この画面が表示されたら、さあ、始めましょう! をクリックします。

  • データベースの設定 で登録した情報を入力します。
    • データベース名、データベースユーザー名、パスワード
    • データベースのホスト名は初期設定の localhost となります。
  • テーブル接頭辞 は特別な理由がなければ初期設定の wp_ のままで構いません。
    • テーブル接頭辞については下記を参考にしてください。
  • 送信 をクリックします。

WordPressインストール時に設定するデータベースのテーブル接頭辞とは?

  • この画面が表示されれば、データベースと正しく接続されたことになります。
  • インストール実行 をクリックします。

WordPressのサイト情報と管理者アカウントを登録します。

サイトのタイトル
Webサイトのタイトルとして表示されます。
ユーザー名・パスワード
管理者アカウントとなります。
ダッシュボード(管理ツール)へのログインに必要な情報なので、忘れないようにメモしておきましょう。
メールアドレス
管理者のメールアドレスです。例えば、自動更新の通知、ブログにコメントがあった時の通知にも利用されます。
検索エンジンでの表示
チェックすると検索エンジンのクローリング対象 となります。テストサイトであったり公開したくない場合はチェックします。ただし、チェックしても完全に検索結果から除外されるわけではありません。

全ての項目は、インストール後にダッシュボードで変更可能です。

間違いがなければ WordPressをインストール をクリックします。

インストールが完了しました。ログイン をクリックすると、ダッシュボードのログイン画面へ移動します。先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。

この記事では /example.com/wp にインストールしているため、WordPressを開くためには http://example.com/wp/ にアクセスする必要があります。http://example.com/ でアクセス可能とするためには、下記の記事を参考にWordPressの設定を変更してください。

WordPressはどこのディレクトリにインストールするとよいのか?

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