レンタルサーバーを選ぶときに、ファイル転送性能を気にする人はほとんどいません。 特にWordPress等のCMSでWebサイトを運営するなら、FTP等の利用頻度は低く、たまに利用するだけなら気にする必要もありません。
しかし、独自Webサイトの開発など、頻繁にファイルを更新する用途であれば、ファイル転送性能も重要な検討項目です。レンタルサーバーを選ぶときの絶対的な条件ではありませんが、あらかじめ確認しておけば後悔することもないでしょう。
アップロードとダウンロードに要する時間を測定します。
レンタルサーバーがこれ以上の同時接続を許可していて、FTPクライアントも並列転送に対応していれば、この結果より早く転送できることになります。
測定期間は 7日間 とし、6分ごとの測定で約1,600回となります。
一度きりの測定では全く意味がないため、一定期間の継続した測定を行っています。 継続測定により、ネットワークやサーバーの負荷が変動する日中、夜間、深夜の差を確認することもできます。 いつでも安定していれば、ネットワーク性能が優秀であることを推測できます。
ドメインキングが採用するデータセンターですが、いまいち所在地がはっきりとしません。あくまでも推測ですが「静岡県焼津市」にあるTOKAIコミュニケーションズの「Broad Center」と呼ばれるデータセンターで運用されているようです。もしくは、関東圏内のどこかといったところです。
経路図は測定元からデータセンターまでのネットワークを示しており、経由するIX(インターネットエクスチェンジ)等を含みます。
アップロード | ダウンロード | |
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有効測定数 | 1,647 | 1,645 |
棄却検定除外 | 32 | 34 |
棄却検定閾値 (ミリ秒) | 2060 | 2262 |
エラー | 0 | 0 |
中央値 (ミリ秒) | 1615 | 1622 |
平均値 (ミリ秒) | 1636 | 1659 |
標準偏差 (ミリ秒) | 88 | 126 |
測定方法が全く異なるため前回の結果とは比較できません。 単純に数値だけを比較すれば、ファイル数とファイルサイズも増えているにも関わらず、アップロード性能は向上しています。 そして、ダウンロード速度は大幅に低下しています。 それだけFTPクライアントの実装方法により差が出るということなのでしょう。
とは言え、前回と同様にアップロード、ダウンロードともに、エラーもなく安定しています。 夜間帯に少し転送速度が低下する傾向にありますが、気にするほどではありません。
アップロード | ダウンロード | |
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中央値 (ミリ秒) | 1616 | 1625 |
平均値 (ミリ秒) | 1651 | 1678 |
標準偏差 (ミリ秒) | 165 | 193 |